やっと新しい部下が入ってきたと思ったら、覚えは悪いしミスばかりで使えない・・・さらに仕事が忙しいと、イライラしてストレスが溜まる一方ですよね。今回は仕事ができない部下の特徴と、それに対する対処法をご紹介します。
目次
1,仕事ができない部下がいるとストレスで地獄!
2,使えない部下と働くデメリット
2,仕事ができない部下・使えない部下ってどんな人?
3,使えない部下への対処法は?
4,今の職場に不満があるなら転職を考える
5,使えない部下&仕事ができない部下のまとめ
1,仕事ができない部下がいるとストレスで地獄!
仕事にはそれぞれ個人差があり、世の中には「仕事ができる部下」と「仕事ができない部下」が存在します。
僕はアパレル経営をしており、これまで何人か人を雇ってきました。その中でもやはり、仕事の覚えるスピードや正確さには個人差があります。
一方では一回教えただけで、仕事を完璧にこなす部下。もう一方では、何度繰り返し教えても、次の日には同じ事を聞いてくる部下。
使えない部下を扱うのは本当に大変です。これは面接の段階では分からず、実際に雇ってみて始めて気が付くから厄介ですよね。
2,使えない部下と働くデメリット
続いては使えない部下と一緒に働くデメリットをご紹介します。
・尻拭いが面倒
・とばっちりを受ける
・残業や休日出勤の回数が増える
・大きなミス
・いい訳や口答えが多い
ストレスの原因1:尻拭いが面倒
仕事ができない部下を抱えると、常に部下の尻拭いに追われます。仕事を終えるたびに、ミスをしていないか上司がチェックしなければいけません。
覚えるスピードが遅いだけであればまだイイ方。
根本的に仕事をする能力が欠けている場合は、ずっと付きっきりになるので、かなり効率が悪くなります。
できない部下を抱えると、その部下の面倒を見る役として、一人の上司がずっとサポートしなければいけません。
会社全体の効率が落ちるのは言うまでもありません。
ストレスが溜まる原因2:とばっちりを受ける
基本的に会社では、部下がミスをすれば、その直属の上司が責められることになります。使えない部下がいると、それだけで自分の評価が落ちてしまいます。
上層部からは「お前の指導が悪いから部下が育たない!」「ちゃんと責任を持って指導しろ!」と責められ、部下のミスを自分のせいにさせられます。
現場にいない人からすれば、仕事ができない部下のことなんて分かりません。新入社員がミスばかり出していれば、「指導している上司が悪い」と考えるのが普通です。
仕事ができない部下を持つと、そのトバッチリが直属の上司にくるので注意。
ストレスが溜まる原因3:残業や休日出勤の回数が増える
仕事ができない部下は仕事が遅く、ミスも多いです。
こうなると部下だけでなく、上司も残業や休日出勤に追われる可能性があります。
他人(部下)のせいで、自分にも残業や休日出勤が課せられるなんて、耐えられませんよね。
こんな事を繰り返されると、ストレスが溜まるしイライラしてしまいます。
ストレスが溜まる原因4:大きなミス
僕も何度か経験があるのですが、使えない部下はよく大きなミスをやらかします。
特に仕事に慣れてきた頃が危険です。
「何も聞いてこなくなったな」「最近ミスが減ったな」とか考えていると、ある時絶対やってはいけないようなミスを犯します。
仕事ができない部下の「あるある」ですね。
ストレスが溜まる原因5:いい訳や口答えが多い
仕事ができる賢い人間は、自分のミスをすぐに認めて謝罪します。しかし仕事ができない部下や使えない部下の場合は、ミスをしても「いい訳」や「口答え」ばかりするので非常に厄介です。
上司としては素直にミスを認めてくれると楽なのですが、それを認めないと注意しても無駄な時間になるし、いつまで経っても問題が解決しません。
2,仕事ができない部下・使えない部下ってどんな人?
仕事ができない部下や、使えない部下の特徴ってどういったものがあるのでしょうか?順に見ていきましょう。
・覚えがとにかく悪い
・自分のミスを認めない
・ミスを隠す
・面倒なことから逃げようとする
・同じミスを繰り返す
・協調性がない
・分かったフリをする
・年上で言うことを聞かない
・仕事に対する責任感がない
仕事ができない部下・使えない部下の特徴1:覚えがとにかく悪い!
