在庫を持たないでネットショップを運営することは可能です。今回は無在庫運営の方法や、メリット・デメリットなどについて解説していきます。
目次
1,はじめに
2,ドロップシッピングを使う
3,その他の無在庫で運営する方法
4,無在庫販売のデメリット
5,無在庫販売のメリット
6,まとめ
1,はじめに
ネットショップ運営において最大のリスクは何か知ってますか?それは「在庫」です。ネットショップを運営してみれば分かることですが、資金のほとんどは在庫に消えていきます。
人件費、販促費なども確かに大きいのですが、それ以上に桁外れにお金が掛かるのが”仕入れ”です。
在庫を増やさなければいけない
基本的にネットショップはもちろんですが、小売業を行うにあたって「在庫」の存在は大きいです。売上規模を大きくしていきたいのであれば、それに見合った在庫が必要になってきます。
在庫が100万円分しかないのに、1000万の売り上げを作ることは不可能ですよね?売上と平行して在庫額も引き上げていく必要があります。
在庫を持たない方法もある
ネットショップでは基本的には在庫を持って、ショップ運営しているお店がほとんどです。しかし中には無在庫、つまり在庫を全く抱えずにネットショップ運営している所もあります。
在庫がなければそれだけリスクは少なくなるし、「仕入れ」に悩まされることもなくなります。
「仕入れた商品が全く売れない!」
ネットショップをしていればこのようなことは日常茶飯事です。仕入れた商品が売れ残ってしまい、毎月の倉庫代だけ増えていきます。
在庫を持たない無在庫運営をしていれば、このようなネットショップ最大の悩みを避けることができます。
2,ドロップシッピングを使う
在庫を持たずにネットショップを運営する方法はいくつかあります。その中でも一番メジャーなのは、「ドロップシッピング」ではないでしょうか。
ドロップシッピングとは、ドロップシッピングASP(サイト)を通して、商品を委託販売する運営方法です。
ドロップシッピングは、出荷などの面倒な作業もないので副業としても人気が高いです。
※関連記事
2017年のオススメネット副業ランキング!FX、ブログ、ネットショップetc…
在庫数は無限大
ドロップシッピングでネットショップを始めれば、在庫数は無限大に広げることが可能です。
通常のネットショップであれば、仕入れ商品のみしかネット上にアップできません。しかしドロップシッピングであれば、提供されているすべての商品をアップすることができるので、商品数はいくらでも増やせます。
他のお店と被ってしまう
ドロップシッピングのデメリットとしましては、用意された商品画像や説明文をそのまま使用するので、他のドロップシッピングを行うサイトと商品ページが全く同じになってしまいます。
同じ商品を取り扱うサイトが多ければ多いほど、価格競争に巻き込まれることになります。
面倒な作業をしなくてもいい
ドロップシッピングでは、商品を紹介して売ることで利益を得ることができます。ネットショップで時間のかかる、「在庫管理」や「発送、梱包作業」などは何もしなくても大丈夫です。
ですので副業や個人でネットショップを始める場合は、ドロップシッピングを使う人が増えています。
ネットショップに混ぜてもOK!
ドロップシッピングは、通常のネットショップと融合させて使用してもOKです。
・ネットショップを運営しているけど、今より商品数を増やしたい
・新作を仕入れるのが資金的に厳しい
こういった悩みを持っているネットショップ事業者であれば、ドロップシッピングの商品を使うことで費用をかけずに商品数を増やせます。
オススメのドロップシッピングASPは?
