
中国輸入でよく利用される「アリババ」。
ネットショップやメルカリの仕入れでも人気です。
今回はアリババは個人の仕入れに使えるのか?日本語は対応しているのか?など気になる点をまとめてみます。
アリババを仕入れに使おうと考えている人は、是非参考にしてください。
目次
1,アリババの特徴
2,個人でも仕入れは可能?
3,アリババ系列のECサイトもオススメ
4,アリババで仕入れを行うデメリット
5,アリババ仕入れの評判、口コミ
6,その他のオススメの仕入れサイト
7,まとめ
1,アリババの特徴
アリババは、BtoB(Business to Business:企業間取引)を運営する世界最大級の卸・仕入れサイト。
1999年にジャック・マー氏が創業した中国の企業、「アリババグループ」が運営を行っています。
主に中国製の安価な商品を販売しており、中国のショップでもアリババを利用しているお店は非常に多いです。
アリババグループは卸サイトやショッピングモールなど、たくさんのサイトを運営しており、低価格で商品販売を行っています。
・アリババ公式サイト(中国版)
▶仕入れの難易度 ★★★★(かなり難しい)
・アリババ公式サイト(国際版)
▶仕入れの難易度 ★★(難しくない)
・AliExpress
▶仕入れの難易度 ★(簡単)
・タオバオ(淘宝網)
▶仕入れの難易度 ★★★(少し難しい)
・テンマオ(天猫)
▶仕入れの難易度 ★★★(少し難しい)
BtoBの卸サイトとして運営しているのは、「アリババ公式サイト(中国版)」「アリババ公式サイト(国際版)」だけです。
「AliExpress」「タオバオ」「テンマオ」は普通のECサイトなので、一般の方でも購入が可能です。
ECサイトでも十分安いので、これらを仕入れサイトとして使う方も多くいらっしゃいます。
アリババの特徴1:とにかく価格が安い!
アリババは中国製品を流通業者なしで仕入れられるため、とにかく価格が安いです。
日本で販売されている中国製品は、基本的に流通業者が間に数社入っているため、価格が上がっています。
アリババを利用すれば、中国企業から直接商品を安く仕入れる事ができます。
アリババの特徴2:大ロットで仕入れられる!
アリババでは工場から直接仕入れられるので、大ロットでの仕入れにも対応しています。
欠品する心配が少ないし、大ロットであれば商品単価もかなり抑えられます。
OEMなどにも対応しており、商品が欠品すれば発注することも可能です。
アリババの特徴3:交渉で値下げができる!
アリババは卸サイトなので、価格やロット数の交渉が可能です。
「○○(商品数)仕入れるから、価格を○○(価格)まで落としてくれ。」
こういった交渉での交渉できます。
2,個人でも仕入れは可能?
アリババは個人で仕入れに使うことも可能です。
会員登録をすれば誰でも商品が購入できます。
ちなみにアリババには「中国版アリババ」と「国際版アリババ」の2つのサイトが存在します。
・日本語にも対応
・登録の際は英語、もしくは中国語
・代行業者なしでも仕入れられる
・中国版に比べ価格が割高、商品数も少なめ
・仕入れの難易度 ★★(難しくない)
・アリババ公式サイト(国際版)
中国版アリババのほうが、基本的に商品の価格が安く仕入れには向いています。
しかし表記などが全て中国語で、さらに中国の口座が必要なので、代行業者を雇って仕入れを行う必要が出てきます。
反対に国際版のアリババは、仕入れ価格は上がるものの、日本語表記もされており個人の方でも簡単に仕入れられるようになっています。
3,アリババ系列のECサイトもオススメ
アリババでは、販売を目的に仕入れを行う「BtoB」の卸サイトだけでなく、一般ユーザーに販売する普通のショッピングモールも運営しています。
このショッピングモールで販売しているアイテムも十分安いので、そちらを仕入れに使う方も日本には多くいらっしゃいます。
AliExpress(中国総合仕入れサイト)
・国外向けのECサイト
・日本語表記対応
・初心者にも優しい
・価格はやや高め
・仕入れの難易度 ★(簡単)
AliExpress(アリエクスプレス)は、中国の国外向けのECサイトです。
中国から海外に向けて作られているため、日本語に翻訳されていたり、クレジットカードも普通に使えるので、個人でも安心して購入できます。
アリババグループが運営しているサイトの中でも、一番使いやすいので中国仕入れ初心者の方にはオススメです。
商品数が多いので、手に入れたいアイテムが見つかります。
価格はアリババに比べるとやや割高。
「国内通販のように手っ取り早く購入…とはいきません。支払い手段や関税対象品目など下調べは必要です。
たしかに警戒(?)してか、安価で小さいものしか購入しませんけど…同一商品が国内通販よりも安く、ここだけでしか売っていない物があるのも魅力です。」
出典:https://www.shopre.jp/shopre/shop/show/4430
「Aliexpressで20点以上の買い物をしてますが買って良いお得感ある商品と絶対に買ってはいけない商品があります。
英語に自信のない方はお勧め出来ません。」
出典:https://www.shopre.jp/shopre/shop/show/4430
タオバオ(中国総合型ECサイト)
・中国の国内向けのECサイト
・中国語
・お宝アイテムに出会える
・商品クオリティは低め
・価格帯が安い
・仕入れの難易度 ★★★(少し難しい)
「タオバオ」は中国の一般消費者が使うECサイト。
仕入れサイトではなくECサイトですが、価格は日本の仕入れサイト以上に安く販売されています。
イメージとしては個人間のフリーマーケットのような感じ。
タオバオは「お宝探し」という意味合いがあり、まさにその通りで、個人間で安く商品を売買できるサイトです。
個人での売買なので、誰でも出品できる反面、偽物なども多くトラブルにも繋がりやすいです。
