工場勤務や製造業の仕事を「辞めたい・・」このように感じている人は多いです。私も以前工場に勤めていたことがあるので気持ちは分かります。
人には仕事の向き不向きがあり、基本的に向いてない仕事は辞めた方がいいです。
無理して合わない仕事を続けても、遅かれ早かれ、どこかでダメになるからです。
今回は、製造業、工場の向き不向きについてと、仕事を辞めたいと感じてしまう理由についてご紹介します。
目次
1,製造業、工場に向いてない人はやめとけ
2,工場勤務が向いてる人の特徴
3,工場・製造業が向いてない人の特徴
4,工場勤務や製造業を辞めたいと感じる理由
5,辞めたい時の対処法や解決策
6,おすすめの転職エージェント
7,製造業について思うこと
8,工場勤務が向いていない人にオススメの職種は?
9,まとめ
1,製造業、工場に向いてない人はやめとけ
まずは一つ言いたいことがあります。
それは、、、、
製造業、工場が向いてないと感じるなら、やめとけ!!という事です。
どんな仕事にも向き不向きがあります。
工場はどちらかというと地味な仕事で、人と関わる事が少なめ。コツコツと自分のペースで仕事を進めるのが得意な人には向いています。
しかし反対に、人と関わるのが好きであったり、黙って一人で黙々と仕事をこなすのが得意でなければ務まりません。
まずは、自分が製造業・工場に向いているのか?それとも向いていないのか?ここをしっかり理解することが大切です。
2,工場勤務が向いてる人の特徴
続いては「工場・製造業の仕事が向いている人の特徴」を見ていきましょう。
・同じ作業をずっと続けられる人
・対人関係が苦手な人
・安定した給料を求めている方
・頭を使わずに仕事をしたい人
向いてる人の特徴1:同じ作業をずっと続けられる人
先ほども言いましたが、製造業はずっと同じ作業の繰り返しです。こういった淡々とした作業が得意な人であれば、工場勤務には向いてると言えるでしょう。
逆に同じ事をやり続けることに苦痛を覚えたり、イライラしてしまう人は工場勤務には向いてないです。
「製造業」と一言で言っても、様々な仕事内容があります。ライン作業のように本当に毎日同じ作業の繰り返しもありますし、いくつかの機械を使って、多少頭を働かせるような仕事内容もあります。
自分の性格に合わせて仕事内容を選べるといいですね。
向いてる人の特徴2:対人関係が苦手な人
製造業では、「人との接点が少ない」というのがメリットとして挙げれます。接客をする必要はないし、同僚と無駄なお喋りをする必要もありません。
対人関係が苦手な人にとって、人と接することは苦痛が大きいですからね。仕事相手は主に「機械」なので、必要以上に人とコミュニケーションを取ったり、変に気を使う必要はありません。
ただし、職場の同僚と最低限のコミュニケーションは取った方が円滑に進みます。挨拶や仕事上での会話などですね。これらの最低限度のコミュニケーションは、どんな仕事を行うにしても必要となってきます。
向いてる人の特徴3:安定した給料を求めている方
工場勤務や製造業は、頭を使わない割に給料はそこそこ良いです。営業のように成績によって給料が左右されないのも、工場勤務ならではの魅力ですね。
毎日決まった時間に決まった仕事をやるだけなので、一定の給料を貰えます。昇進や昇給を必要以上に意識する事がなく、仕事でのストレスも感じづらいです。
逆に「ノルマ」や「達成感」などを仕事に求める人であれば、製造業は向いていないですね。
向いてる人の特徴4:頭を使わずに仕事をしたい人
