世の中には1つの会社で定年まで働く人もいれば、新卒1年目で仕事を辞めてしまう人もいらっしゃいます。せっかく就職しても、なぜ仕事が続かないのでしょうか?今回は仕事が続かない人の特徴や原因、仕事が続かない場合の対処法などをご紹介します。
1,仕事が続かない人の特徴・原因・心理
まずは、仕事が続かない人によく見られる「特徴」「原因」「心理」についてご紹介します。
「就職してもすぐに辞めてしまう」
「ここ最近は転職ばかりしている」
「仕事が思うように続かない」
上記のような悩みを抱えている人は、続いてご紹介する項目から、自分に当てはまる物がないかチェックしてみましょう。自分を知ることで、改善や対処に結び付けられます。
仕事が続かない人の特徴1:実家で暮らしており危機感を持っていない
仕事が続かない原因の1つに、「実家暮らし」というのがあります。実家暮らしは一人暮らしをしている人に比べて、転職する確率が圧倒的に高いと言われています。
これはやはり、「危機感」の違いでしょう。実家暮らしであれば仮に仕事を辞めても、生活する事は可能です。親が必要最低限の生活費は出してくれますからね。
しかし1人暮らしの場合、仕事がなくなると、住む場所はもちろん、食べる事さえ出来なくなります。収入が無くなった時のリスクを考えれば、簡単に仕事を辞めたり転職を考えられないですよね。
やはり実家暮らしと一人暮らしでは、「危機感」に大きな違いがあり離職率にも変化が出ます。
仕事が続かない人の特徴2:仕事にやりがいを見出せていない
仕事に「やりがい」を見出せていない火とは、仕事が続かない事が多いです。ここで言う「やりがい」とは正直何でもいいんです。
●営業の数字で目標を持つ
●お客さんから感謝されることに喜びを感じる
●仕事を通して色々な事を学びたいと考えている
●昇給、昇進のために頑張る
上記のように何か1つでも、仕事に対しての「やりがい」を持てると、仕事が長く続きます。反対に仕事に対して何もやりがいを見出せておらず、ただただ毎日作業のように仕事をこなしている人は危険です。
そういった人は何かの拍子ですぐに仕事を辞めてしまいます。
仕事が続かない人の特徴3:転職体質になっている
普通の人間であれば、仕事を辞めて1から新しい仕事を探すのは面倒だと感じるはずです。しかし転職ばかりしている人は、転職する事自体に慣れてしまっており、面倒だと思う感情が薄れてしまっています。
「嫌になったら、また転職すればいいや・・・」という考えが頭のどこかにあり、仕事が嫌になればすぐに転職を繰り返す、「転職体質」になっています。
このような事を繰り返していると、いつまでたっても安定した職業につけないし、出世するのが難しくなります。
若いうちは色々な職業を経験するのは大切ですが、年配になっても繰り返していると、就職が困難になり大変な思いをすることになるでしょう。
できるだけ若いうちに、安定した職業に就くのが望ましいです。
仕事が続かない人の特徴4:プライドが高い
仕事が続かない人の特徴で多いのが、プライドが高すぎる性格の人です。仕事に対するプライドは、大事な物もありますが、大抵はどうでもいい捨てるべきプライドです。
「年下の上司にバカにされたから仕事を辞めた。」
「上司から納得のいかない事を言われた!」
これらは捨てるべき小さなプライドです。こんなプライドを持っていると、無駄にストレスが溜まるだけです。仕事が続かない人は、仕事での小さなことに必要以上にストレスを溜めていませんか?
仕事が続かない人の特徴5:コミュニケーション能力が欠如している
コミュニケーション能力がないと、仕事を続けるのは難しいです。上司や同僚、取引先など、会社ではたくさんの人とコミュニケーションをとる必要があります。
朝の挨拶はもちろん休憩中の会話、仕事以外でのプライベートな付き合いなどです。こういった最低限度のコミュニケーション能力がないと、会社で孤立してしまい、仕事が嫌になります。
面倒に感じるかもしれませんが、仕事を続けるには必要な物と割り切り、最低限度の付き合いは行っていきましょう。
仕事が続かない人の特徴6:自分のミスを認めない
仕事では自分のミスを認めない人が存在します。部下や同僚にミスを責任転嫁して、自分は上手く言い逃れようとします。こういった人は仕事が続かない事が多いです。
自分のミスを認めないと、周りからは嫌われて職場で孤立していきます。最初は敵が1人だったとしても、繰り返していくうちに見方が誰もいなくなります。
最後には会社での自分の居場所がなくなり、転職する事を考えるようになります。
反対にミスを受け入れられる人、ミスを認められる人は、職場でも周囲から信用されます。自然と人が集まってくるので、居心地がよくなり仕事が続きます。
仕事が続かない人の特徴7:向上心が高い
仕事に対する向上心が高い人は、出世意欲が高く、仕事で転職を繰り返す事が多いです。これはポジティブな事なのでOKです!
