Amazonに個人でネットショップ出店・開業するなら知っておきたい5つの事

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アマゾンはネットショップの出店先として大人気です。まず費用が掛からないし、圧倒的な集客力があります。


Amazonからネットショップを新規出店する人は増えています。おそらく他のモールに比べて敷居が低いんですかね?手数料は高めですが確かに初期費用や月額手数料はそんな掛からないし、気楽に出店できるのかもしれません。

モールの規模としては、楽天と並んで日本でも最大の規模を誇ります。ジャンルによっては楽天以上のものもありますね。今回はAmazonに出店・開業するなら、知っておくべき事をご紹介します。

これから出店を考えている人も、既に出店している人も是非参考にしてくださいね!

私はメンズアパレルのネットショップを経営してます。

これまでに、「楽天」「ワウマ」「Q10」「アマゾン」「ヤフー」「ショップリスト」「自社サイト」など、数多くのネットショップを出店させてきました。

アマゾンへの出店歴も長いので、出店する上で知っておきたい「ポイント」をいくつかご紹介しておきます。

 

1,Amazonの出店・開業で知っておきたいこと

まずはアマゾンにネットショップを出店・開業する際に知っておきたいポイントを、いくつかご紹介します。

 

大口出品と小口出品がある

まずAmazonでは小口出品と大口出品というものがあります。特徴を下記にまとめてみます。

大口出品について
・オリジナル商品もアマゾン上にある商品も出品可能
・CSVというファイルを使って商品登録が一気にできる
・データ分析ができる
・月額料金4,900円+注文成約時にかかる販売手数料
小口出品について
・アマゾンにある商品のみ登録ができて、オリジナル商品は出品不可能
・一つ一つ商品登録をする必要がある
・データ分析ができない
・1点注文ごとに100円の基本成約料+注文成約時にかかる販売手数料

下記ジャンルは小口出品では出品できないようです。

【小口出品では出品できないジャンル】
時計、ドラッグストア、アパレル、シューズ、バッグ、コスメ、ジュエリー、食品&飲料、ペット用品

 

こう見てみると小口出品は出品できるルールが多く、一部の人しか選択することができなさそうですね。

 

アマゾンの成約手数料は高め

どこのモールに出店しても「成約手数料」という商品を販売する度に数パーセントをモール側に支払う費用が掛かってきます。これがAmazonは結構高めなんですよね。

プランやモールによっても違いますが、楽天であれば下記のようになります。

メガショッププラン:モバイル経由売上の2.5~4.5%(PC経由2.0~4.0%)
スタンダードプラン:モバイル経由売上の2.5~4.5%(PC経由2.0~4.5%)
がんばれ!プラン:モバイル経由売上の4.0~7.0%(PC経由3.5~6.5%)
ライトプラン:モバイル経由売上の4.0~5.5%(PC経由3.5~5.0%)

 

Amazonでの成約手数料はコチラになります。

Amazon手数料

Amazonの場合はプランではなくジャンルによって出店手数料が違います。大体は手数料が15%で一部上下するジャンルがありますね。

楽天の2%~7%と比べると、アマゾンは少々成約手数料が割高ですね。

 

Amazonではその他の費用がかからない

Amazonでは成約手数料が高めですが、その他に掛かる費用がありません。楽天であればアフィリエイトやクレジット手数料など様々な手数料が引かれます。

アマゾンの場合は手数料15%の中に、こういった費用がすべて含まれているんですね。手数料15%にすべてが含まれていると考えれば、ゴチャゴチャ引かれるよりかシンプルで分かり易いのでいいですね。

 

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2,Amazonに出店・開業するなら広告を使うべき

2014年9月ぐらいからAmazonスポンサープロダクトという広告が開始されました。私も最近よく使うようになったのですが、この広告は売上にも直結して悪くありません。

 

スポンサープロダクトはクリック型の広告(CPC広告)

スポンサープロダクト広告はクリック型の広告で、1クリック最低2円から入札ができます。この2円というのが驚きです。おそらく今後価格は上がっていくと思います。ちなみに楽天の場合はCPC広告だと80円くらいが最低価格だったと思います。

お客さんの画面で商品ページのカゴの下に挿入されている広告ですが、Amazonを使っている人であれば見たことがあるのではないでしょうか?

