不景気・不況に弱い業界で働いているとリスクが生じます。今回は不景気時に弱い業界をご紹介します。仕事選びの参考にしてくださいね。
不景気・不況に弱い業界は、今回のような世界不況が起きたときに真っ先にダメージを食らいます。株価下落に業績悪化、最悪の場合社員のリストラ、倒産になる可能性も考えられます。
従業員として会社に尽くすのであれば、やはり不景気・不況にも強い職業を選びたいですよね・・・。
今回は不景気・不況に弱い、具体的な職業についてご紹介します!是非今後のためにも参考にしてくださいね。
不景気・不況に弱い業界で働くリスク
不景気・不況時に真っ先に打撃を受けるのは、不況に弱い業界です。このような業界では株価が急落して、売上が一気に落ちます。
売上が落ちれば資金繰りが悪化するので、企業側は当然経費を削らなくてはいけません。まずは無駄な出費を抑えて、そこから「ボーナスのカット」「役員報酬のカット」「残業・休日出勤の停止」などを行います。
それでも改善しなければ、パートや契約社員が最初に解雇されます。その後に正社員がリストラされていきます。
もちろん会社によって削っていく経費の順番は異なりますが、正社員をリストラするのは最後になるのが普通です。
ただし不況や不景気の度合いによっては、突然「倒産」なんて事もありうるので注意が必要です。
特に今回のような予期せぬ不況が起きると、企業側は対策を行っていないため資金がショートして倒産する会社が多いです。
反対に不況にも強い業界だと、売上が前年比で伸びたり、横ばいで推移する可能性があります。こういった会社は少ないですが、それでも不景気に弱い会社でなければ「倒産」「リストラ」を免れる可能性が高くなります。
不景気・不況に弱い仕事11選
続いては、不景気や不況に弱いといわれている具体的な仕事をご紹介します。
●銀行
●不動産
●高級店全般
●自動車関係
●派遣
●娯楽施設
●ファッション、美容系
●建築、建設業
●コンサルタント
●飲食業界
●広告業界
不景気・不況に弱い仕事1:銀行
不景気になると企業が倒産して「貸し倒れ」を起こしたり、個人からの返済が滞るため、お金を融資している銀行は経営状況が悪化します。
特に地銀「地方銀行」は大手メガバンクに比べて、資金力がないため、不況時にはダメージを受けやすいです。
不景気・不況に弱い仕事2:不動産
好況・不況の時に、いい意味でも悪い意味でも大きな影響を受けるのが、不動産業界です。不動産会社は「マンション」「一軒家」「土地」など高額の商品を取り扱っていますが、不況時にはまず売れません。
大きな額の買い物になるため、基本的に新規で契約をする顧客がいなくなります。
さらに銀行から融資を受けているため、返済が難しくなり、やがて倒産してしまいます。
不景気・不況に弱い仕事3:高級店全般
世の中が不景気になると、節約ムードになるため高級店全般は利用する人が減少します。高級店とは「飲食」「ファッション」などはもちろんですが、「百貨店」「高級車」なども当てはまります。
とにかく世の中で、「値段が高い商品」を販売しているお店の売上が低迷します。
不景気・不況に弱い仕事4:自動車関係
不景気だと自動車がとにかく売れません。新車はもちろんですが、中古車なども売れなくなるので自動車業界は大打撃を受けます。
自動車業界は輸出での売上が大きいですが、不況時に円高になると海外への輸出量も減ってしまいます。これにより業績が落ち込みます。
トヨタや日産など大企業であれば「倒産」する事はないでしょうが、状況次第ではリストラも十分考えられます。
不景気・不況に弱い仕事5:派遣
数年前に起こった「派遣切り」が良い例ですが、不況時に真っ先にクビにされるのは「パート」「アルバイト」「派遣社員」です。
私も以前「派遣社員」として務めていた事がありますが、当時「派遣切り」という言葉が流行り、周りの派遣仲間が次々とクビにされていったのを覚えています。
大体100名程度派遣社員が在籍していましたが、最後には50名以下になっていました。ようするに半数以上は不況の影響で派遣切りにあったという事。
この時、正社員はほとんどリストラされていませんでした。
不景気・不況に弱い仕事6:娯楽施設
カラオケ・ボウリング・ゲームセンターをはじめ「テーマパーク」「遊園地」「動物園」「ショッピングセンター」などの施設は、不況時には大きく影響を受ける業界です。
不景気になると人々はまず「娯楽」への出費を削るため、どうしても業績が悪化します。