使えない部下は仕事の覚えがとにかく悪いです。一度教えても、しばらく時間が経つと忘れてしまっている・・・。タチが悪い部下ですと、「いえ聞いてないです」など、強気に反抗してくることもありますからね。
普通はメモを取るなどして対策をします。しかし仕事が出来ない人は、メモを取ることすらやろうとしません。これが最大の問題点です。
仕事ができない部下・使えない部下の特徴2:自分のミスを認めない
ミスを素直に認めてくれれば、説明して教えてあげることが出来ます。しかし、そもそも自分のミスを認めない部下は、使えないというよりも厄介な存在です。
「○○さんがやれと言ったので・・」
何かと責任転嫁してミスを認めないと、上司はとても大変です。変なプライドがあって何を言っても謝らないので、こちらも教える気力がなくなってしまいます。
仕事ができない部下・使えない部下の特徴3:ミスを隠す
ミスを認めないのと同じように、「ミスを隠す」のも使えない部下の特徴。
隠さなければ早い段階で手を打てたのに、怒られるのが嫌なのか、仕事が出来ないと思われるのが嫌なのか、ミスを隠し自分で解決しようとしてしまいます。
これは自体が悪化する恐れがあるので、職場では絶対やってはいけない行為です。ミスを出したら、どのようなミスでもまずは上司に報告するのが基本です。
仕事ができない部下・使えない部下の特徴4:面倒なことから逃げようとする
仕事を選ぶのも使えない部下の特徴。自分が好きな仕事や面倒でない仕事には積極性があるけど、雑用などの細かい仕事は見てみぬフリをしてしまう。
「自分がやらなければ誰かがやるだろう」といったスタンスなので、注意しても直りません。
仕事ができない部下・使えない部下の特徴5:同じミスを繰り返す
普通の人であれば、一度ミスを出して注意して、それが2回、3回続けば何か自分なりに対処法を考えてミスを防ぎます。
しかし仕事ができない部下ですと、何度も同じようなミスを繰り返してしまいます。言われた事しかできないため、自分でミスに対する対策や改善案を出そうとしません。
【関連記事】・仕事でミスが多い人の原因や特徴は?失敗を防ぐために行動や習慣を変える
仕事ができない部下・使えない部下の特徴6:協調性がない
周囲と合わせる事ができず、協調性がないのも厄介な部下ですね。例えば休みや休憩を取るにしても、人と合わせることが出来ず自分で勝手に取ってしまう。
会社勤めをするなら、「協調性」を持たなければいけません。
どれだけ仕事ができても、周囲に合わせられないと孤立してしまうし、仕事が長く続きません。社内の雰囲気を悪くするし、あまりいい部下とは言えませんね。
仕事ができない部下・使えない部下の特徴7:分かったフリをする
分かったフリをする部下は危険です。話を聞いてキチンと理解していないのに、「はい、分かりました。」「大丈夫です。」などと分かったフリをします。
曖昧な状態のまま仕事に取り掛かるので、当然ミスを連発します。
仕事ができない部下・使えない部下の特徴8:年上で言うことを聞かない
年上の部下って、人にもよりますが扱い辛い事が多いです。
特に年功序列に対して変なプライドがある人。普通であれば仕事の経歴で上下関係が決まるのですが、何故か「年上が偉い」と考えてしまい、年下上司の言う事をききません。
この場合は何をいっても言う事を聞かないので、もっと上の上司や社長に相談するしかないでしょう。
仕事ができない部下・使えない部下の特徴9:仕事に対する責任感がない
仕事に対する「責任感」は人それぞれ違います。社会人として働いているのであれば、仕事に対する優先順位は標準に合わせる必要があります。
何かトラブルや大事な用事があるなら、仕事よりも優先しても良いと思います。
しかし「早く帰りたい。」「友達と飲みに行きたい。」などの理由で仕事を投げ出すと、「責任力がない。」と判断されてしまいます。
定時になればすぐに仕事を切り上げて帰ってしまう・・・。これも仕事ができない部下の特徴です。仕事よりもプライベートを優先してしまっており、仕事に対する責任間が全くない状態です。
これは、仕事に対するモチベーションが低い人や、新入社員、若い人に多い傾向があります。
3,使えない部下への対処法は?
