楽天市場に2店舗、3店舗とネットショップを出店する会社があります。これは一体何のためにやっているのでしょうか?今回は、楽天に複数店舗出店するメリット、デメリットについてご説明したいと思います。
目次
・複数店舗出店とは?
・【メリット1】新たな客層を拾える
・【メリット2】楽天での検索対策
・【メリット3】回遊率を増やせる
・【デメリット1】費用は2倍掛かる
・【デメリット2】パイの奪い合いになる
・【デメリット3】何かと手間がかかる
・まとめ
複数店舗出店とは?
ネットショップを軌道に乗せようと思ったなら、必ず必要になるのが「複数店舗出店」です。
【王道のやり方】 楽天1店舗 自社サイト1店舗 アマゾン1店舗
一般的な複数店舗出店は、様々なモールや自社サイトなどに出店していく出店方法。楽天のお客さんも拾えるし、アマゾン、グーグルを使っているユーザーにも購入してもらえるようになります。
同じお店を出店するとしても、モールが違えばユーザーも異なります。出店モールを増やしたからと言って、1店舗目の売上が落ちる事はありません。
これが一番オーソドックスな売上拡大方法です。
楽天には2店舗目を出すお店もある
楽天では2店舗目を出すお店も増えています。やはり楽天の圧倒的な集客力と、別のモールに比べて売上を作りやすいので2店舗目に踏み切るネットショップも多いようです。
これには2通りあります。
・同じ商品構成の使いまわしで、楽天に2店舗目を出店する
・1から新しいネットショップを作るために楽天に2店舗目を出店する
1から新しいショップを作るのであれば、楽天に出店するのは正しいです。他のモールに出すよりすぐに売上を作れますからね。
問題は同じ商品構成で、楽天に2店舗目を構える場合です。おそらく小規模ネットショップであれば、こちらを考えていることが多いと思います。
今回は、同じ商品構成で楽天に2店舗目を出店するメリット、デメリットについてご説明していきます。
【メリット1】新たな客層を拾える
まず楽天内で同じ商品構成で店舗を増やすと、やり方次第で別の客層にもアプローチを掛けれるようになります。私はアパレル専門なので、アパレルを例に上げてご説明します。
・楽天1店舗目 20代男性向けにシャツを販売
・楽天2店舗目 50代男性向けにシャツを販売
1店舗目と2店舗目で扱っている商品は同じです。しかし見せ方を変える事によって、全く違う客層にアプローチできるようになります。
この場合は1店舗目は20代男性に向けたお店作りをする必要があります。商品名であったり使うモデル、ページの雰囲気などですね。
そして、2店舗目は50代男性に向けたお店作りをします。50歳の男性モデルを使って、ページの雰囲気、説明文なども50代男性が見てくれるように設計していきます。
こうすることで、同じシャツの販売でも全く違ったユーザーにアプローチできるようになる訳です。
これを一店舗でまとめてやろうとすれば、お店の方向性が崩れ離脱率を増やすだけになります。ショップを完全に分けることで可能になるということです。
年齢だけじゃない
この販売方法は、年齢だけに限ったことではありません。私が知っているメンズファッションのショップでは、下記のように販売していました。
1店舗目 派手な今時の男性向けにシャツを販売
2店舗目 真面目なオタク系の男性向けにシャツを販売
派手な服であれば1店舗目でしか販売できませんが、無地のアイテムなどオーソドックスな商品でしたら、着用するモデルを変えるだけで、どちらの店舗でも販売できます。
このような販売方法を取れるようになると、変に「楽天」「ヤフー」などとモールを分けるよりも、売上の半分以上を占める、「楽天」に2店舗目を出した方が売上に繋がります。
【メリット2】楽天での検索対策
次に上げられるメリットが、楽天内での検索対策ですね。楽天に2店舗目を出店すれば、商品数は必然的に増えます。その分露出が増えて、検索からお客さんを誘導できるようになりますよね。
画像の使い回しを避ける
ネットショップを2店舗運営をするとなると、何かと面倒です。中には1店舗目と2店舗目で、同じ画像を使いまわして販売している店舗も見かけます。
正直これはかなりもったいないのでやめた方がいいです。お客さんの目に触れるので露出は増えるのですが、同じ商品画像ですと、2つのショップで差別化ができなくなり意味がありません。
【メリット3】回遊率を増やせる
楽天では2店舗目を増やすことで、その分たくさんのユーザーを回遊させられるようになります。
1店舗目と2店舗目でターゲットを変えていれば、それぞれのユーザーをショップ内で回遊させれますね。
それだけたくさんの人に商品を見てもらえることに繋がります。ただしここでも重要なのは、ページの雰囲気や構成は変えておかなければいけないということ。
見た目が全く同じショップであれば、同じ客層のユーザーしか回遊させられないし、2店舗目を持つ意味がなくなってしまいます。
【デメリット1】費用は2倍掛かる
楽天に2店舗出店すれば、当然費用は2倍になります。出店費用や初期費用ですね。
手数料なども、売上を一店舗に集中させたほうが安くなりますね。この費用をペイできる販売力があれば、2店舗目を出店してもいいですね。
【デメリット2】パイの奪い合いになる
楽天内で同じ商品を2店舗で販売すると、お客さんの奪い合いになる可能性があります。これを回避するには、1店舗目と2店舗目で明確にターゲット設定を変えることが大切。
1店舗目も2店舗目も、「20代男性カジュアル系」をターゲットにして服を販売してしまうと、同じお客さんの取り合いになり、2店舗目を出店する意味がなくなってしまいます。
【デメリット3】何かと手間がかかる
同じ商品で2店舗目を運営していれば、仕入れに対する費用は削れます。しかしページを作ったり、更新する作業は2店舗分行うことになるので手間が掛かります。
面倒だからといって、1店舗目と2店舗目を同じページ構成にしてしまったら意味がありません。商品は同じでも、見せ方は変えるようにしてください。
まとめ
以上です。今回は楽天に2店舗目のネットショップを出店するメリット・デメリットについてまとめました。
同じ商品を使いまわして、2店舗目を楽天に出店するのであれば、”見せ方”を変える必要があります。
1店舗目と2店舗目で明確にターゲットを変えることが出来れば、売上も大きく伸ばせます。
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