ネットショップを運営するなら、「モールの多店舗展開」を個人的にはオススメしています。経営者によって考え方はバラバラですが、やはり「リスクヘッジ」の面から見ても、複数のお店を持つ事はメリットが多くあります。
目次
1,ネットショップの多店舗展開とは?
2,多店舗展開するなら今がおすすめ!
3,多店舗展開って大変?
4,多店舗展開のメリット
5,まとめ
1,ネットショップの多店舗展開とは?
ネットショップにおける「多店舗展開」とは、複数のモール、例えば「楽天」「ヤフー」「アマゾン」などそれぞれのモールに同じお店を出店することです。商品構成やお店のデザインはすべて同じですが、それぞれのモールに出店することで、各モールのお客さんを集客しようという戦略です。
モールにはそれぞれのお客がついている
ネット上に同じお店をオープンして意味があるのか?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、基本的にモールによってお客さんはバラバラです。「楽天もアマゾンも使うよ!」というユーザーもいますが、「楽天しか使わない」というお客さんも存在します。
多店舗展開は、そういった1つのモールに依存しているお客さんを、取りこぼさないようにするために行います。
モールのポイントの影響
お客さんがモールに依存する一番おきな理由は、「モールで付与されるポイント」にあります。楽天ポイントを貯めていれば、必然的に楽天でしか買い物をしなくなりますよね。中には、「楽天市場が好きでたまらない!」というユーザーもいるかもしれませんが、大抵はポイントを貯めるために同じモールで買い物をする傾向があります。
2,多店舗展開するなら今がおすすめ!
現在は多店舗展開するには絶好の機会です。なぜか分かりますか?それは各モールの戦略にあります。
ECモールの無料化
ヤフーが通販でのシェアを奪うために、「ネットショップ無料化」という施策を打ち出しました。これによって、ヤフーショッピングへのネットショップ出店が、実質0円となった訳です。
この施策でヤフーショッピングは店舗数を大きく伸ばし、モールの規模も年々拡大傾向にあります。そこで黙っていないのがその他のモールです。
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⇒ヤフーショッピング無料化!その後の出店店舗への影響を考えてみる
噂によると楽天も新規出店者には、5000円程度の月額費で出店を促していると聞いたことがあります。これまでは月2万~5万円は掛かっていた費用がどんどん値下げされていってます。これは少し前からは考えられない状況です。楽天資料請求も下記から無料で行えます。
先行者利益を得る
ネットショップでは先行者利益を得ることが重要です。どのモールもそうですが、やはり早く参入したお店は売上を伸ばしており、顧客を囲い込んでしまっています。出店が遅くなればなるほど、結果を出すのに時間が掛かります。
今後すべてのモールが無料化されたら、ネットショップの参入障壁はさらに低くなり、販売者過多になることは間違いありません。先にネットショップを開き、顧客をファンにして、モール内で売上を作っておくことが重要になります。
少しずつECモールが無料化に進んでいる”今”が、先行者利益を得ることができる、一番いいタイミングになります。
3,多店舗展開って大変?
多店舗展開を実行するにあたって、ネックになるのは作業が追いつくかどうかですよね。お店の数が増えればそれだけ作業量も増えるし、人も必要になる気がします。ネットショップを少数で運営しているのなら、気になりますよね。
3人体制で6店舗
私はメンズファッションのネットショップを複数店舗運営しています。現在はすべて合わせると、「6店舗」です。人数は3人で運営していますが、その内の一人は仕入れ担当なので、実質は二人で運営していることになります。
これは同じお店を多店舗展開しているから可能な訳で、全く違ったお店を複数持つ事は不可能です。
お店をある程度統一させる
ネットショップで多店舗展開をすると、「商品の登録」や「ページの編集」などを、一つ一つのモールに対して行わなければいけなくなります。大変な作業なのですが、ある程度ページを統一させることで、効率よく更新ができるようになります。
たとえばトップページや商品ページの構成は、各モールすべて同じにしておけば、更新する時まとめて行えるようになりますよね。モール毎に個別に編集する必要はありますが、編集する場所は同じなのでそれほど時間は掛かりません。モールによってページの構成がバラバラだと、更新の度に時間が掛かってしまいます。
在庫の管理は必須
私は売上が少ない頃は、エクセルで在庫を管理していました。どこかのモールで売れる度に、エクセルの在庫を「-1」していました。しかしモールを複数運営するなら、この方法ではすぐに限界がきます。
モール同士の在庫連携をして、在庫の売り越しを防がなければいけません。手動で管理していると、どうしても在庫の更新が間に合わず、在庫切れの商品まで販売してしまいます。
在庫の自動連携をしようと思うと、そういったサービスを使う必要があります。月々費用は発生しますが、多店舗展開において在庫連携は必須となります。
出荷作業の効率化
出荷作業もネットショップ運営で時間を取られる作業です。モール別に出荷していると効率が悪いので、こちらもソフトを使ってまとめて出荷作業を行いましょう。
「受注管理」などのソフトを使えば、モール毎の受注をまとめて取り込むことができて、とても便利です。
4,多店舗展開のメリット
メリット1:少しの作業量で売上が大きく上がる
全く違うお店を増やすとなると、2倍の作業量になります。しかし同じお店を複数運営するのは、作業量はそこまで多くありません。最初に作ったお店の内容をコピーしていくだけなので、少しやることが増えるぐらいです。
作業量はそこまで増えませんが、モールごとのお客さんにアプローチできるようになるので、効率よく売上を伸ばすことができるようになります。
メリット2:リスクヘッジに繋がる
モールを増やす事は、「リスクヘッジ」にも繋がります。仮にどこかのモールが”ダメ”になっても、いくつかモールを運営していれば「倒産」することはなくなります。
これからの時代「モールがなくなる」なんてこともあり得ますからね。「楽天がECモールから撤退!」とかなったら、おそらく倒産するネットショップはたくさんありますよね。
5,まとめ
ネットショップを運営するなら、「多店舗展開」を個人的にはオススメします。同じお店を増やすことは、そこまで手間が掛からないし、売上も増加させることができます。
モールでの売上が不安定な今、複数のショップを持ってリスクヘッジすることは重要です。在庫や受注の連携で多少なりとも費用は発生しますが、多店舗展開にはそれ以上のメリットがあります。
ネットショップ出店なら楽天がオススメ!
楽天はECモールの中でも最大級の規模です。ネットショップを出店するなら、楽天は一番オススメです。資料請求は無料なので、一度料金や体制を確認してみましょう。
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