「自分のオリジナルブランドを持ちたい!」「アパレルブランドを作りたい!」ネットショップであれば、このような夢を叶える事ができます。
オリジナルブランド、アパレルブランドと聞くと、物凄くハードルが高く感じますよね?しかしそれは古い考え方です。
最近ではネットを通して、気軽に”自分のブランド”を立ち上げられるようになりました。ネットショップから始めれば、費用を抑えられるし、個人でも自分のブランドを立ち上げる事が可能です。
実際に私もメンズファッションのネットショップを経営しており、アパレルブランドを2つ立ち上げた経験があります。
今回は私が実際にオリジナルブランドを作った経験を元に、ネットショップで簡単にアパレルブランドを作る方法をご紹介します。
目次
1,アパレルブランドの立ち上げはネットで始めよう
2,オリジナルブランドの立ち上げ方
3,費用はどの程度かかる?
4,アパレルブランド立ち上げ時にオススメの出店先
5,ネットショップでブランドを持つ強み
6,これからの時代はSNSを取り入れるべき
7,まとめ
1,アパレルブランドの立ち上げはネットで始めよう
「オリジナルブランド」や「アパレルブランド」の立ち上げは、ネットを通して行うのがオススメです。ネットを使えば費用を抑えられるし、個人でもすぐにブランドを作れちゃいます。
「資金がないから、自分のブランドはまだ立ち上げられない・・・」
「アパレルブランドの立ち上げ方を知りたい!」
「自分のブランドを世の中に広めたい!」
このような悩みを抱えている人は、是非今回の記事を参考にして、自分だけのオリジナルブランドを作ってください。アパレルブランドだけでなく、他の商品でもブランド作成ができます。
最初はネットで作って、ネットで売るべき
これからアパレルショップの開業を考えているのであれば、まずはネットショップから始める事をオススメします。
ネットでブランドを立ち上げて、それをネットショップで販売する。
この方法が、一番無駄な費用が掛からずリスクがないのでオススメです。最初から費用をかけすぎると、資金繰りが悪くなり上手く行かない事が多いです。
特に最初からオリジナル商品を実店舗で販売すると、ブランドが浸透しておらず売上が伸びづらいです。そのせいで実店舗の家賃返済に苦しめらるケースが非常に多いです。
成功しているアパレルブランドは、どこも最初はコストを出来るだけ抑えて、成功の兆しが見えてからコストを掛けています。成功しているブランドを見習って、まずはネットで作ってネットで販売する事から始めましょう。
実店舗で販売を行いたい場合は、ネットである程度知名度を上げてからでも遅くありません。
2,オリジナルブランドの立ち上げ方
アパレルブランドやオリジナルブランドの立ち上げ方には様々な「方法」があります。ここでは私が実際に行っていた、アパレルブランドの立ち上げ方を解説したいと思います。
1,仕入れサイトへの無料登録を行う
2,仕入れサイト内でオリジナル商品を作ってくれるメーカーを探す
3,メーカーと打ち合わせ、サンプル作成を行う
4,サンプルを確認後、本製品を作ってもらう
5,ブランドタグをつけてもらう
6,商品が到着後、検品を行う
7,ネットショップで告知&販売を行う
大まかな流れは上記のようになります。一つずつ詳しく見ていきましょう。
ステップ1:仕入れサイトへの無料登録を行う
アパレルブランドを立ち上げるには、まず「オリジナル商品」を作らなければいけません。
そのためには、無料で使える仕入れサイトを利用しましょう。仕入れサイトでは既存商品の仕入れ以外にも、オリジナル商品の作成、OEMなどを行う事が可能です。
・NETSEA
(人気1位の総合型仕入れサイト)
・グッズステーション
(レアな輸入雑貨)
・TOPWHOLE
(韓国系アパレル)
・卸の達人
(テレビやネットで話題の雑貨)
・スーパーデリバリー
(有料だが国内最大級の仕入れサイト)
上記の5つの仕入れサイトは、私が実際に利用しているサイトです。
仕入れサイトは通常、商品を仕入れる場所です。しかし、中には「OEM」「別注」などを行っているメーカーもあるので、そういったメーカーに連絡を取れば、自分だけのオリジナル商品を作ってもらえます。
オリジナル商品を作るのは、韓国や中国の工場です。韓国や中国の工場は安く作れますが、その分「不良品」も多いです。ですので直接取引するのはオススメしません。
仕入れサイトを使い、日本のメーカーを間に入れることで、不良品に対する保障を行ってもらえます。
NETSEAがおすすめ!
・年会費無料
・個人事業主、開業前でも使える!
