FXをやっていれば「経済指標」は重要視するイベントです。経済指標時に大きく稼げているトレーダーも存在するし、見向きもしないトレーダーもいます。それではトレード初心者の場合は、経済指標時にトレードに対してどのように臨めばいいのでしょうか?
目次
1,初心者は経済指標時にトレードをやらなくてもいい
2,初心者が経済指標で損をする理由
3,経済指標時に勝つためには?
4,トレードはギャンブルじゃない!
5,まとめ
1,初心者は経済指標時にトレードをやらなくてもいい
FX初心者の頃って、大きな経済指標がある日はその時間帯に、「絶対稼いでやる!」って意気込みますよね。
私も実際そうでしたので気持ちは痛いほどわかります。ネットを見ていると、「雇用統計で100万プラス」とか普通に稼いでいる人がいらっしゃいますし、同じように稼ぎたいと思ってしまうんですよね。
初心者は経済指標で勝つ前に、普段勝てるようになるべき
FXトレード初心者は大抵は自分の確立された手法を持ち合わせておらず、普段のトレードでも勝ったり負けたりの繰り返しだと思います。仮に1回の指標で大勝できたとしても、普段のトレードがトータルで勝ててなければ、指標で勝ったお金など一瞬で消えてしまうでしょう。
指標でも勝てる人というのは、普段のトレードで結果を出せている人です。普段のトレードでトータル的に勝てない人が、経済指標時だけ勝てるようになることはほぼ間違い無くありません。
まずは普段のトレードで安定的に勝てるようになってから、指標トレードにチャンレンジしても遅くありません。
2,初心者が経済指標で損をする理由
初心者が経済指標時のトレードで損をする確率は、極めて高いです。いくつかの理由があるので、それらをあげてみたいと思います。
指標時は熱くなりやすい
FXのデイトレードは、熱くなったら負けです。熱くなると感情でトレードを行うようになり、冷静さは失われギャンブルになってしまうことが多いです。
特に初心者は引き際も分からないので、一度負けるとすぐに再度エントリーしてしまいどんどん負けを積み重ねてしまいます。
勝ち組トレーダーでも経済指標時は熱くなる人もいますが、自分が冷静じゃないことに気付けばすぐに撤退します。やめられなければ、「パソコンの強制終了」などで無理矢理でもやめようとします。
初心者はトレードで熱くなることがどれだけ危険か分かっていないので、こういった強制的な措置を取れず負け続ける傾向があります。せっかく月ベースで勝てるようになっても、1日で利益を吹っ飛ばすなんてこともザラにありえます。
動きが早く考える時間が短い
「経済指標発表の後」は特に値動きが荒くなる事が多く、トレードで考えて決断する時間が短くなることが多いです。値動きが早い分、自分のエントリーポイントになっても、それを理解するのに時間が掛かりエントリーに遅れが出てしまいます。
熟練トレーダーであれば、すぐに仕掛けるべきポイントで仕掛けられますが、初心者は一歩遅れ勝ち組トレーダーが決済するタイミングで仕掛けてしまうことが多いです。
普段のトレードより早いジャッジが必要になるので、まだ不慣れなトレーダーに経済指標時のエントリーはオススメできません。
スプレッドが開く
これも当然ですが、大きな値動きがある場合は「スプレッド」がひらきやすいです。スプレッドがひらけばその分不利になるし、いいことが1つもありません。
通貨やFX取引会社によっては、本当に醜いくらいスプレッドがひらく場合があり、エントリーはするべきではないと言えます。
スプレッドのひらきを考慮して、その上でもリスクリワードが高いのであれば、それはエントリーしてもOKです。しかし一瞬のうちにそこまで頭が回るのは、何年もトレードをしている勝ち組トレーダーくらいです。初心者はそこまでなかなか頭が回らないことが多いです。
稀にレートが飛ぶこともある
重要な要人発言や、大きな経済指標の場合、値動きが飛ぶことがあります。私もFXデイトレード暦はそこまで長くないのですが、経験はあります。
まだ初めて間もない頃だったのですが、要人発言で「ドル/円」でレートが飛びました。要人発言なんて大して気にしていなかったので、知ってはいましたが普通にポジションを持っていました。
3円の下落・・・・・
ちょっと目を離してチャートを見たら、全く景色が変わっていました。ロングポジションを持っていたので、そのまま食らいましたね。
私も「損切りの重要性」は学んでいたので、エントリー時に逆指値は必ず入れていました。しかしレートが飛ぶ時って、逆指値はささらないんですよね。
15PIPSくらいで逆指値を入れておいたのに、200PIPSくらいくらった気がします。初心者だったので掛け金も少なかったのが救いでしたが、これは本当に危険です。
普段の経済指標ではここまで動くことはないですが、稀にこういったこともあるので注意しましょう。資金管理を間違えると、一気に破産することもあります。
3,経済指標時に勝つためには?
