今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・auPAYマーケットなどの複数出店サービスに便利な、「クロスマ」についてご紹介します。
クロスマでは出店作業だけでなく、在庫、受注、商品、売上管理など、全て一元化することができます。
1,クロスマとは?
クロスマ(Crossma)とは、ネットショップを複数運営するときに便利な、モールの一元化サービスです。
複数モール運営に必要な作業をほぼ自動で完結させるシステムで、業界初のオールインワンシステムとなっています。
主に提携しているモールは以下の4箇所となります。
・Amazon
・楽天市場
・Yahoo!ショッピング
・auPAYマーケット
クロスマでは「Amazon」をメインモールとし、楽天市場やYahooショッピング、auPayマーケットなどとの連携を行います。
あくまでも「Amazon」に出店していることが前提となっています。
出品作業や在庫の連動なども、Amazonからスタートし各種モールへと反映させていく形となります。
2,クロスマで出来ること、機能一覧
クロスマで出来るのは以下のような事です。
一つずつ見ていきましょう。
・出品作業の効率化
・在庫の連動
・価格設定の連動
・メールの自動化
・ストア構築の代行
・売上管理
機能1:出品作業の効率化
クロスマを利用すれば、商品出品はAmazonでの出品だけでOKとなります。
最初にAmazonに商品さえ行えば、Amazonより商品データをワンクリックで取得し、ワンクリックで各モールへの出品が可能となります。
モールごとに商品登録を行わなくて済むため、時間短縮や人件費の削減にも繋がります。
機能2:在庫の連動
クロスマでは各モールの在庫連動を、24時間体制ですべて自動で行ってくれます。
10〜20分間隔で在庫数を自動調整できるようになるため、商品が売れても手動でわざわざ在庫をあわせる必要がなくなります。
在庫切れによる注文のキャンセルであったり、販売機会の損失などを防ぐ事ができます。
機能3:価格設定の連動
例えば「仕入れ値の変更で価格を変えたい時」「セールで価格を変更したい時」こんなときでも、クロスマを使っていれば、Amazonの価格を変更するだけで、全モールの価格に反映させることができます。
ネットショップではセールなどは頻繁に行うため、複数店舗を運営していると、価格設定を変更するだけでも時間を要します。
機能4:メールの自動化
クロスマでは受注メールや発送メールの自動化が行えます。
普通は注文が入ったら、手作業で「受注メール」を送り、その後出荷後に「発送完了メール」を送ります。
しかしクロスマでは、受注メール、発送完了メール、キャンセルメールをテンプレート化し、メールの配信を自動化させています。
FBA(アマゾンの倉庫サービス)や、ヤマトフルフィルメント(ヤマト宅配分の倉庫サービス)を利用している場合は、すべて自動で処理してくれます。
「注文⇒受注メールの送信⇒発送⇒発送完了メール」
この一覧の作業が全て自動となります。
(※自社配送商品に関しては、受注案内メールは自動化されますが、発送完了メール&発送はご自身で作業する必要があります。)
機能5:ストア構築の代行
クロスマではストア構築の代行であったり、初期設定や開店審査までのサポートなども行っています。
テンプレートを利用したストアデザインを16,500円で作成してくれます。
トップページってHTMLの知識が必要だったりと、意外と作るのが大変なので、これからモールの出店を増やしたい方には是非オススメ。
テンプレートではなく拘りのあるストアデザインを希望の場合は、別途料金を支払うことで作成してもらえます。
機能6:売上の管理
クロスマでは売れた商品データを管理することができます。
日にちごとの売上だけでなく、仕入れ値を入れることで利益率などを見ることもできます。
3,料金体制について
(※上記画像は税抜価格となります。)
続いては、クロスマの料金体制について見ていきましょう。
クロスマでかかる費用は、基本的には月額手数料の14,800円(税抜)のみ。
税込価格で16,280円です。
ただし初期費用は「アマゾン+その他の1モール」であれば無料ですが、アマゾン以外のモールが2つ以上だと初期費用が掛かります。