・商品数が多く、ほとんどのジャンルのアイテムが仕入れられる
ネッシーは国内で最大規模の仕入れサイトです。
雑貨はもちろん、ファッションや家電など、どんなアイテムも仕入れることが可能です。
開業前でも登録して使う事ができるので、個人にとっては非常に強い見方となります。
商品の仕入れを行うなら、最初に登録してほしい仕入れサイトです。
【関連記事】・ネットショップの仕入れサイトや卸サイトを大公開!アパレル、雑貨etc・・
ステップ2:仕入れサイト内でオリジナル商品を作ってくれるメーカーを探す
仕入れサイトへの登録が終ったら、サイト内のメーカーに直接、電話やメールで問い合わせてみましょう。
「OEMをしたいのですが、ミニマムのロット数はどの程度でしょうか?」
「別注で商品を作りたいのですが、可能ですか?」
こういった質問でOKです。「OEM」や「別注」というのは、1からオリジナルの商品を作ることです。商品の「数量」や「デザイン」を決めておくと、具体的な話ができるので話が早いです。
どんなオリジナル商品を作ろうか迷っている場合は、「OEM」「別注」が可能かだけ問い合わせてみましょう。
ちなみに別注は、お店によってやってくれない所もあります。
メーカーによっては、ミニマムのロット数や価格帯がバラバラです。いくつかの店舗に電話して、自分の希望の条件で作ってくれるメーカーを探しましょう。
信頼のできるメーカーが見つかると、今後のオーダーがスムーズに進みます。最初から1つのメーカーに絞るのではなく、いくつかのメーカーとやり取りをして、長く付き合いのできる場所を選びましょう。
ステップ3:メーカーと打ち合わせ、サンプル作成を行う
オリジナル商品を作るときには、「数量」「デザイン」「カラー展開」など、具体的な商品構成をメーカー側に伝えなければいけません。
個人的にオススメなのは、何かサンプル商品を用意して、「この製品と同じ感じで作ってください。」「この製品の丈を10cm長くして作ってください」とお願いする方法。
サンプルを準備すれば、自分のイメージに近い製品を作ってもらえます。そこからメーカーが中国、韓国の工場に依頼して、サンプルを作り直して送ってきます。
イラストなどを使って商品の説明をする方法もありますが、伝えるのが難しいので初心者にはオススメしません。ちょっとしたサイズミスをしても、洋服は着れなくなってしまいますからね・・・・
ステップ4:サンプルを確認後、本製品を作ってもらう
中国の工場でサンプル作成に要する時間は、大体1ヶ月くらい。その後サンプルをチェックして、OKであれば必要数量を実際に作ってもらいます。
数量にもよりますが、30点~50点くらいであれば、1ヶ月くらいで生産が終わります。
●Tシャツ 黒色/M30枚/L30枚 白色/M30枚/L30枚(単価1,000円)
●パーカー 黒色/M15枚/L15枚 青色/M15枚/L15枚(単価1,500円)
私は上記のような感じでオーダーしていました。単価が高い商品、例えばアウターやパンツなどは数量を抑えて作れます。
反対に単価が安いTシャツやカットソーなどは、数量を少し多めにしなければ作ってもらえません。
ステップ5:ブランドタグをつけてもらう
オリジナルブランドを作る場合、、商品に「ブランドタグ」をつけてもらう必要があります。
製品を作るときに、ブランドタグも一緒に作ってもらいましょう。(料金は別で取られますが)
ログやタグのイメージが出来ていたら、フォトショップなどでデザインして、タグのデザインをお店に送ってください。難しければ別のブランドのタグの写真を送り、「このような文字体でお願いします!」と伝えれば作ってくれます。
ブランドタグが洋服に取り付けられると、自分のアパレルブランドを持った実感が湧きますよ!ブランドのロゴがあれば、服にプリントするのもオリジナリティが出るのでオススメです。
ステップ6:商品が到着後、検品を行う
商品が送られてきたら、必ず自分の目で「検品」を行いましょう。
日本のメーカーに頼んでいるので、一応メーカー側が検品はしてくれています。ただし細部までしっかり見ているわけではないので、製品が到着したら、自分の目でもチェックしておきましょう。
良心的なメーカーであれば不良品が後から見つかっても、返金や作り直しをしてくれます。
しかし日本のメーカーでも、返品期間を過ぎた不良品は受け付けない場合もあるので、商品が到着したら必ず全ての商品を検品をして下さい。
面倒な作業ですが、後から不良品を抱えないためです。
ステップ7:ネットショップで告知&販売を行う
最後は作った商品を、ネット上で告知して販売するだけです。
自分でデザインした服に、自分で作ったブランドタグを貼って、大々的にネットショップで販売をする。これで「アパレルブランドの立ち上げ」は完成となります。
ブランドの立ち上げといっても、意外と簡単ですよね?
