夜勤の仕事は、日勤とは違ったメリット・デメリットが存在します。人によっては夜勤を続けるのが苦痛で、「辛い、辞めたい・・」と考えてしまう人も少なくありません。
夜勤と言えば「工場」「製造業」の仕事が人気ですよね。私もこれまで、工場の夜勤で働いていた人ににたくさん出会ってきました。
夜勤に対する意見は、人によって大きく異なります。「夜勤は楽!楽しい!」と答える人もいれば、反対に「夜勤は辛い。」「工場の夜勤を早く辞めたい。」と答える人もいらっしゃいました。
なぜ同じ夜勤を行っているのに、ここまで意見が食い違うのでしょうか・・・?
今回は夜勤が辛い、辞めたいと感じる理由や、感じた場合の対処法などをご紹介します。
目次
1,夜勤のある仕事の種類
2,夜勤を辞めたいと感じる理由
3,夜勤で働くメリットとは?
4,辞めたいときの対処法や解決策
5,夜勤のない工場に転職する
6,異業種への転職を考える
7,夜勤を辞める時の転職理由について
8,夜勤を辞めたいと感じる理由や対処法のまとめ
1,夜勤のある仕事の種類
夜勤は職業によって、あるのかないのか変わってきます。夜勤がある職業の代表的なものといえば、「工場勤務」ではないでしょうか?
日本の工場では生産性を上げるために、深夜に機械を止めず稼動させ続ける事が多いです。このため夜勤の勤務者が必要となります。
工場勤務では夜勤だけの働き方もありますが、交代制(日勤と夜勤が一週間交代で変わる)なども存在します。
・工場勤務
・タクシードライバー
・看護師
・トラック運転手
・飲食店(ファーストフード)
・夜の仕事(お水)
・コールセンター
・コンビニ店員
・警備員
・宿泊施設
少し考えただけでも夜勤が行われている仕事はこんなにも存在します。特に工場や看護師は夜勤の代表格とも言われています。
2,夜勤を辞めたいと感じる理由
続いては、夜勤が嫌になってしまう「理由」ご紹介します。
「夜勤が辛い・・」
「夜勤を辞めたい!」
このように感じている人は、自分に当てはまるものが無いか確認してみてください。
・夜勤に慣れていない
・眠れない
・家族・友人に会えない
・体調が崩れ易い
・常にボーっとした状態が続く
・食生活が乱れる
・ずっとは続けられないから
夜勤を辞めたいと感じる理由1:夜勤に慣れていない
夜勤がきつい、辞めたいと感じてしまう理由の多くは、単に夜の勤務に慣れていないだけ、という可能性が考えられます。
これまで日勤の仕事をしていたのに、突然夜勤の仕事を始めると最初は慣れないものです。
「睡眠」「食事」などの「時間配分」が、これまでのライフスタイルと全て変えなければいけないので、その変化に体がついていきません。
私も工場勤務をしていたことがあり、夜勤経験者を知っていますが、大抵の人は「夜勤を始めた頃が一番辛い」と話していました。逆に夜勤に慣れていけば、割と楽に感じるようです。
体や生活スタイルが慣れるまでの1~2ヶ月程度は、夜勤の仕事が辛く感じる可能性は高いです。
もちろん人によっては、夜勤自体が合わず、ずっと辛い場合もあるので注意が必要。
夜勤を辞めたいと感じる理由2:眠れない
夜勤の仕事をすると、帰ってから朝方に眠りにつくことになります。やってみると分かりますが、これが意外と寝れません。眠れたとしても昼間なので、すぐに目を覚ましてしまったりと、熟睡することが難しいです。
昼間は、カーテンの隙間から入る日の光や、人の声、郵便配達、電話、工事の音など、夜と違って睡眠の妨げになるものが多いです。
選挙活動なんて外でしていたら、イライラするし絶対眠れませんからね・・・。このように眠れない状況があると、「夜勤の仕事を辞めたい」と感じてしまいます。
夜勤を辞めたいと感じる理由3:家族・友人に会えない
夜勤の仕事をしていると、夜~朝方にかけて仕事をするため、プライベートの時間が家族や友人とずれてしまいます。夜友達と飲みに出かけたくても行けないし、家族と時間を過ごしたくても難しくなります。
平日の昼間はほとんどの人が仕事です。一緒に出かけたり昼食を食べることもできません。すれ違いの生活になるので、1人が苦手な方であれば寂しさを強く感じてしまうかもしれません。
夜勤を辞めたいと感じる理由4:体調が崩れ易い
夜勤の最大のデメリットは、体にかかる負担です。
若い時であれば負担を感じない人もいるかもしれませんが、やはり蓄積されていきます。夜勤は不規則な生活を送ることになるので、免疫力が落ちて、病気になる確率が高くまります。
・自律神経やホルモンバランスの乱れ
・偏頭痛を引き起こす
・ガンや脳卒中を引き起こす確率が高まる
・うつ病
夜勤を行っていると、上記のような病気にかかりやすくなります。免疫力の低下から風邪などにもかかりやすいので、常に注意しておかなければいけません。
体調不良を理由に夜勤を辞めていく人も、実は意外と多くいらっしゃいます。
夜勤を辞めたいと感じる理由5:常にボーっとした状態が続く
これは人によるのですが、上手く睡眠を取れていないせいで、無気力になってしまう人がいらっしゃいます。仕事のあとに睡眠はとるのですが、熟睡できていないので起きてからも眠い状態がずっと続いてしまいます。
常にボーっとした状態が続き、何に対してもやる気がなくなって軽い「うつ病」のような状態を引き起こします。
夜勤を辞めたいと感じる理由6:食生活が乱れる
夜勤をしていると食事を摂る時間帯がバラバラになってきます。夜中は、カップラーメンやコンビニのお弁当が手放せなくなります。
朝ごはんを食べて寝たとしても、昼過ぎまで眠ることになり昼食は食べないこともあるでしょう。このような不規則な食生活は、体を壊す原因になります。
夜勤をしている人は、「常に食欲がない」「コンビニの食事中心になっている」などといった方も多いです。
【関連記事】・製造業、工場勤務の仕事を辞めたい理由。向いてる人の特徴は?