続いては、使えない部下への対処法をご紹介します。人によっては誉めて伸びる人もいれば、叱られて伸びる人もいます。部下に合わせて柔軟に対応する事が大切です。
・褒めて伸ばす
・部下に合った仕事をやらせる
・メモを細かく取らせる
・社長や上の上司に相談する
使えない部下への対処法1:褒めて伸ばす
日本人は、「褒めて伸びるタイプ」が多いと言われています。もし自分の周りに仕事ができない部下がいるのであれば、いつも怒っているかと思いますが、一度褒めてみて下さい。
怒られるとどうでもよくなる人は多いですが、褒められるとモチベーションが上がりやる気が出る人が多いです。一度褒めてみて、仕事に対するモチベーションが上がっているようであれば、いい傾向です。
「今回の仕事は早かったね!」
「仕事頑張ってるから、社長に伝えておくよ!」
単純な人ですとちょっと褒めただけで気分がよくなり、別人のように働くようになります。使えない部下への1つの対処法として、「部下を褒める」を実行してみて下さい。
使えない部下への対処法2:部下に合った仕事をやらせる
仕事ができる部下であれば、どんな仕事でも平均以上の結果を出してくれます。しかし使えない部下の場合は、すべてが平均以下となってしまいます。
ここで重要なのは、使えない部下の特徴や強みを知ることです。例えば「仕事は早いけど、ミスが多い人」こういった人であれば、ミスを出してもいいけど量をこなす仕事が向いています。
逆に「仕事は遅いけどミスを出さない部下」このような人であれば、スピードは求められないけどミスを絶対出してはいけない、正確さ重視の仕事。
こういった感じで、部下に合った仕事を選ぶのも上司の役目となります。
使えない部下への対処法3:メモを細かく取らせる
覚えが悪い部下であれば、「メモ」は必須です。メモを取っておくことで、何度も上司に聞かずに済むし、自分で仕事を解決できるようになります。
すぐに忘れてしまう部下であれば、すべてのことをメモに書かせるようにしましょう。時間は掛かりますが、すぐに忘れるよりは遅くても少しずつ覚えてくれた方が、長い目で見たときに効果的です。
使えない部下への対処法4:社長や上の上司に相談する
部下がいくら教えてもダメな時は、社長やもっと権限のある人に相談してみましょう。
「○○さんがいくら言っても直らない」
「ミスがひどくて今後が心配だ」
「自分の言う事をきかない」
理解力のある経営者であれば、深刻に相談すれば話を聞いてくれるはずです。しかし「お前の教育が悪い!」「部下のしつけもできないのか!」などと罵声を浴びせてくる会社であれば、力になってくれないでしょう。
そんな時は転職をして、もっと伸び伸び働ける会社を探してみてもいいかもしれません。
4,もっと働きやすい会社を探してみる
仕事には個人差があり、仕事ができない部下、できる部下はどこの会社にいても存在します。
使えない部下が多く、職場環境に不満があるのであれば、「転職」を考えてみても良いと思います。
・上司や社長が話を聞いてくれない
・仕事ができない部下が多すぎる
上記のよう状況は、「部下」というより「会社」に問題があります。トップがしっかりしていないと、自然とダメな部下が集まり、それを優秀な社員が面倒を見るようになっていきます。
おそらく今後改善されることはないし、自分へのストレスはさらに増えていくはずです。
転職エージェントを使う
別の仕事に興味があるなら、転職エージェントを使ってみるのがオススメ。
転職エージェントを利用すれば、今の仕事を辞めずに仕事探しができるので、リスクなく新しい仕事を探すことができます。
いい仕事がなければ転職する必要はないですが、どのような求人があるか登録してチェックしてみるだけでも価値はあります。さらに転職エージェントは、自分の適性にあった転職先を見つけてくれるので、とっても便利です。
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
5,まとめ
以上です。今回は使えない部下や仕事ができない部下の特徴と、ストレスが溜まったときの対処法について解説しました。
仕事には必ず個人差があります。それは面接の段階では分からないし、「この人仕事できそうだな・・」と感じても実は全然ダメなときも存在します。
大変ですが、その部下の性格や特徴を知って根気よく教えていくしかありません。仕事ができない部下を一人前に育てることができれば、部下も育っていますが自分自身も大きく成長しているはずです。
今後部下を育てる上での糧となり、人材育成の能力が大幅に向上するでしょう。
しかし仕事が出来ない部下ばかりで、上司も何も助けれてくれないのであれば、転職を考えてみてもいいと思います。もっと働き易い会社はいくらでも存在するし、変にストレスを溜める必要もありません。