大切なのはその後です。
ブランドに価値を出してお客さんがファンになってくれれば、そのブランドは人気が出て伸びていきます。しかし人気が出なければ、商品を1回作って終わりになります。
やはりオリジナルブランドは在庫を抱えるので、普通に仕入れるより「リスク」があります。上手く売れなければ、続ける事は難しいでしょう。
3,費用はどの程度かかる?
個人でブランドを立ち上げる場合、一番気になるのは「コスト」の面ですよね。アパレルブランドの立ち上げに掛かる主なコストは、「商品の発注費用」と「お店の出店費用」です。
これら2つをそれぞれ見ていきましょう。
商品の発注費用
オリジナル商品を作る場合、最小ロットで40ロットくらいから作ってくれる業者がいます。これをカラーやサイズで割ると下記の様になります。
●Tシャツ 黒色/M10枚/L10枚 白色/M10枚/L10枚(単価1,000円)
●パーカー 黒色/M10枚/L10枚 青色/M10枚/L10枚(単価1,500円)
原価1,000円のTシャツを40枚作るのであれば、1,000円×40枚で40,000円となります。意外と安いですよね?
原価1,500円のパーカーであれば、1,500円×40枚で60,000円です。
普通アパレルブランドの商品を1から作るとなると、商品コストに何百万、何千万と費用を掛けます。しかしネットを使えば、数万円でオリジナル商品を作れちゃいます。
1アイテムで寂しければ、2つ、3つオリジナルブランドの商品を作っても良いと思います。大切なのは色々な仕入先に直接電話して、少量でもオリジナル商品を作ってくれる場所を見つけることです。
出店費用
出店費用とは、商品を販売するためのお店に掛かる費用です。実店舗であれば何十万と初期投資が必要ですが、ネットショップであれば、無料で出店する事が可能です。
ネットでの出店先には、「自社サイト」と「ショッピングモール」が存在します。どちらにもメリット・デメリットがあるので、比較して出店先を探す事をオススメします。
私は両方に出店していましたが、自社サイトは少し難易度が高めです。ショッピングモールは割りと販売し易いです。
ただし利益率の面で言うと、自社サイトの方が良いですね。こういった事を考慮して出店先を決めましょう。
続いては、ネットショップ開業時にオススメの出店先をいくつかご紹介します。
4,アパレルブランド立ち上げ時にオススメの出店先
続いては、アパレルブランドを立ち上げてからの「出店先」についてご紹介します。
1,自社サイト
2,ネットのショッピングモール
3,実店舗
リアルショップで自分のブランドを販売したい気持ちは分かりますが、最初はネットからの販売をオススメします。
ネット販売であればコストが安く済むし、何より自分のブランドに対するユーザーの反応をダイレクトに見る事ができます。どんな商品がユーザー受けが良いかなど、マーケティングにも使えるのでオススメです。
ネットである程度知名度をつけてから、リアルショップで販売するのが一番手堅いですね。ネットショップを持つ場合は「自社サイト」と「ショッピングモール」の二つに分かれます。
それぞれメリット・デメリットがあるので詳しく見ていきましょう。
オススメの出店先1:自社サイトネットショップ
自社サイトは安い費用でお店を持つことができます。デザインやシステムなども自由に設計でき、自分の好きなお店作りができます。利益率が高く非常にオススメですが、「集客」は自分たちで行う必要があります。
最近では、SNSやブログを使ってブランドを浸透させながら集客に繋げるのが主流となっています。
・【Shopify】で14日間の無料トライアル(海外販売に強い!)
・BASE(無料で出店できる!)