夜勤を辞めたいと感じる理由7:ずっとは続けられないから
夜勤は体への負担が大きく、一生続けるのは難しいです。若い間はいいですが、50歳、60歳になっても夜働くのはさすがに辛いですよね?
将来を心配して、夜勤の仕事を辞めたくなる人もいらっしゃいます。
3,夜勤で働くメリットとは?
いつくかの夜勤が辛い、辞めたいと感じる理由や夜勤のデメリットを書きましたが、夜勤を好きでやっている方も大勢いらっしゃいます。次は夜勤の仕事をする上でのメリットをまとめます。
・お金がいい
・仕事中に監視の目がない
・昼間空いている時間帯に出かけられる
夜勤のメリット1:お金がいい
工場や看護師などすべての夜勤の職業に共通して言える事が、「夜勤は日勤に比べて、かなりお金がよくなる」という事です。夜勤の場合は「夜勤手当」がもらえるので、「夜勤」と「日勤」では大きく月収に違いが出てきます。
私が昔働いていた工場では、はっきりとは覚えていませんが賃金に下記くらいの差は出ていました。
・日勤勤務者 1ヶ月の手取り19万円
・夜勤勤務者 1ヶ月の手取り29万円
同じ日数働いても、夜勤手当が毎日つくだけで1,5倍程度給料に差が出てきます。こういった理由から、「夜勤が好き」「夜勤をしたら日勤はできない」と夜勤を好む人がいらっしゃいました。
夜勤のメリット2:仕事中に監視の目がない
日勤であれば上司や同僚など、仕事場には大勢の人がいることになります。その分監視されているので、ストレスはたまるし周囲の視線に気を配る必要があります。
しかし夜勤であれば上司や同僚はほとんどいなく、自分一人で仕事をすることがほとんどでしょう。あまりよくはありませんが、休憩を長く取っても怒られないし、正直やることさえやっておけば何をしてもOKという状態です。
上司の監視がないだけでも、自分のペースで仕事を行えるのでストレスが溜まりません。
夜勤のメリット3:昼間空いている時間帯に出かけられる
日勤の場合でかけるのは、夜や土日の休みになります。やはり皆が出かける時間帯なので、どこに行っても混んでますよね。
しかし夜勤であれば、日中いくらでも時間があるので、「買い物」「食事」など、空いている時間に出かける事が可能です。
平日の昼間であれば人も少ないし、自由にどこへでも行けるのは大きなメリット。1人で行動するのが好きな人にとっては、夜勤は最高の仕事かもしれませんね。
4,辞めたいときの対処法や解決策
夜勤にはメリット、デメリットが存在しますが、結局のところ自分に合うかどうかが一番大切です。どれだけメリットを挙げても自分にとってメリットと感じなければ、それはメリットではありません。
夜行性で昼間寝るのに抵抗がない人であれば、「夜勤が辛い、辞めたい」と感じる事もないでしょう。逆に夜勤が辛く感じる人であれば、正直どうする事もできません。
時間が経てば慣れていく可能性はありますが、数ヶ月働いてみても全く改善されないのであれば、転職や何か他の対策を考える必要が出てきます。
夜勤中に眠くなるなら、夜勤前に仮眠をとる!
夜勤から帰ってきてから朝寝るのとは別に、夜勤の前に仮眠を取る事はおすすめ。1~2時間程度仮眠を取っておくだけでも、夜勤が驚くほど楽に感じられます。個人差はあるかもしれませんが、私が知っている夜勤勤務者の人たちは仮眠を取っている人が多かったです。
「夜勤は眠くて辛い。」このように感じている人であれば、「仮眠」をとることで解決に繋がるかもしれません。
昼間の騒音で眠れない場合は、耳栓、アイマスクを使おう!