ダメな職場で働いても、成長しないし、自分が納得する事はできません。そんな人は自分に合う、もっと目標を高く持てる職場に転職するのが一番です。
向上心が高いと、今の仕事場や仕事仲間に満足できず、いい職場を探そうとします。
「もっとお金が欲しい!昇進したい!」
「将来は凄い人と仕事がしたい!」
「仕事でもっと評価されたい!」
上記のような考えで転職するのは、キャリアアップに繋がるので、ガンガンチャンレンジすべきです。
結果として自分の成長に繋がるし、今より素晴らしい仕事や仲間にめぐり合えます!
仕事が続かない人の特徴8:サボり癖がついている
仕事が続かないのは、「サボり癖」が原因かもしれません・・・。
サボり癖がある人は、最初は月に1回の遅刻だったのが⇒月に3回の遅刻⇒月に1回の欠勤、となっていき、日を追うごとにエスカレートしていきます。
こういった人は元々サボり癖があり、どこに就職しても繰り返します。一度休み出すと癖になり、何度も休み最後には会社に行きづらくなり辞めてしまいます。
サボり癖がある人は、まずはそれを克服する事が大切です。
仕事が続かない人の特徴9:将来のことを考えていない
将来結婚して子供を生んで・・・このように将来のことを考えていれば、定職につくし転職を繰り返すことはしないはずです。
将来の事を考えずとりあえずその場しのぎで仕事に付いてしまうと、仕事が続かない原因となってしまいます。
早い段階で長く続けられる仕事が見つかれば、それだけ出世できるし給料もたくさん貰えるようになります。
2,仕事が続かない場合の改善策や対処法は?
続いては仕事が続かない人が、仕事を続けるための改善方法や対処法をご紹介します!仕事が続かなくて困っている方は、是非参考にしてくださいね!
改善策や対処法1:背伸びせず楽な仕事を選んでみる
「給料は月に40万以上」
「社会的地位のある会社」
このように仕事面で背伸びし過ぎると、毎日の仕事が大変でツラく感じてしまいます。大変な仕事を選んで失敗しているのであれば、一度肩の力を抜いて「楽な仕事」を選択してみるのもいいですよ。
楽な仕事を選ぶと、給料や社会的地位は下がりますが、仕事でのプレッシャーやストレスがなくなり仕事を続けられるようになります。
ツライ職場で何度も転職を繰り返すよりは、楽な仕事を選んで長く続けた方が価値があります。
個人的に「楽な仕事」を挙げるとしたら、「工場職」をオススメします。あまり華やかな仕事ではありませんが、お客さんの相手をする事もなく、ストレスが溜まらないのでオススメ。
これまで接客業や営業職で続かなかったのであれば、工場職や製造業を試してみると、意外とシックリきて仕事が長続きしますよ。私の場合はそうでした。
改善策や対処法2:職場で仲のいい友人を見つける
仕事をすぐに辞めてしまうのであれば、それは仕事場が退屈だと感じていることが多いです。そういった時は積極的に仲のいい友人を作るのも対処法となります。
職場に1人でも気心の知れた友人がいると、愚痴や弱音を吐けるし、仕事に行くのが嫌になりません。
反対に職場に友人がいないと、イライラや不満が溜まっていき「辞める」という結論にたどり着いてしまいます。気が合いそうな人に積極的に声を掛けて、話の合う友人を探してみましょう。
長く仕事を続けるためには、ある程度職場での交友関係が必要です。
改善策や対処法3:本当にやりたい職業をやってみる
仕事が続かない人は、”金銭面”や”仕事の楽さ”などを考えて仕事を見つけていることが多いです。そうでなく、自分が心から「この仕事をやってみたい!」「この仕事にチャレンジしたい!」と感じる仕事を探してみてください。
自分がやりたいと思った職業であれば、少しくらい辛くても頑張れるし長続きします。逆にそういった職業が頭の片隅にあるのに、妥協して他の仕事をしていると、どの仕事も続きません。
「バーテンダーがやりたい!けれど将来が不安だから、無難に営業職に就こう・・・」
こういう考えで別の仕事につくと、「バーテンダー」に対する憧れが消えず、どの仕事も中途半端になります。これでは仕事が続きませんよね。
個人的には、何でもやりたい仕事にはチャレンジするべきだと思います!一度チャレンジすれば、自分自身も納得できますしね。
改善策や対処法4:起業してみる
人に雇われる事に不満が多い場合は、起業してみるのもオススメです。フリーランスのような形で働けば、意外と簡単に起業する事が可能です。
自分がトップになれば、人間関係でのストレスは無くなります。
しかし、すべて収入は自分の手に掛かっているので、収入に対するストレスは大きいです。収入が減れば焦るし自分で解決していくしかありませんからね・・・。
会社員であれば人間関係のストレスはあるかもしれませんが、給料は毎月必ずもらえるので金銭面でのストレスはあまりないですよね。
改善策や対処法4:仕事に対して感謝をしてみる
仕事場の上司や同僚、部下などに感謝の念を持つと仕事場に愛着が沸いて長続きします。感謝することは探せば必ず見つかります。
例えば残った仕事を片付けてくれてたり、ボーナスをくれたりと。「給料が少ない!」と怒りばかりぶつけるのでなく、「毎月給料を貰えてありがたい」と感謝してみるのも悪くないです。
改善策や対処法5:仕事上の立場について考えてみる
転職をするとその仕事場ではまた1からのスタートになります。自分より若い人がたくさんいる中で、「一番下」という存在になるわけです。
20代であればいいですが、30代、40代になって、一からのスタートは大変ですよね。
1つの仕事場で長く働いて、出世して役職をもらい給料が上がるのが理想的です。そうなれば部下からも尊敬されるようになるし、社会的にも高い立場を得ることができます。
転職を行うと、仕事での立場は振り出しに戻ります。長く同じ職場に勤めることで、出世や昇給に繋がります。
3,転職エージェントを使っての転職活動がオススメ!
