ホテルのフロント業務は大変人気のある仕事ですが、離職率が高く仕事を辞める人がたくさんいらっしゃいます。
どの仕事にも共通して言えますが、実際に働いてみないと分からない事って実はたくさんあります。
ホテルのフロント業務は、一見華やかでオシャレな職場に見えます。しかし実際に働く人の意見では、「仕事がきつい。」「ホテルのフロントの仕事を辞めたい・・」といった声も多数出ています。
今回は「ホテルのフロント業務がきつい、辞めたいと感じる理由」についてご紹介します。
現在ホテルのフロント業務に勤めている人はもちろん、これから就職や転職を考えている人も、是非今回の記事を参考にして下さい。
ホテルのフロント業務を辞めたいと感じる理由
ホテルのフロント業務が「辞めたい」と感じてしまう理由には、一体どういった物があるのでしょうか・・・?まずはよく挙がる退職や転職理由について見ていきましょう。
●給料が安い
●労働時間が長い
●深夜・早朝勤務が多い
●休みが取れない
●体力的な限界
●クレーム対応
●接客が嫌になった
●接客が向いていないと感じた
●人間関係
ホテルのフロント業務の退職・転職理由で多いのは、上記の9つとなります。この中で特に多いのは「労働時間が長い割に、給料が安い」といった不満でした。
それ以外にも、「クレーム対応に疲れた」「接客が嫌になった」など様々な理由が考えられます。
これらの理由を一つずつ詳しく見ていきましょう。
仕事を辞めたいと感じる理由1:給料が安い
ホテルのフロント業務の全国平均年収は、「300万円前後」となっています。月収にすると大体24万円くらいと、そこまで悪くないです。しかし働く従業員は給料に不満を持っている方が非常に多いです。
この理由としては、「仕事が忙しい」&「長時間労働」の割に給料が高くないから。
ホテルのフロント業務は、サービス業なので土日祝日はもちろん、深夜や早朝に出勤する事もあります。他の仕事に比べて、残業も多いし様々な雑務も行わなければいけません。繁忙期にはたくさんのお客様が宿泊するため、非常に忙しいです。
そういったハードな仕事に対して「お給料が割に合わない」と感じているホテルマンが多くいらっしゃいます。
仕事を辞めたいと感じる理由2:労働時間が長い
宿泊施設の仕事は、一般的に労働時間が長いと言われています。ホテルは24時間体勢で営業を行っており、フロント業務は少数のシフト制で仕事を行います。
大体1日に働く時間は8時間前後となりますが、これに残業が入ってきます。サービス業は繁忙期と閑散期で忙しさが全く違ってくるため、繁忙期には残業が当たり前になります。
仕事を辞めたいと感じる理由3:深夜・早朝勤務が多い
先ほども申しましたが、ホテルのフロントは24時間体制で業務を行います。勤務体制によっても変わりますが、「早朝勤務」「深夜勤務」などもホテルによっては行わなければいけません。
不規則な生活習慣になるため、睡眠時間が確保できず、体調を崩す方もいらっしゃいます。
仕事を辞めたいと感じる理由4:休みが取れない
ホテルのフロントだけでなく、サービス業全般は休日や祝日に休む事ができません。他にも大型連休やお盆、お正月なども繁忙期なので、休みはとれません。
仕事を辞めたいと感じる理由5:体力的な限界
ホテルのフロント業務は、長時間立ちっぱなしなので、意外と体力的にもきつい仕事です。華やかに見える仕事ですが、地味に辛い事が多く、仕事が嫌になる人も多くいらっしゃいます。
仕事を辞めたいと感じる理由6:クレーム対応
ホテルのフロント業務で特に大変なのは、クレーム対応です。
フロント業務はホテルの顔となるポジションです。ですのでホテルに対する様々な不満をぶつけられるため、辛い思いをする事も多々あります。
例えば「部屋が汚れていた!」「食事がパンフレットと違った」「予約が間違っている」などなど。ホテルは高額な料金を頂いているため、ミスが起きると、大きなクレームに発展しやすいです。
他のホテルマンがミスをしていたとしても、クレームを付けられるのは大抵フロントです。
仕事を辞めたいと感じる理由7:接客が嫌になった
色々辛い事を経験していると、ある時突然、接客業自体が嫌になる事があります。これはホテルのフロント業務に限らず、接客を行うなら誰にでも起こります。
やはり接客業は他の仕事に比べて、ストレスや不満が溜まりやすいです。お客様からのクレームも多く、仕事が嫌になる事もあります。接客業が嫌になった場合は、接客を行わなくて良い仕事への転職を検討してみましょう。
仕事を辞めたいと感じる理由8:接客が向いていないと感じた
接客業が嫌になる事以外でも、「自分は接客業に向いてない・・」と感じることがあります。長年接客をしている人でも、このように感じてしまい、仕事を変えることがあります。
接客業には向き不向きがあるので、自分に向いてるのかしっかり向き合う必要があります。
仕事を辞めたいと感じる理由9:人間関係
どの仕事においても、「人間関係」が原因で仕事を辞めたいと感じる人は非常に多くいらっしゃいます。
特にホテルのフロント業務の場合は、少数で動かすため、密接な人間関係が必要とされます。小さなコミュニティで人間関係にトラブルが出ると、仕事を辞めたくなります。
仕事が嫌になったらどうする?
ホテルのフロント業務がきつい、辞めたいと感じた場合は、どうするのが良いのでしょうか?続いては、仕事を辞めたい場合の対処法についてご紹介します。
●フロント業務以外に部署異動を申し出る
●別のホテルに転職する
●異業種への転職を検討する
仕事を辞めたい場合の対処法1:フロント業務以外に部署異動を申し出る
ホテルの仕事にはフロント業務以外にも様々なものがあるので、「部署異動」を申し出るのも一つの方法です。ホテルの仕事の種類には、「ベルパーソン」「コンシェルジュ」「客室係」などが存在します。
接客をしなくて済む仕事や、フロント業務より休みに融通を利かせられる仕事もあるので、そういった場所への部署異動を申し出てみましょう。
仕事を辞めたい場合の対処法2:別のホテルに転職する
今のホテルの「給料体勢」「人間関係」に不満があるなら、別のホテルへの転職を検討しましょう。ホテルからホテルへの転職であれば、経験やスキルがあるため比較的採用されやすいです。
仕事を辞めたい場合の対処法3:異業種への転職を検討する
ホテル業自体が嫌になったのであれば、異業種への転職を考えてみてください。接客を全くしなくて良い仕事、休みが多い仕事、給料が高い仕事、世の中には様々な職業が存在します。
他の職業へ目を向けるのも良いと思います。
オススメの転職エージェント
今の仕事が「自分に合っていない」と感じるようであれば、「転職」を考えても良いと思います。仕事には向き不向きがあるため、接客業自体が向いていないと、ホテルのフロント業務をこなすのが難しいです。
そんな時は、接客業から少し離れた仕事を考えてみましょう。
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ホテルのフロント業務を辞めたいと感じる理由のまとめ
以上です。今回は、ホテルのフロント業務を辞めたいと感じる理由についてご紹介しました。
ホテルのフロント業務は長時間労働で不規則な勤務時間、さらに接客業務を行うため、辞めたいと感じる人も大勢いらっしゃいます。辛い事も多い仕事ですが、「お客様の笑顔を見れる」「感謝してもらえる」などの大きな「やりがい」も存在します。
この二つを天秤にかけてみて、それでも仕事が辞めたければ「転職」を考えても良いと思います。辛い仕事を続けていると、精神的にも追い詰められますからね・・・。
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