ドロップシッピングを始めるなら、ドロップシッピングASPと呼ばれるサイトに登録する必要があります。どのサイトも無料で登録できるので、安心して使えます。
「もしもドロップシッピング」
もしもドロップシッピングは日本最大手のドロップシッピングASPです。35万点以上の商品を委託販売できて、会員数は40万人を超しています。
無料会員登録を行えば、35万点の商材を販売することができるようになります。
「トップセラー」
トップセラーの商品は在庫数をしっかり確保してくれていることが多いです。通常のドロップシッピングサイトよりもより商業向けに作られており、単発での商品販売でなく在庫を積んでくれています。
しっかり商品を販売していきたい時には、トップセラーはオススメ。ただし商品を販売するときは手数料が掛かります。
3,その他の無在庫で運営する方法
ドロップシッピングが一番定番の販売方法ですが、他にもいくつか在庫を持たないでネットショップ運営する方法はあります。
ネッシーの直送サービスを使う
ネッシーは一番オススメの仕入れサイトです。
ドロップシッピングサイトではなく仕入れサイトになりますが、中にはドロップシッピングのように、顧客へ商品を直送してくれる卸業者もいらっしゃいます。
このような卸業者の商品を販売すれば、仕入れをしなくても直接購入者へ届けてくれます。
ネット上の仕入れサイトとしては一番商品数が多いので、登録しておくだけでも価値はあります。登録は無料で行えます。
メーカーに受発注でお願いする
仕入れメーカーに電話で直接、「受発注で販売したい!」と交渉して、OKサインがでれば在庫を持たずに商品を販売する事が可能です。
「受発注」とは、商品が売れてから注文をかけることで、売れないと仕入れないのでリスク回避ができます。
これは実際私もやっており、商品によってお願いする事があります。
・在庫がメーカー側にたくさん残っている
・メーカーがどうしても売ってほしい商品
上記のような商材であれば、メーカーは受発注販売をOKしてくれることが多いです。メーカーによって対応が違うので、一度問い合わせてみましょう。
そもそもメーカーと直接取引がない場合は、先ほどご紹介したネッシーを使って仕入先を見つけましょう。
※関連記事
⇒「ネットショップの仕入れサイトや卸サイトを大公開!アパレル、雑貨etc・・
予約販売をかける
ネット上で「この商品は10月1日販売予定の商品です」などのように、予約でお客さんに販売するのも1つの方法。
あらかじめ受注を取っておけるので、受注に対して仕入れをすればいいだけになります。注文が入った分だけ仕入れれば、在庫が残るリスクもないし無駄に在庫を持たなくても大丈夫です。
4,無在庫販売のデメリット
在庫がなくなりやすい
在庫を持たないで商品販売を行うと、在庫切れのリスクがついてきます。在庫がなくなって売上が下がるのはもちろん、販売してしまった商品の在庫が用意できずクレームに繋がることもあり得ます。
出荷までに時間が掛かる
オーダーが入って出荷するのに、在庫を持っていない場合はタイムロスが生じます。
メーカーから直送するドロップシッピングなどであればタイムロスは少ないですが、一度こちらに商品を送ってもらってから出荷するのであれば、お客さんに商品が届くまでに数日は掛かってしまいます。
在庫管理が面倒
在庫を持たないと、卸会社で在庫が0になった場合はすぐにこちらの在庫も0にしなければいけません。これをしなければ、売り越しなどが起きてしまいます。
ただこの在庫管理がとっても面倒です。細かくチェックする必要があるし、商品数が増えると目が行き届かなくなります。
在庫管理ツールなどもあるので、商品数が増えた場合はそういったサービスを使うことになります。
5,無在庫販売のメリット
在庫のリスクがなくなる
ネットショップの倒産理由としてもっとも多いのが、「キャッシュショート」です。キャッシュショートとは資金が回らなくなる事を意味しており、これを引き起こすのはほとんどの場合、仕入れによる資金の圧迫です。
在庫を仕入れずにネットショップを運営していれば、こういったリスクを回避できます。無在庫販売では在庫のリスクがなくなることが、最大のメリットとなります。
商品数が増やせる
ネットショップで売上をあげるには、商品数を増やすことは必須になります。無在庫販売であれば、作業さえ行えば商品数はいくらでも増やせます。
発送業務などがなくなる
無在庫販売であれば、お客さんへの発送や梱包などは行う必要がありません。あくまでも委託販売するだけですので、通常のネットショップ運営に比べて作業量は少ないです。
6,まとめ
以上です。今回は在庫を持たないでネットショップを運営する方法や、無在庫運営のメリット・デメリットについて説明しました。
在庫はネットショップの最大のリスクとも言えます。在庫なしでショップ運営ができれば、資金繰りが圧倒的によくなるし、利益を確保しやすいです。
ただし在庫を持たなければそれなりのデメリットも生じるので、簡単に売上を伸ばすことはできません。根気を持って頑張り続ける必要があります。
ネットショップ出店なら楽天がオススメ!
楽天はECモールの中でも最大級の規模です。ネットショップを出店するなら、楽天は一番オススメです。資料請求は無料なので、一度料金や体制を確認してみましょう。
ネットショッピングの仕入先はネッシーがオススメ!
ネットショッピングを運営するなら、「ネッシー」での仕入れをオススメします。
業界最大手で、ジャンルを問わず様々な商品を仕入れることが可能です。
費用は一切掛からず、開業前でも使えるのが嬉しいですね。無料会員登録すれば、商品の仕入れ価格が見れるようになります。