転職を繰り返さないためには、心から楽しいと思えたり、やりがいのある自分にあった仕事を見つけることが大切です。
そういった仕事に巡りあうことができれば、自然と仕事を頑張るようになるし、新しい就職先を探そうとも思わなくなります。
しかし自分にあった仕事を見つけるのって楽じゃないです。そんな時は、転職エージェントを使うのがお勧めです。
転職エージェントに無料登録を行えば、転職のプロのサポートが受けられます。自分に合う仕事を相談したり、悩みを聞いてもらえます。
サポートを受けたい場合は、無料登録して転職エージェントを使ってみてください!
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
おすすめ転職エージェント2:DODA(デューダ)
・dodaエージェントサービス
DODA(デューダ)は、業界でもシェア率が高い転職エージェント。こちらも全国展開しており、首都圏や地方の求人も豊富なので安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントと同等の求人数を誇っており、どのような職種にも強い転職エージェントです。
DODAは転職サポートにも定評があり、親切で親身に対応してくれるという口コミが多いです。丁寧なカウンセリングや転職者に合わせたサポート体制は、強い味方となり転職にも有利に働きます。
サポートが充実しているため、始めての転職エージェントの利用でもオススメできます。もちろん登録は無料で行えます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
4,離職率の低い仕事って?
仕事が続かない人は、視点を変えてみて、離職率が低い仕事を選んでみるのもオススメです。世間一般で離職率が低い仕事は、仕事を続け易いという事です。
データ上で多くの人が仕事を辞めずに続けられているという事なので、そういった職業に転職すれば仕事が長続きしやすくなるはずです!
ここでは一般的に言われている、「離職率の低い仕事」についてご紹介します。
離職率が低い仕事1:電気、水道、ガスなどのインフラ系
電気水道、ガスなどのインフラの仕事は、仕事が続かない人にオススメの職業です。実際に離職率は10%を切っており、業界でも最高水準を誇っています。
その理由としては、やはり働き易い環境だから。給料が高く休日も確保されており、大企業が多いので事業も安定しています。
離職率が低い仕事2:鉱業、採石業、砂利採取業
鉄鋼業や石業、砂利採取業なども仕事が続かない人にオススメ。鉄や石油など資源を取り扱っており、離職率が11パーセントとかなり低いです。
離職率が低い仕事3:工場や製造業
工場や製造業の仕事は離職率が低いです。私もこれまでに働いた仕事の中で、一番長続きしたのは「工場」での仕事でした。
私の場合、接客や販売系など色々試しましたが、どれも1ヶ月も持ちませんでした・・・
しかし工場勤務では5年以上働きました。現在は経営者として頑張っていますが、もし再び就職するなら、迷わず工場の仕事を探すと思います。
工場は機械が相手なので、人間関係のストレスも少なく、仕事でプレッシャーも感じません。
離職率が低い仕事4:金融・保険業界
金融・保険業界の仕事は、離職率が20%ちょっとと、水準が低い傾向にあります。金融や保険は仕事が大変そうなイメージがありますが、それ以上に給料が高いのが人気の秘密。
仕事が少しくらいキツくても給料が高いのであれば、やはりやる気が出るし仕事を辞めようとは思いません。
こういた理由から、金融や保険の仕事は離職率が低めとなっています。
5,まとめ
以上です。今回は仕事が続かない人の特徴や心理、原因などと、それらの改善策についてご紹介しました。仕事で転職ばかり繰り返している人は、仕事場ではなくその人に問題があることがほとんどです。
「何故仕事が続かないのか?」
このことをしっかり考えて自己分析することで、改善に繋がっていきます。仕事が合わずに転職するのもいいですが、自分に合った仕事を手放してしまうのは、もったいないですよ。