自社サイト構築サービスであれば、「スクエアオンラインストア」がオススメです。スクエアオンラインストアは無料で本格的なネットショップが作れるサービスです。
他のサービスにはない「機能」や「デザイン」が揃っており、ネットショップ初心者~上級者まで満足できるサービス内容となっています。規模やジャンルを問わないデザインや機能で、多くのネットショップに支持されています。
Shopifyは海外向けのサポートが充実したサービスとなります。海外向けに商品を販売したい場合は、Shopifyがオススメです。
オススメの出店先2:ネットのショッピングモール
ショッピングモールへ出店する場合は、モール側が集客をしてくれるので、オリジナルブランドを最初からお客さんに見てもらえます。
初動で売上を上げたい場合は、モール出店をオススメします。
特に楽天市場はアパレル系の集客力が圧倒的に強いです。
楽天の集客に依存している通販サイトが非常に多く、他のモールに比べても売上が作りやすいです。楽天には様々な「プラン」が存在するので、興味があれば、一度無料の資料請求を行い検討してみましょう。
ただしショッピングモール出店の場合は、コストが発生するのと、モール側のルールに乗っ取り運営を行う必要があります。ブランド価値を高めたい場合は、モールではなく自社サイト出店の方が良いと思います。
オススメの出店先3:実店舗
実店舗での販売は最後。
実店舗はコストが掛かるため、ネットである程度売上を作れるようになってからがオススメです。
ネットでの売上があれば、「資金がショートしてブランドをたたまなければいけない。」という最悪の事態を回避できます!
5,ネットショップでブランドを持つ強み
ネットショップ運営では、オリジナルブランドを作って販売している会社がたくさんあります。アパレル系であれば大抵は自社のブランドを持っており、メインの商材として販売していますよね。
アパレルブランドの立ち上げは「自己満足」の部分もありますが、上手くブランディングできれば最大の強みに繋がります。
オリジナルブランドは認知度が高まる
自社のアパレルブランドを立ち上げると、それだけでお客さんからの認知度を高めることが出来ます。
そのブランドを好きになってくれたお客さんは、新作が出れば毎週チェックしてくれるし、商品購入もしてくれます。ノーブランドの商品をいくら販売していても、誰の記憶にも残りませんからね。
どうせなら価値のあるブランドを提供したいですよね。
検索から直接ユーザーを確保できる
グーグルやヤフーから商品検索を掛ける人は非常に多いです。オリジナルブランドの名前が広まれば、こういった検索エンジンから直接ユーザーを呼び込めるようになります。
これが実現されると非常に有利です。
オリジナルブランドを検索してくる人は、非常に購買意欲の高いユーザーですからね。
競合がいなくて、利益率が高い!
アパレルブランドのオリジナル商材は、競合がいないため利益率が圧倒的に高いです!
普通に仕入れた商品は、他のショップも販売しているので価格競争に巻き込まれます。しかしオリジナルブランドは、誰も取り扱っていないので、利益を上乗せしても売れます。
ただし売れない場合は在庫が残り、結果的に安く販売する事になってしまいます。
6,これからの時代はSNSを取り入れるべき
これから自分でアパレルブランドを立ち上げるのであれば、必ず「SNS」を使ったマーケティングを行ってください。
数年前まではブログが主流でしたが、最近の傾向としてはSNSで集客を行う方法がメジャーとなっています。
アパレルであれば「インスタ」あたりがオススメです。インスタを使って集客を行うことで、無名のブランドでも無料で多くのお客さんを呼び込む事ができるようになります。
インスタで集客する場合は、ファッションインスタグラマーとして発信するのがオススメです。
・お店としての情報発信
・ただ商品をアップするだけ
上記のように、ただ商品をアップし続けるアカウントがありますが、このようなアカウントはまず伸びません。
それよりも下記のように、個人で情報発信している人のほうが伸びやすいです。
・個人としての情報発信
・作ったブランドの服を使ってコーデを組む
・人間味を出しファンを増やす
人気が出るのは、ファッション系のインスタグラマーとして活動している人たち。
自分のブランドを作ったら、その服を使ってコーデを組みインスタにアップしましょう。顔出しはしなくても大丈夫です。(自信があればしてもOK)
インスタは人との繋がりを大切にしているSNS。会社やお店のアカウントよりも、圧倒的に個人のアカウントが伸びます。
7,まとめ
今回はネットショップでの、アパレルブランドの立ち上げ方をご紹介しました。せっかくネットショップで服を販売するなら、自分のオリジナルブランドは持っておきたいですよね。
ブランドを持っていると、何よりカッコいいし自慢できます。もし人気に火が付けば、SNSやショッピングモールで話題になりますよ♪
ブランドを立ち上げる時は、「ネットで作って、ネットで販売する!」まずはこれを徹底してください!
あとはSNS(特にインスタ)の攻略は必須です!
このように活動すれば、無駄なコストが掛からないので「リスク」を抑える事ができます。少しずつ軌道に乗ってから、実店舗を考えたり、ネット以外での商品発注を考えていけばOKです!
私も年商1億くらいのネットショップを運営してましたが、オリジナルブランドには力を入れていました。お客さんに喜ばれるのは嬉しいし、デザインを考えるのも楽しいです。
オリジナルブランドを立ち上げると、ファンが増えていくのでオススメです。