ライン作業などを選べば、頭を使う事なく、無心で仕事ができます。例えば「週末何をして遊ぼうか?」「帰ったら何をしようか?」など、考え事をしながら仕事をする事が可能です。
これは仕事内容にもよりますが、一定の作業を繰り返すような単純作業であれば、頭を使わず手を動かしていれば仕事は進みます。
ちなみに私が行っていた印刷業は、それなりに頭を使うので無理です
ずっと頭を使っていると神経が疲れてしまいますが、単純作業であれば開放されます。製造業は、単純な流れ作業であればあるほど、頭を使う必要がないという特徴を持っています。
3,工場・製造業が向いてない人の特徴
つづいては、工場や製造業の仕事が向いてない人の特徴を挙げます。
・地道な作業が苦手な人
・仕事で評価を受けたい人
・給料アップを目指している方
・職場で色々な人とコミュニケーションを取りたい方
・
・
向いてない人の特徴1:地道な作業が苦手な人
製造業の仕事って、基本的には地味な仕事です。一人で機械を相手に黙々と作業を行うだけなので、かなり孤独だし地道です。
こういった一人での作業が得意、好きでなければ、製造業の仕事を続けていくのは難しいと思います。
向いてない人の特徴2:仕事で評価を受けたい人
製造業は営業や販売職の仕事に比べて、仕事での評価を受け辛いです。営業のように成績が目に見えて出る訳ではないので、上司が仕事を見て判断するしかありません。
仕事を順調に行うのが当たり前の製造業では、どれだけスムーズに仕事をこなしても評価されません。評価されないと仕事へのモチベーションも下がってしまい、仕事でのやりがいを見出せなくなります。
仕事で評価されたり、周囲から尊敬されたいのであれば、工場や製造業の仕事はオススメしません。
向いてない人の特徴3:給料アップを目指している方
工場の仕事は一般的に「給料が上がりにくい」と言われています。工場職は、元々基本給が高めの職場が多いですが、それ以降は働いていてもゆるやかに上昇する程度。
もちろん全然上がらない訳ではないですが、営業のように「結果を出したから昇進・昇給!」というような急速なキャリアアップは難しいです。
地道に年を重ねて給料のステップアップを踏んでいく必要があるので、「つまらない、やりがいがない・・」と感じてしまう人も多いです・・・
キャリアアップを目指す人は工場には向いてないですね。
向いてない人の特徴4:職場で色々な人とコミュニケーションを取りたい方
工場の仕事が嫌になる理由でありがちなのが、人と喋れない事です!社交的な人ですと工場でもくもくと機械を相手に仕事を続けるのが、とても苦痛に感じてしまいます・・・
休憩時間は喋れますが、基本的に工場では機械を相手に仕事を続けるだけです。接客業のようにお客さんと話す事もないので、会話が好きな人にとって退屈に感じるでしょう・・・
工場は社交的な人よりも、内向的な人が向いてます。
4,工場勤務や製造業を辞めたいと感じる理由
私は過去に5年ぐらい工場勤務をしていたことがあります。たくさん仕事をしてきましたが、その中でも工場勤務は「自分に向いてる!仕事が楽しい!」と感じれた仕事でした。
それでも5年も働いていれば、「辞めたい」と思う時期はありました。まずは私が実際に5年間働いて、「工場の仕事を辞めたい!」と思った理由をまとめたいと思います。
・やりがいがない
・会話がない
・毎日同じ事の繰り返し
・仕事でミスを多発してしまう
・夜勤や交代制がある
辞めたいと感じる理由1:やりがいがない