夜勤の方が昼間に眠るための必須アイテムと言えば、「耳栓」や「アイマスク」ですね。耳栓をしておけば外から聞こえる小さな音は遮断できるし、眠りを妨げることが少なくなります。
携帯も出来ればマナーモードにしておけるといいですね。大事な連絡がある場合はダメですが、携帯が鳴るたびに起きているようでは深い眠りにつけません。寝ている間はマナーモードにしておきましょう。
アイマスクも意外と使えます。カーテンを閉めておいても、小さな光は入ってきます。日光を浴びると人は目が冴えてしまいますので、アイマスクを使って完全に日光を遮断して眠りにつきましょう。
眠りが浅いなら、安眠アイテムを使ってみては?
不眠が続く方であれば、安眠アイテムを摂取するのもオススメ。不眠で睡眠剤などを使う方もいらっしゃいますが、睡眠剤は医師の処方がないためあまりオススメしません。
睡眠薬は無理やり薬の力で寝ることになるので、一時的な対策に過ぎません。
さらに飲みすぎると癖になり、睡眠薬なしで寝る事が難しくなります。「北の大地の夢しずく」であれば、アスパラガスから抽出した休息サポート成分が安眠効果を引き起こしてくれます。
食品から抽出する成分だから安心して使う事ができます。
通常定期¥3790円 お試し定期¥3411円
1日あたり107円というリーズナブルな価格帯なので、夜勤で眠れない場合は試してみてもいいかもしれませんね。
日頃から簡単なストレッチやマッサージを行う
朝眠れないようであれば、「ストレッチ」や「マッサージ」など行うのもオススメ。寝ていない状態なので長時間のストレッチやマッサージはオススメしませんが、軽いものであれば眠りにつきやすくなります。
最近では30分で2000円程度の安くて手軽なマッサージ屋さんも多いので、そういった所に帰りに寄ってもいいですね。ストレッチであれば、寝る前に自分の部屋でも行えます。
アロマや湯船につかってリラックスする
寝る前にアロマの香りを嗅いだり、お風呂で湯船につかるのも効果的です。仕事の後はどうしても神経が研ぎ澄まされた状態になっています。
上手くリラックス効果を与えることで、神経が緩和され眠りにつきやすくなります。仕事の後はすぐにベッドに入りたくなりますが、10分程度でもリラクゼーションを与えることで不眠の対処、解決に繋がるかもしれませんよ。
5,夜勤のない工場に転職する
「夜勤が辛い、辞めたい」と感じてしまい、解決策が見つからない場合は、「転職」を考えてみてもいいかもしれません。仕事はこの先ずっと続けていかなければいけないし、夜勤で体調を壊してしまっては元も子もありません。
体は資本ですので、自分にあった仕事に転職して充実した毎日を過ごす事が大切です。
転職にはいくつか方法がありますが、個人的には転職エージェントを使うのがオススメ。転職エージェントを使えば、今の仕事を続けながら転職活動を行えるので、無職になるリスクがありません。
さらに転職エージェントでは、自分にあった求人を探して紹介してくれるのでとっても楽。仕事で忙しい毎日でも、転職活動を行う事ができます。
夜勤のない工場に転職するだけで、夜勤の悩みから開放されます。転職エージェントを使えば、夜勤のない仕事をピンポイントで探せるので非常に便利です。
6,異業種への転職を考える
現在務めている仕事自体が嫌になっているのであれば、「異業種」への転職を検討してみましょう。世の中には様々な種類の仕事が存在します。
自分に合わない仕事を続けるのではなく、もっと自分に合った仕事を探してみるのも良いですよ。
転職ならリクルートエージェント(転職エージェント)
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
7,夜勤を辞める時の転職理由について
夜勤を辞める時は「転職理由」を考える必要があります。この転職理由は以下の2つのシーンで必要となります。
・職場を辞めるための転職理由
・次の職場で印象を悪くしないための転職理由
どちらで転職理由を告げる場合でも、「夜勤が辛いから辞めたいor辞めた」「夜勤が嫌だから辞めたいor辞めた」と伝えるのは印象が悪くなります。
おすすめの転職理由は以下のようなもの。
・夜勤による体調不良
・やりたい仕事が見つかった
夜勤を理由にして転職するのもOKです。ただし「辛いから」「嫌だから」という感情だけを理由にするのはNG。
できれば具体的に「寝不足で仕事に集中できない」「夜勤による体調不良で病院に通っている」など告げると良いでしょう。
他にも夜勤を理由にしたくない場合は、「やりたい仕事が見つかった」等の理由でもOKです。夜勤を理由にしなければ、前向きな印象を与えられますね。
8,夜勤を辞めたいと感じる理由や対処法のまとめ
以上です。今回は夜勤が辛い、辞めたいと感じる理由とその対策についてご説明しました。
夜勤にはメリット・デメリットが存在しますが、人によって感じ方は様々です。どうしても夜勤を続けるのが嫌な人もいれば、夜勤が楽でしょうがないと感じる人もいらっしゃいます。
自分に夜勤が合わないと思うのであれば、無理をしても体を壊すだけです。早い段階で転職エージェントを使って、夜勤のない転職先を見つけましょう。