不景気・不況に弱い仕事7:ファッション、美容系
ファッション系や美容業界も上記と同じような理由で、不況時は業績が悪くなります。洋服や髪型、ネイルなどは、最悪無くても生きていけます。
まずは生活出需品など、生活に必ず必要な物にお金を使います。不況時にはファッションや美容系にお金を使うのは後回しです。
不景気・不況に弱い仕事8:建築、建設業
景気が良い時は建物の建設ラッシュが起こりますが、不況に陥ると一気に数が落ちます。建物はそもそも単価が高いため、不況時は数が落ちるのが普通です。
不景気・不況に弱い仕事9:コンサルタント
企業の業績悪化が深刻化すると、コンサルタントは最初に経費削減として切られてしまいます。
不景気・不況に弱い仕事10:飲食業界
飲食業界は入れ替わりが激しい世界です。もともと倒産件数が非常に多い業界ですが、これが不景気になるとさらに深刻な状況に陥ります。
リーマンショックの時も、飲食店がバタバタと倒産していたのが記憶に新しいですね。飲食店は利益率が悪く、資金繰りをギリギリで行っているお店も少なくありません。
ですので不景気が訪れると、すぐに倒産に追い込まれます。
不景気・不況に弱い仕事11:広告業界
不景気・不況になると「広告業界」もダメージがあります。広告業界のスポンサーは「企業」です。企業が業績悪化になると、まずは削れる経費「広告費」を削減していきます。
不況へのリスクヘッジを行っておくべき
不況・不景気はいつ訪れるか分かりません。
やはり日頃から不況へのリスクヘッジは行っておくべきです。それではリスクヘッジとは一体、どういった事を行っておけば良いのでしょうか・・?
●副業で収入源を増やしておく
●いざという時のために転職エージェントへの登録を行っておく
まず会社員としての本業以外にも、副業などで収入源を増やしておく事は非常に重要です。
例えば「youtube」「ブログ」「ネットショップ」「株式投資」このような副業で収入を得られていれば、仮に不景気にリストラにあっても資金が尽きる心配が少なくなります。
月に50万円、100万円と稼ぐのは難しいかもしれませんが、10万円稼ぐのであれば努力次第では会社員でも十分可能です。
それと転職エージェントへの登録は行っておくべき。転職エージェントとはネット上で無料で利用できる転職サービス。
いざリストラや倒産で職を失ったときでも、すぐに新しい仕事を探してもらえるのでオススメです。
これから不況に強い業界への転職を考えている場合でも、転職エージェントの利用をオススメします。
おすすめ転職エージェント
続いては私がオススメしたい、転職エージェントをご紹介します。無料登録しておくだけで、いざという時のリスクヘッジに繋がります。
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
おすすめ転職エージェント2:DODA(デューダ)
・dodaエージェントサービス
DODA(デューダ)は、業界でもシェア率が高い転職エージェント。こちらも全国展開しており、首都圏や地方の求人も豊富なので安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントと同等の求人数を誇っており、どのような職種にも強い転職エージェントです。
DODAは転職サポートにも定評があり、親切で親身に対応してくれるという口コミが多いです。丁寧なカウンセリングや転職者に合わせたサポート体制は、強い味方となり転職にも有利に働きます。
サポートが充実しているため、始めての転職エージェントの利用でもオススメできます。もちろん登録は無料で行えます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
まとめ
以上です。今回は、不景気・不況に弱い業界についてご紹介しました。
どの業界も不況時には業績が落ちますが、特にダメージが大きいのは不況に弱い業界です。
銀行・不動産・高級店・自動車関係など色々な仕事がありますが、一貫して言えるのは下記の二つの業界。
●価格が高い商品、サービスを提供している仕事
こういった仕事は不況時に弱いです。
とは言ってもその時によって、どの企業が業績悪化・倒産するのかは誰にも分かりません。ですので日頃から「副業」「転職の準備」などを行い、リスクヘッジしておく事が大切です。
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