人手不足の業界で働いていると、一人一人の作業量が多く、長時間労働を課せられる事があります。このような時は、どのように解決するのが正しいのでしょうか?
「仕事を辞めたいけれど、辞められない・・・」
「仕事を休みたくても休めない。」
人手不足の業界では、上記のような悩みが後を絶ちません。職場に充分な人員がいないせいで、働いている社員は辛い思いをしています。
今回は人手不足のせいで仕事が辞められない、休めない場合の対処法をご紹介します!
人手不足の職場で辛い思いをされている方は、是非参考にしてくださいね。
目次
1,人手不足で仕事を休めない場合の対処法
2,人手不足で仕事を辞められない場合の対処法
3,おすすめ転職エージェント
4,人手不足の業界について
5,職場が人手不足で発生するデメリット
6,人手不足のせいで仕事が辞められない、休めないのまとめ
1,人手不足で仕事を休めない場合の対処法
普通の会社では「有給」があるので、仕事をどうしても休みたい時は有給休暇を取って休む事ができます。しかし人手不足の職場ですと、「有給を使う」という当たり前の行動を取ることが出来ません。
このような職場では「有給を使えないオーラ」「仕事は休めないオーラ」が出ており、とても上司に自分だけ休みを申し出る事など出来ません。
こういった職場で働いていると、それが当たり前のように感じてしまいますが、はっきり言います。休めないのは異常です。
休めないのが当たり前のように感じるのは、感覚が麻痺してしまっているだけです。
有給は社員の権利です。それを全く使わせてもらえないのは、会社側が権力を行使しているだけであり、完全な違法行為となります!
休めない場合の対処法1:会社側に直接抗議する
一時的に仕事が忙しく、有給を断られるのは仕方がありません。しかし忙しい事を理由に、有給を全く使わせてもらえないのは異常です。
そんな時は会社側に抗議するのも1つの対処法となります。有給をとれなくて損をするのは従業員です。
会社側もそれを分かっているので、文句を言わない間は有給を使わせない方針を貫くでしょう。
しかし社員がしっかり抗議する事で、会社側も方針を変えてくれるかもしれません。本気で会社の体質を変えたいのであれば、社内で「労働組合」を作り抗議するのが一番効果的です。
労働組合とは、労働環境の不満を解決するために作られる会社の団体です。
必要な手順を踏んで労働組合を作ってしまえば、会社側に労働環境についての交渉を行えるようになります。労働組合は二人以上で構成する事ができ、活動が法律によって守られるようになります。
個人で会社に反発するよりは、効力があります。
ただし会社と対立する事になるので、承知した上で抗議してください。
休めない場合の対処法2:社外への相談窓口へ相談する
会社側がに何を言っても休めない場合は、社外の相談窓口への相談を考えましょう。弁護士を使うと事が大きくなりすぎるので、労働基準監督署に相談するのがオススメです。
労働基準監督署とは、労働基準法に基づいて事業の監督を行う機関です。「労働契約」「賃金」「労働者保護」「保険」「福祉」等、事業者を監督するのが主な仕事となります。
労働者からの相談を受ければ、会社側に直接連絡を取り、改善命令を出してくれる事があります。
事業者の違法行為については厳しく取り締まるので、ブラックな会社の体質を、労働基準監督署が改善してくれるかもしれません。
2,人手不足で仕事を辞められない場合の対処法
続いては、人手不足で仕事を辞められない場合の対処法です。
仕事を辞められない人は、「会社に迷惑をかけたくない」「同僚や上司に迷惑をかけたくない」と優しい気持ちがあるせいで、弱みができている事がほとんどです。
強い気持ちを持って退職の「意思表示」を示せば、仕事を辞めることは可能です。
辞められない場合の対処法1:会社側と話し合いで解決する
一番良い対処法は、何度も話し合って解決する事です。もし上司に引き止められても、退職の意思を強く表示する事が大切です。
仕事なんて一人が辞めた所で大した支障はありません。新しい人材を探すだけなので、辞める事に対して責任を感じすぎないようにして下さい。
辞められない場合の対処法2:退職代行サービスを利用する
退職代行サービスとは、本人に代わって退職の意思を会社側に伝えてくれるサービスです。
仕事を辞めたいけど言い出せない、辞めたいといっても辞めさせてもらえない、という悩みを抱えている方にオススメです。
オススメの退職代行サービス1:汐留パートナーズ法律事務所
汐留パートナーズ法律事務所は、弁護士が直接対応する「退職代行サービス」なので法律面でも安心です。民間の代行サービスに任せると、後々問題になるケースがあります。
会社側が納得してくれなかったり、最悪の場合は「訴訟」を引き起こされるケースも。
汐留パートナーズ法律事務所では最初から最後まで弁護士が対応してくれるので、トラブルに巻き込まれる心配がありません。相談は無料で、代行サービスの価格は54,000円です。
オススメの退職代行サービス2:退職代行Jobs
退職代行Jobsを使えば、会社への出社や連絡が一切不要で退職を行ってくれます。退職代行に掛かる費用は、29,800円。