初期費用0円/月額手数料16,280円
初期費用16,500円/月額手数料16,280円
初期費用33,000円/月額手数料16,280円
このような料金設定となります。
下記は例となります。
▶アマゾン+楽天市場1店舗の場合
初期費用0円/月額手数料16,280円
▶アマゾン+楽天市場+Yahooの場合
初期費用16,500円/月額手数料16,280円
▶アマゾン+楽天市場+Yahoo+auPAYの場合
初期費用33,000円/月額手数料16,280円
▶アマゾン+楽天市場2店舗の場合
初期費用16,500円/月額手数料16,280円
ただしアマゾンのアカウントを2つ以上利用する場合は、アマゾンのアカウントごとにクロスマとの契約が必要となります。
▶アマゾン2アカウント+楽天市場の場合
初期費用0円/月額手数料32,560円(クロスマ2アカウント分)
2,クロスマのメリット
・料金が安い
・併売ができる
・モールへの出店作業が簡単になる
・複数モール運営が楽になる
・FBAを使っていれば自動化できる
メリット1:料金が安い
クロスマは他のサービスと比べても、料金が大変リーズナブルに設定されています。
僕もネットショップを運営していましたが、在庫管理&連動だけでも、複数モール運営だと毎月2万円くらいは支払っていました。
さらに受注管理も毎月2万円近く支払っていたので、合計すると最低でも4万円は支払っていました。
こういったシステムがオールインワンになっており、月額16,280円で使えるのは非常にリーズナブルです。
メリット2:併売ができる
クロスマを利用すれば、他店舗へと併売が可能となります。
基本的に併売を行うには、「在庫連動システム」「商品管理システム」が必須となります。
これらは別々に契約する必要がありますが、クロスマではオールインワンで利用できます。
メリット3:モールへの出店作業が簡単になる
クロスマではモールの出店代行も行っているため、これから「楽天市場」「Yahooショッピング」「auPAYマーケット」への出店であれば、出店作業が楽になります。
トップページの作成や出店サポートはもちろんですが、商品登録も全て自動で行えるのは、数百万円規模の価値があると思います。
メリット4:複数モール運営が楽になる
アマゾンを主軸として商品の価格を変えたり、商品ページを作成できると、複数モールの運営が非常に楽になります。
僕は1店舗あたり一人担当者をつけており、担当者の作業はほとんどが、商品登録であったりセールへの対応でした。
クロスマを使えば全て補えるとは言えませんが、一人で複数店舗運営も可能になると思います。
2,クロスマのデメリット
・対応モールが少なめ
・費用がかかる
デメリット1:対応モールが少なめ
クロスマで対応しているモールは、現在のところ、Amazonを含めた4モールのみ。
これらは国内ネット通販では主要モールとなっていますが、他にも小さなモールはいくつかあります。
今の所、それらには対応していません。
自社ショッピングカートにも対応していません。
今後提携モール数を増やしていくようなので期待しましょう。
デメリット2:費用がかかる
クロスマは月々16,280円の費用が掛かります。
費用対効果を考えれば激安なのは間違いありませんが、それでも毎月費用がかかるのはデメリットです。
特に毎月の売上が100万円以下の小規模店舗だと、毎月の支払いが運営を圧迫する可能性もあります。
4,クロスマの評判、口コミ
続いてはクロスマの評判、口コミなどをチェックしましょう。
「Amazonで売上が伸び、Yahoo!ショッピングにも出店したものの、出品や受注後の作業がかなり面倒で、ほとんど運営ができていませんでした。
しかし、クロスマを導入しワンクリックでYahoo!ショッピングへ出品ができるようになり、かなり楽になりました。
何よりもありがたいのは、注文が入ったらすぐにマルチチャネルの手配までしてくれるというところです。
これはもう毎日、格安で24時間働いてくれるスタッフを雇っているようなものだと感動しています。」
出典:https://crossma.roborobo.co.jp/
「今日はヤフショの準備してます!