グーグルクロームでの翻訳機能などを使えば仕入れることは可能かもしれません。
しかしトラブル時に対処できなかったり、質問や問い合わせなども難しいです。
「メインの仕入れ先はアリババ一択なんだが、タオバオでは小ロットで購入が可能だし、アリババにない商品がタオバオにあることが多いんだ。」
出典:https://twitter.com/
「タオバオで仕入れしたワンピースやっと届いた
あと2個の荷物大阪の空港で3日もストップ
早く届きますように。」
出典:https://twitter.com/
テンマオ(天猫)
・中国の国内向けのECサイト
・中国語
・偽物が少なく商品クオリティも高め
・価格帯が高め
・仕入れの難易度 ★★★(少し難しい)
「テンマオ(天猫)」は出店審査が厳しく、ある程度名のある企業やブランドでないと出品できません。
イメージとしては日本で言う「百貨店」のような感じ。
大きな企業しか商品を販売していないので、偽物も少なく安心して購入できるのが特徴の一つです。
お宝探しなどはできませんが、タオバオに比べるとトラブルも起きにくいです。
ただし価格帯はやや高めに設定されています。
こちらも中国語表記なので、中国語が全くできないと苦戦します。
4,アリババで仕入れを行うデメリット
アリババは安価で仕入れられる一方で、いつくかのデメリットもあるので注意しましょう。
・中国語で使いづらい
・トラブルが多い
・商品のクオリティが低い
・送料や関税がかかる
・当たり外れがある
デメリット1,中国語で使いづらい
アリババの国際版であれば、日本語表記にも対応しており中国語ができなくても利用できます。
しかし商品数が多く安く仕入れられるのは、アリババの中国版サイトです。
こちらは中国語表記なので、代行業者を雇うのが一般的です。
デメリット2,トラブルが多い
アリババだけに限らず、中国企業と取引するとトラブルが絶えません。
日本人とは感覚が違い、こっちが不良品だと思っても、あちらからしたら良品と判断する場合もあります。
商品数を間違えて送ってきたり、商品のサイズ感がバラバラ(表記と異なる)、不良品を送ってくる、などは普通に起こります。
デメリット3,商品のクオリティが低い
アリババの商品は、日本ほどクオリティが高く有りません。
中国製品を取り扱ったことがあれば分かると思いますが、縫製がむちゃくちゃであったり、平気で破れている商品などを送ってきます。
当たり前ですが、中国輸入の場合は全ての商品に検品が必要です。
デメリット4,送料や関税がかかる
アリババで商品を仕入れると、海外からの配送になるので送料や関税が掛かります。
ロット数が多ければ問題ないですが、ロット数が少ない場合は単価が高くなり、中国仕入れの旨味がなくなってしまいます。
デメリット4,当たり外れがある
日本でも同じですが、アリババで商品を仕入れる場合は、ショップにより当たり外れがあります。
日本の企業に比べると、当たり外れの「差」が激しいイメージです。
日本企業以上に丁寧に取引する企業もあれば、商品を送ってこなかったり、平気でメールなどを無視する企業も存在します。
仕入れを行う時は、事前にショップの評価をチェックしておきましょう。
5,アリババ仕入れの評判、口コミ
続いては、アリババで仕入れを行った人の評判、口コミなどを見ていきましょう。
「アリババの特にアパレルは写真と違うものがよく届く」
出典:https://twitter.com/
「アリババでは日本語が片言どころか、全く不自由なく
書いたり読んだりできる人が多いので、取引を行う上では
問題はありません。」
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11248489231
アリババドットコムを通じて、メールで中国のメーカーに製品問い合わせをした。なんとレスポンスの早いことか!1時間以内に返事が来てやり取りできた。日本のメーカーでは考えにくい。すごいよ。そりゃ、強くなっていくよ。
出典:https://twitter.com/
アリババなど中国輸入をして販売まずは小ロット仕入れにしないと危険ですね。臭かったり、サイズが滅茶苦茶だったり、糸がほつれまくっていたり、信頼できる事を確認してからじゃないと本当に危険です。
出典:https://twitter.com/
新商品の仕入れ工場を確定するためにアリババの工場10社くらいに確認してます。
よくアリババとタオバオどっちで仕入れればいいですか?って聞かれますが、アリババ一択です。
理由は
・OEM出来るから
・業者の場合同じものでも仕様が違うもの送られるから
アリババの工場で仕入れましょう。
出典:https://twitter.com/
特に価格面で非常に魅力的ですので一度挑戦してみるのも面白いと思います。
ちなみに私が買った約20ドルのものは日本のアマゾンや楽天だと8980円
3ドルのものも3980円で売っていました。
出典:https://www.kawai-smec.com/1069
最近アリババで仕入れを始めたのですが、商品が偽物だったようで、税関で没収されてしまいました。
取引先に返金要求したのですが、断られました。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1262221307
アリババの仕入れは安く仕入れられる一方で、不良品や商品が届かないなどのトラブルも多く起こります。
そういったトラブルに対応できるのであれば問題ないですが、対応出来ない場合は代理業者を使ったり、中国語ができるスタッフが必要となります。
語学力や人脈などがない個人の方が仕入れを行う場合は、アリババの中国語サイトはやや難易度が高いです。
6,その他のおすすめ仕入れサイト
アリババは安い商品も多いですが、トラブルも多く個人で仕入れに使うには少し大変です。
まずは日本で使える仕入れサイトを利用するのがオススメ。
・
(無料で使えるようになった、国内最大級の人気仕入れサイト!)