製造業や工場は淡々と同じ仕事を繰り返す毎日です。対人関係が苦手な方や、もくもくと仕事がする人であれば向いているかもしれませんが、機械を相手にする分、仕事にやりがいは感じられません。
もちろんこれは工場にもよると思いますが、どの職場でも基本的にコツコツと機械を相手に仕事をこなします。
「皆で何かプロジェクトを達成する喜び」「お客さんに感謝される喜び」というような、やりがいを仕事を通して感じるのは難しいです。
やりがいを感じられないと、仕事に対してやる気を失ってしまいます。
辞めたいと感じる理由2:会話がない
工場勤務や製造業では、人との会話は極端に少ないです。もくもくと機械を相手に仕事を進めるので、基本的に休憩以外は無言で仕事を行います。
会話が好きな人や、人とのコミュニケーションを大切にする人であれば、「仕事を辞めたい・・・」と感じる事もあるかもしれません。
私の場合は人と喋るのが苦手なので、機械を相手に仕事をするのは苦痛に感じませんでした。
辞めたいと感じる理由3:毎日同じ事の繰り返し
工場での仕事って、毎日同じことの繰り返しになります。小さな仕事内容の違いはあったとしても、同じ機械に向かって似たような作業を何時間もやり続けるだけです。
好奇心旺盛な人や、向上心が強い方であれば、同じ作業の繰り返しに嫌気がさし、「仕事を辞めたい」と思う事も多々あるでしょう。
辞めたいと感じる理由4:仕事でミスを多発してしまう
工場・製造業の仕事は決して簡単ではないです。単純なライン作業であれば楽ですが、印刷や梱包など、手先の器用さや要領の良さが必要となる場合もあります。
このような仕事に向いてない人がやると、仕事でミスを連発してしまいます。同じ事の繰り返しですが、ミスを出す人は出し続けるので、そうなると上司や周囲からの圧力がかかり仕事を辞めたくなります。
私は手先が器用な方なので、製造業でミスは少なかったですが、同僚でミスばかりしている人は可愛そうでしたね。
ミスをすればその対策を考えて上司に提出しなければいけないし、何度もミスを出せば「なぜミスを起すのか」「どうすれば改善できるのか」などと、それなりに追い込まれます。
【関連記事】・仕事でミスが多い人の原因や特徴は?失敗を防ぐために行動や習慣を変える
辞めたいと感じる理由5:夜勤や交代制がある
製造業や工場勤務では、「交代制」が入ってくることがあります。交代制とは、働く時間がバラバラになること。例えば今週は「朝7時~夕方17時まで」来週は「昼15時~夜23時まで」といった感じです。
入社前から分かっていれば良いですが、工場では忙しくなると突然、交代性が始まる事があります。交代制が始まれば、夜も機械を動かすことになり、これまでと違った勤務時間を強いられる事になります。
規則正しい生活をしている方であれば、交代制の仕事になると「製造業を辞めたい」と感じてしまいます。
私も工場職に就いている時に、何度か交代制の提案を持ちかけられました。すべてお断りしていましたが、交代制を強要されるようであれば、仕事を辞めていたと思います。
5,辞めたい時の対処法や解決策
工場・製造業には向き不向きが存在します。
もし「今の仕事を辞めたい」と感じたならば、一度しっかり考えてみる事をオススメします。その場の勢いで辞めて別の仕事に就くと、後悔することもありますからね。
対処法1:なぜ辞めたいのか考えてみる
・単純な作業に一時的に嫌気が差したのか?
・仕事場に嫌な人間がいるのか?
・何か別の仕事にチャンレンジしたくなったのか?
・もっと給料が欲しくなったのか?