デイトレの初心者が経済指標で勝つには、どういった手順を踏む必要があるのでしょうか?
まずは普段のトレードで勝てるようになろう
普段の値動きが安定している時に勝てるようになりましょう。毎日勝てなくても、トータルで勝てていればOKです。
普段安定的に勝てるようになるということは、自分なりのルールができてエントリーポイントや損切りポイントが明確にわかっている状態です。
指標時も同じようにトレードする
普段のトレードのルールを守って、経済指標時もトレードする必要があります。一番やってはいけないのは、「指標ではおそらくこのような発言をするから、円安に振れるだろう・・・」こんな風に予測することです。
こういったトレード方法で上手く利益を上げる人もいますが、長期的に勝てるかは怪しくあまりオススメしません。
初心者が経済指標後に勝ちたいなら、普段勝っているやり方と同じようにトレードすることです。指標後”すぐ”だと、値動きが粗すぎていつもと違った動きをすることもあります。
ですので、ちょっと落ち着いてからまだ値動きがある程度ある状態で、いつものようにトレードするのはOKだと思います。
それでも勝つ確率は高いとはいえない
ネット上でトレーダーをチェックしていると、「絶対に経済指標時にトレードしない!」という人がたくさん存在します。それは勝率が80%を超えるようなトレーダーでもです。
おそらく勝っているトレーダーであれば、指標時に利益を生むことは可能です。しかしやらないということは、指標時のトレードは危険が多く、メリットが少ないと感じているのでしょう。
まずはロットを減らしてチャレンジ
最近私もやっているのですが、指標時にロットを落としてエントリーしています。
やり方としては、経済指標後に少し落ち着いた段階で、いつものトレードのようにエントリーします。この場合も自分のエントリーポイントになってから入るようにしています。普段と同じように、自分のエントリーポイントにならない場合は、トレードしないようにしています。
経済指標時は普段よりゆっくり考えている暇はないので、たまにエントリーでミスすることもあります。指標時にもっと上手く勝てるようになれば、少しずつロットを普段と同じくらいまで上げてみるつもりです。
4,トレードはギャンブルじゃない!
おそらく「経済指標で一発儲けてやろう!」などと考えている人は、いつまで経ってもFXのデイトレードで勝てるようになりません。
このような考えは「ギャンブル思考」になっていますので、もし勝てた日が来ても同じことを繰り返しています。結果的にはマイナスになるでしょう。
トレードはコツコツ結果的にプラスにするもの
デイトレードは負ける日もあれば、勝てる日もあります。自分の中で、トータルで勝てるようなルール作りをすることが大切です。
・5日間トレードをして、2日負けるけど、3日間は勝つ。
・勝率は50%だけど、リスクリワードが1:2なのでトータルでは勝っている。
こういった勝ったり負けたりするけど、ルールや仕組みのおかげで結果的にプラスにするイメージです。
勝ち続けている人は退場しない人
ギャンブル気質の方は、一時上手くいって大きく稼ぐ場合もあります。しかし結果的にどこかでそれ以上に負けて、相場から退場する人が多いです。
逆にコツコツと利益を積み重ねている人は、常に危機感と戦っており長く相場に居続けられる人が多いです。結果的にトレードが上手くなり、熟練したトレーダーに進化していきます。
5,まとめ
今回は経済指標後にFXトレードをしない理由をまとめてみました。デイトレの初心者であれば、最初は経済指標はやるべきではありません。
まずは普段のトレードで勝てるようになり、そこから経済指標のトレードについて考えても遅くはありません。仮に指標で大儲けできた時があったとしても、それは”マグレ”なので、何度も勝ち続けられるとは思わないで下さい。
普段のトレードで何度も取引して、結果プラスで終えることが何よりも重要です。
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