・グッズステーション

(レアな輸入雑貨が仕入れられる)
・卸の達人

(テレビやネットで話題の雑貨)
・NETSEA

(定番の人気の総合型仕入れサイト)
・TOPWHOLE
(有料の韓国系アパレル仕入れサイト)
オススメ仕入れサイト1:スーパーデリバリー
・最近無料化が始まった!
・商品数は仕入れサイトの中でもトップクラスに多い
・総合型でオールジャンル仕入れられる
スーパーデリバリーは取扱商品数62万点、1,100社以上のメーカーから仕入れができる、国内最大級の卸サイトです。
取り扱い商品数や、仕入れられるジャンルが多いためオススメです。
もともとは有料会員制となっていましたが、最近になり完全無料で使えるようになりました。
かなり使える仕入れサイトなので、すぐにでも登録すべきです。
オススメ仕入れサイト2:グッズステーション
・完全無料、副業の方でも利用できる
・輸入雑貨商品に強い!
・アマゾンで商品登録を行ってくれる!
「グッズステーション」は、輸入雑貨の仕入れサイトです。
レアな商品が多く、雑貨から生活用品まで様々な商品が仕入れられます。
副業の方歓迎の仕入れサイトで、審査などが無く個人でも使えるのが嬉しい。
【関連記事】・グッズステーションの評判&口コミ。個人でも使えるのか解説!
オススメ仕入れサイト3:ネッシー
・年会費無料
・個人事業主、開業前でも使える!
・商品数が多く、ほとんどのジャンルのアイテムが仕入れられる
ネットショッピングを運営するなら、「ネッシー」での仕入れをオススメします。
業界最大手で、ジャンルを問わず様々な商品を仕入れることが可能です。
費用は一切掛からず、開業前でも使えるのが嬉しいですね。
無料会員登録すれば、商品の仕入れ価格が見れるようになります。
オススメ仕入れサイト4:卸の達人
・無料登録で使える
・美容、雑貨、健康系の商材が強い!
「卸の達人」とは、「美容」「雑貨」「健康系」の商材を取り扱う仕入れサイトです。
テレビやネットで話題の商品を始め、他の仕入れサイトでは手に入らない商品を仕入れる事が可能です。
話題性のある商材は、早く取り扱えば、ネット上で一気に売上を伸ばせます。
そういった「バカ売れ」する可能性を秘めた商品を、卸の達人では見つけられます!
オススメ仕入れサイト5:TOPWHOLE(トップホール)
・月額3,300円
・アパレル系の仕入れサイト
・仕入先の差別化ができる
「トップホール」は、ファッション専門の仕入れサイト。
ワンピース、トップス、パンツ、アクセサリーや韓国ファッションなどのトレンドアイテムをはじめ、プチプラ系ファッションが多く揃えられています。
まだ新しいサイトですが、今後伸びる可能性が高いので個人的にチェックしています。
有料の仕入れサイトですが、使っている企業も少なく、仕入れの差別化ができます。
7,まとめ
以上です。
今回は中国大手卸サイト、「アリババ」での仕入れについて解説しました。
アリババは安いものが多く、仕入れには向いています。
しかし言語の壁やトラブルなども多いので、ある程度仕入れになれた人や、中国語ができた方がいいと思います。
もちろん代行業者を雇うのも良いですが、無駄にお金がかかるので、最初は日本の仕入れサイトを使うのがオススメです。
ある程度規模が大きくなり、日本の仕入れサイトで満足できなくなった場合は、アリババなどを利用していくのが良いと思います。
日本の仕入れサイトも知られていないだけで、実際には本当にたくさんあるので、下記の記事からチェックしてみてくださいね。