Amazon広告

関連性の高い商品ばかり並べてくれるので、クリックして入ってくるお客さんは質の高いお客さんが多いですね。

 

アマゾンで広告を使う時の注意点

「1クリック2円なんて安い」と思って広告を使いまくるのはやめましょう。最初にお話しましたが成約手数料が15%掛かっています。ですので広告費をMAXで使ってしまうと利益がでなくなる恐れがあります。

広告費を仮に売上の30%、商品の仕入れ原価が60%、売上高が100万円だったとしましょう。

売上100万円
ー手数料15万円(売上の15%)
ー広告費30万円(売上の30%を広告にかけた場合)
ー原価60万円(商品の仕入れに掛かったお金60%)
損失-5万円

 

このように手数料が大きいのでそこを加味した上で広告費を使わなくては、赤字になってしまう可能性があります。

 

3,フルフィルメント by Amazon(FBA)はやっておくべき

FBAというのは、アマゾンの倉庫に商品を預けて出荷作業を委託するサービスです。このサービスを使うと、アマゾンからの出荷となるのでFBA登録されている商品はすべて送料無料になります。

アマゾンのヘビーユーザーでも「FBA商品でしか購入しない(送料無料だから)」という人も多いらしいので、アマゾンに出店・開業する際には是非取り入れて欲しいサービスです。

店舗向けのアンケートでは、全体の84.6%の出品者がFBAを開始する前と開始した後を比較して、「売上が伸びた」と答えているそうです。

 

FBAは在庫に余裕がなければできない

FBAは効果的ですがアマゾンに商品を預けることになるので、在庫に余裕がない店舗には向いていません。私のお店では、基本的に商品の在庫を各1点ずつしか持っていません。

ですのでアマゾンに商品在庫を預けてしまうと、他のモールで売れた時に出荷できなくなってしまいます。本当はFBAをやりたいのですが全商品各2点にする資金もないですし、今のところはFBAをあきらめています。

 

4,アマゾンで売れ易いジャンル

Amazon出店

どこのモールでも共通して言えますが強いジャンルというものがあります。楽天、ヤフー、ワウマにも、もちろん強いジャンルはあります。

amazonで強いジャンルは「本、CD」などが強いジャンルになります。最近ではアパレルにも力を入れているようで、アマゾン上のアパレル市場は年々拡大していってますね。

 

モールの規模が大きいので基本的に何でも売れる

アマゾンはモールの規模が大きいので割りと何でも売れ易いです。ただし価格競争にもなりやすく値段が安い物だけが売れている傾向があるようです。価格競争ができなければオリジナルアイテムで勝負するのが得策ですね。

 

5,Amazonは売れば売っただけ上位表示される

モールで戦うのであればモール内での検索、つまり「SEO」を最重要視しなければいけません。グーグルからの検索を狙う人もいますが、それであれば自社サイトをやった方が賢いです。

せっかくショッピングモールで販売するのであれば、モール内の購買意欲のあるお客さんを集めることが一番重要になってきます。

そのためにはグーグルの検索ではなく、アマゾン内での検索結果で上位表示を目指しましょう。

 

アマゾンでのSEO対策は、とりあえずたくさん売る事

アマゾンでは売れた商品が上に上がる仕組みになっています。ですのでたくさん商品を売る店舗は売上を上げ続けられるし、売れない店舗はずっと売れないままです。

仮に楽天でたくさん売っているネットショップでも、アマゾンでは売上を伸ばせずにいたり、楽天では売れてないけどアマゾンではかなり売っているような所もあります。

 

アマゾンでは売上が一気に落ちる場合がある

アマゾンは私が出店しているモールの中でも、一番売上が安定しない気がします。売れ出すと、どんどん伸びるのですが、一度売上が落ちだすと一気に落ちます。

ですので、個人的にはネットショップのメインモールには向いてないと感じています。楽天などでメインの売上を立てて、アマゾンはサブモールとして伸ばすのが一番です。

 

6,その他のアマゾンの情報


 

楽天のようにコンサルタントはつくのか?