正社員・契約社員・パート・アルバイトなど全て同じ料金で請け負ってくれます。退職代行利用者への無料カウンセリングを実施しており、専門家から話を聞くことが可能です。
価格は安いですが弁護士が対応するわけではないので、訴訟を起こされた場合手助けはしてもらえません。
辞められない場合の対処法3:転職エージェントを使い次の仕事を見つけてしまう
仕事を辞めさせてくれない場合は、次の転職先を見つけてしまうのもありです。仕事は1ヶ月前に「退職願」を出せば、法律上は何の問題もありません。
転職エージェントを使い、次の職場を見つけてから、現在働いている職場に「次の仕事が決まったので、1ヵ月後に辞めさせてもらいます。」と伝えてください。
次の職場が決まってしまえば、会社側も引き止める事はできないでしょう。
3,おすすめ転職エージェント
転職エージェントは、ネットを使って転職活動が行える便利なサービスです。
簡単な無料登録を行うだけで、全国の優良求人をチェックしたり、転職のプロのサポートを受けられるようになります。
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
おすすめ転職エージェント2:DODA(デューダ)
・dodaエージェントサービス
DODA(デューダ)は、業界でもシェア率が高い転職エージェント。こちらも全国展開しており、首都圏や地方の求人も豊富なので安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントと同等の求人数を誇っており、どのような職種にも強い転職エージェントです。
DODAは転職サポートにも定評があり、親切で親身に対応してくれるという口コミが多いです。丁寧なカウンセリングや転職者に合わせたサポート体制は、強い味方となり転職にも有利に働きます。
サポートが充実しているため、始めての転職エージェントの利用でもオススメできます。もちろん登録は無料で行えます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
4,人手不足の業界について
人手不足の業界は、どうしても仕事量に対して働く人員が少ないので、一人一人の作業量が増えてしまい、長時間労働を課せられます。
忙しい割には給料がそこまで高くなく、仕事に不満を覚える人も多くいらっしゃいます。
「仕事を辞めたい!」
「仕事を休みたい!」
このように思う人も多いですが、実際には人員が足りていないので、仕事を休めないのはもちろんですが、辞められない事もあります。
仕事が辞められない、休めない状況が続くと、精神的には非常に辛いし、強いストレスを感じてしまいます。
人手不足の業界はどこ?
人手不足は時代の背景にあり、一部の業界に偏っています。一般的に「人手不足な業界」と言われているのは、下記の業界となります。
●介護
●建設業
●運送業
●警備
●農業
●林業
●製造業
●美容業界
上記の業界では深刻な人手不足に悩まされています。
人手不足になる原因とは?
業界が人手不足に陥る原因は2つあります。
まず一つ目が「労働条件が悪く、働きたいと感じる人が少ない事」が挙げられます。忙しい割に給料が安かったり、良い待遇が受けられないと、希望就職者数は減っていきます。
さらに長時間労働や肉体的に大変な仕事も、人気が少なく人手不足になっています。
二つ目の人手不足になる理由は「世の中の需要に供給が追いついていない事」が挙げられます。例えば「建設業」ですが、建設業は割りと人気の職業です。しかし現在、人手不足に陥ってしまっています。
この理由は「東京オリンピック」や「増税」の影響が考えられます。現在、オリンピックや増税を控えて、建設ラッシュが起きています。この背景もあり建設業では人手不足が目立っています。
5,職場が人手不足で発生するメリット・デメリット
職場が人手不足だと、従業員にいくつかのメリット・デメリットが発生します。このメリット・デメリットには下記のような事柄が挙げられます。
●倒産、解雇になる可能性が少ない
●給料が高くなる
●昇進しやすい
●長時間労働を課せられる
●休日が少ない
人手不足の業界にはデメリットだけでなく、働くメリットも存在します。メリット・デメリットを踏まえた上で、仕事を続けるのか、それとも別の仕事に転職するのか、考える必要があります。
6,人手不足のせいで仕事が辞められない、休めないのまとめ
以上です。今回は、人手不足のせいで仕事を辞められない、休めない場合に取るべき行動についてご紹介しました。
様々な対処法を紹介しましたが、やはり一番良いのは会社側と話し合い、お互い納得のいく形を取ることです。
外部に相談したり、会社側に反発するような行為をとってしまうと、後々会社に居辛くなります。
もちろん辞める前提であれば問題ないですが、辞めるつもりがないのであれば、穏便に済ませるようにしてください。
職場自体に未練がないのであれば、転職エージェントを使い新しい職場を探すのもオススメです。新しい職場さえ見つかってしまえば、我慢する必要がなくなるので、ストレスから開放されますよ。