仕事を辞めたい理由は様々ですが、まずは自分が辞めたい理由を明確にしましょう。
どんな会社でも辞めたくなる事はあります。しかしその場の勢いで辞めてしまえば、後々後悔することが多いです。
辞めたい理由を知ることで、その後どのような行動を取ればいいのかが明確になります。
対処法2:今の仕事場で解決できるか、できないか考えてみる
今の職場で解決できるようなことであれば、基本的に転職はオススメしません。
例えば、「仕事内容は好きだけど、給料がもっと欲しい」といった悩みであれば、今の会社で給料を上げる方法がないか考えてみる事が大切。
仕事に意欲的に取り組んで昇給を狙ったり、残業でカバーするなどですね。
別でやりたい仕事が見つかったり、仕事場にどうしても嫌な人がいる場合は、解決や対処が難しくなります。そういった場合は、転職を視野に入れる必要がありますね。
対処法3:製造業で働くメリットを考え直してみる
ずっと製造業を続けていると、淡々とした作業に嫌気が差してしまうことがあります。そこで考えてもらいたいのは、製造業で働くメリットです。
職種を変えるという事はそのメリットが失われるということ。確かに同じ作業を続けるのは根気が要ります。しかし接客などで感じられるストレスはありません。そういった製造業でのメリットをよく考えてください。
他の仕事に転職するという事は、その「メリット」を捨てる事になります。
「製造業で働くメリットを捨ててでも、別の仕事に就きたい!」と感じるならば転職をしてもいいかもしれませんね。
考えても分からない場合
製造業を辞めたいけど、どうすればいいか分からない・・・こういった心境であればすぐに辞めるのはオススメしません。
まずは転職エージェントに登録してみて、自分が製造業を辞めてやりたい仕事があるのかチェックしてみましょう。
6,おすすめの転職エージェント
転職エージェントとは、無料で使えるネットの転職サービスです。暇な時に転職活動が行えるので、求職者、転職者からは非常に人気を集めています。
通常の転職活動って、仕事を休んだり辞めてからハローワークに通う必要があります。これってリスクが高いです。一時的に無職のような状態になるので、当然焦りが出て、良い就職先が見つかりません。
転職エージェントを使えば、今の仕事を続けながら転職活動を行えるので、ゆったりと自分のペースで進められます。
転職ならリクルートエージェント(転職エージェント)
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
下記では工場や製造業にオススメの転職エージェントをご紹介しています。新しい工場や製造業の仕事を探したい方は、併せてチェックして下さいね。
【関連記事】・工場職・製造業を探すのにおすすめな転職エージェント・転職サイト
7,製造業について思うこと
私は製造業で働いていましたが、今になって思えば自分にあっている職業だと思います。現在は独立して仕事をしていますが、もし会社で働かなくてはいけなくなったら、製造業を選ぶと思います。
こう思えるのは色々な職種で働いてみたからです。
もし最初から製造業で働いていれば、「もっと価値のある仕事をしたい!」「違う仕事もしてみたい!」と感じているでしょう。
ストレスの溜まる仕事、嫌な仕事などをやってみたからこそ、製造業の良さを感じることができました。
【関連記事】・工場・製造業で派遣社員として働いた体験談。給料や仕事内容は?
8,工場勤務が向いていない人にオススメの職種は?
製造業に向いていない人であれば、別の職種を考えてみましょう。別の職種を考える時は、「次の仕事に何を求めるか?」を考えて仕事探しをするといいですね。
お金を求める場合
製造業よりも多い給料を求める時は、「営業職」がオススメ。営業職は歩合制での仕事が多いので、契約を取れば取っただけ給料が上がります。
エリート営業マンですと普通の従業員の2倍、3倍給料を貰っている方もたくさんいらっしゃいます。ただし製造業と違って、お客さんを相手にする仕事なのでそれなりにストレスは掛かります。
やりがいを求める場合
やりがいのある仕事はたくさんありますが、手に職を持つと大きなやりがいを感じられます。例えば「美容師」「大工」「介護師」など。手に職を持った仕事は最初は給料が安いですが、独立すればたくさん給料を得ることができます。
このような仕事は、自分の技術を磨くので、やりがいのある仕事だと言えます。
人との交流を求める場合
工場勤務は機械とマンツーマンで働くことになります。人と会話する事が好きな人や、人間関係を築きたい人であれば不向きな職業になります。
仕事で人と接したいのであれば、「接客業」をおすすめします。服の店員さんであったり、飲食店の店員さんなど。
9,まとめ
以上です。今回は製造業、工場勤務の仕事を辞めたい理由と、向いてる人・向いてない人の特徴についてまとめました。
製造業は楽な仕事ですが、「やりがい」や「達成感」などを求める人にとっては不向きな仕事と言えます。逆に仕事を楽にしたい方や、頭を使いたくない方にとっては天職とも言えます。
自分の性格を理解して、自分にあった職業選びができるといいですね。