楽天市場であればコンサルタントがつくシステムですよね。お客さんへのアプローチ方法や広告についてなど様々なことが相談できます。ページの編集などについては別で電話サポートする場所が設けられています。

アマゾンではコンサルタントは基本的につきません。電話サポートはあるので安心ですが、個人的には頼りにならないことが多いです。システムの使い方で電話サポートに電話しても、大抵アマゾン側も分からずあやふやになって諦めることがおおいですね。

 

amazonのシステムの使い勝手はどうか?

使いづらくはないのですがもう少し改善はしてほしいです。それと電話したときにしっかりサポートもしてほしいですね。CSVで一括商品登録もできるようなのですが、私は何回か試して諦めています。

何をするにしてもエラーが多くイライラしてきます。時間の無駄になるので今では1点1点商品登録を行っています。

 

amazonにはお店ごとのトップページやカテゴリページは存在しない

アマゾンにはお店のトップページやカテゴリページが存在しません。ですので楽天や他のモールのようにページを構築する手間はありません。

ひたすら商品登録して商品ページを作ってやるだけです。HTMLなどの知識も全く必要がなくて初心者でも安心してネットショップを出店できるのではないでしょうか?

 

固定客はつきにくい

アマゾンの独特な販売方法なのですが、「店舗の色を出さない」というのがあります。楽天であれば各お店のページがあって、楽天市場の○○○店というお店で買ったことになります。

しかしアマゾンの場合はすべての商品をひっくるめてアマゾンなのです。ですので店舗ごとにページが作られるわけでなく、商品ページのみの販売となっているんですね。

これはお店の色を出すことができず、アマゾンのお客さんを固定客として囲うことができないことを意味しています。固定客がいれば売上も安定してくるのですが。

 

7,ネットショップおすすめの出店先

アマゾンは集客力の強いモールですが、売上の変動が激しく、リピーターも付き辛い状況です。メインのモールとして運営するのは危険なので、あくまでも「サブモール」として運営するべきです。

メインのモールとするなら「楽天」など、安定した売上を作れる場所がオススメです。

ここでは「オススメのネットショップの出店先」をご紹介します。出店先選びを間違えると、いつまで経っても売れないので気をつけましょう。

 

ネットショップのオススメ出店先楽天市場出店の資料請求(日本最大級のショッピングモール。)
無料ネットショップ開業【BASE】(無料でオープンできる自社サイトシステム)

 

ネットショップの出店先で1番オススメなのは、楽天市場ですね。集客力の強いショッピングモールを使うと、売上を伸ばしやすいです!

安定した売上を作れれば、ネットショップへのモチベーションが高まるし、何より気持ちに余裕ができます。

下記の記事では、2019年にオススメの出店先をすべて公開しています。ネットショップの出店先で悩んでいる方は、是非参考にしてくださいね。

【関連記事】・【2019年】ネットショップを開設するモール、カートのおすすめ比較!無料出店も!

 

オススメの出店先1:楽天市場

【公式サイトはコチラ】
楽天市場出店の資料請求

楽天市場は一番売上が作りやすく、安定するのでオススメです。ただしネックとなるのは費用面ですね・・

私の知っているお店でも、ほとんどのショップが楽天市場が収益のメインとなっていることが多いです。楽天には様々な「プラン」が存在するので、興味があれば一度無料の資料請求を行い検討してみましょう。

 

8,Amazonネットショップ出店・開業のまとめ

Amazon出店

アマゾンでネットショップを出店・開業するのに、少しはタメになりましたか?

アマゾンは楽天や他モールと比べても少し特殊なので、後から「知らなかった」とならないためにも、ある程度の知識をつけてから出店するようにしましょう。

【アマゾン出店・開業のポイントのまとめ】
・アマゾンの成約手数料は高めだがその他手数料は掛からない
・広告は費用対効果はいいが、成約手数料のことも考えて出稿しなくてはいけない
・FBAは商品在庫に余裕が有ればやるべき
・amazonでは売った数が多ければSEO的に有利
・固定客(ファン)の獲得は他モールに比べて難しい

以上がまとめになります。アマゾンはお客さんが多くまだまだ新規店舗でも参入できるチャンスがあります。

これからネットショップを出店する方は、是非アマゾンでの出店を考えてみてはいかがですか?

 

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