とりあえずクロスマ申し込んで
みました😆
1モールお申し込みだと初月16,500円
翌月14,800円だそうです💡
これでストア構築、出品、価格設定在庫の調節、メール発送なども
やってもらえるみたいでかなり
お得感あります!
初期設定まで進みました😊」
出典:https://twitter.com/
「クロスマ、楽ですよね〜😊
初見ストアクリエイターProはハードル高いですww」
出典:https://twitter.com/
「販路拡大しても一元管理できる
→Amazon相乗りorページ作成しクロスマで複製
利点
・トレンド、有名ブランドならどの販路でも捌ける
・A +用に作った画像がそのまま他モールのLPに使える
・複製したページを修正できる?(←要確認)
ページ作成にかかるリソースがほぼAmazonカタログのみ。」
出典:https://twitter.com/
「みんな在庫管理なんのツール使ってるんだろう
やっぱりクロスマ?
でも対応モール少ないんよなぁ
ネクストエンジンとどちらにするか」
出典:https://twitter.com/
「ツールをどれだけ使いこなすかで時間短縮に繋がる。利益アップに繋がる。多販路必須ツールであるクロスマ。Amazonに出品すればそこからクロスマで対応モールに商品が出品できる。各モールで値段設定も変えられる。とっても便利。でもAmazonにページがないと各モールに1個ずつ登録しなくちゃいけない。」
出典:https://twitter.com/
「そして、このキャンペーンのおかげでなかなかAmazonで売れなかった20万のパソコンが売れて嬉しい。
なかなかAmazonで売れないものが他のモールで売れることがあるから、クロスマ使っててよかった。」
出典:https://twitter.com/
「クロスマの売上集計機能結構便利やん
ほとんど見たことなかった
仕入金額は基本入れないので利益がおかしい」
出典:https://twitter.com/
「りょうさん
おかげさまでクロスマ取り入れた後、順調に売上上がっております🙏
他の方のお力添えもいただいて、日々前進。
きっかけをありがとうございます😊!」
出典:https://twitter.com/
5,クロスマ利用の注意点
最後に、クロスマを利用する上での注意点をいくつかご紹介します。
利用前に必ず目を通しておきましょう。
・Amazonに出店していること
・モール出店後に申し込むこと
・他社ツールとの併用は基本NG
・商品数は1000skuまで
・利用まで1週間程度かかる
注意点1:Amazonに出店していること
クロスマを利用する最低条件として、「Amazon」に出店していることが挙げられます。
クロスマはAmazonの情報を元に、「商品ページ作成」「在庫連動」「価格設定」などを行います。
Amazonのページがなければ、そもそもサービスを受けることができません。
Amazonへの出店は非常に簡単なので、Amazonに出店してから他モールに展開していくのがオススメです。
注意点2:モール出店後に申し込むこと
クロスマ申込みは、アマゾンや楽天のモール出店を先に完了してから行ってください。
クロスマは申込み完了の時点で自動決済が開始されます。
注意点3:他社ツールとの併用は基本NG
クロスマでは似たツールの併用は禁止としています。
理由としては、同じ機能を使っている場合が多く、重複すると処理が二重に行われてエラーが発生する場合があるからです。
注意点4:商品数は1000skuまで
クロスマで登録できる商品数は1000skuまでとなっています。
ただし追加オプションでskuの追加は可能となっております。
・1000sku追加ごとに¥11,000/月
注意点5:利用まで1週間程度かかる
既にお店をオープンしていても、利用までに約1週間の期間を要します。
今日申し込みをして明日から利用することはできないので注意しましょう。
5,まとめ
以上です。
今回は「クロスマ」の評判や機能面などをご紹介しました。
クロスマはAmazonを主体として他のモールを効率よくサポートするサービスです。
アマゾンに出店しており、これから複数店舗に出店する方であれば是非オススメです。