中小企業や零細企業は大企業に比べると、働くデメリットが何かと多いです。特に「給料面」や「世間体」などを理由に、中小企業からの転職を考える人は増えています。
目次
1,中小企業を辞めたい理由10個
2,中小企業には働くメリットも存在する
3,大企業への転職を考えるなら転職エージェントを利用するべき
4,おすすめ転職エージェント
5,中小企業を辞めたい理由のまとめ
今回は中小企業を辞めたいと感じる理由や、中小企業からの転職方法、中小企業で働くメリット・デメリットなどについてご紹介します!
中小企業からの転職を考えている人は、是非今回の記事を参考にして下さい。
1,中小企業を辞めたい理由10個
中小企業は大企業に比べると、やはり人気がなく離職率が高い傾向があります。それでは実際に、「中小企業を辞めたい!」と感じてしまう理由には、一体どういった物があるのでしょうか・・・?
●給料が安い
●世間体が良くない
●人間関係
●労働時間が長い
●将来性がない
●福利厚生の問題
●年間休日数が少ない
●社会的信用が低い
●一人で何でも行なわなくてはいけない
●社風と合わない
中小企業の会社を辞める理由で多いのは、上記の10個の理由が過半数を占めます。一つずつ詳しく見ていきましょう。
中小企業を辞めたい理由1:給料が安い
中小企業や零細企業は一部の企業を除いて、基本的には給料が安く、ギリギリの生活を強いられる人がほとんどです。
中小企業の平均年収 300万円~400万円
大企業と中小企業では、年収に倍近く差が出てきます。毎月支給される「基本給」はもちろんですが、「ボーナス」にも大きな差があります。
さらに大企業の場合、年々地位が上昇して昇給していきますが、中小企業だと給料がほとんど変わらないのも辛い所。
年収300万~400万くらいだと、独身であれば問題ないです。しかし家族ができて子供を養うとなると、家計状況はかなり苦しい状態になります。
こういった理由から、「給料面」で中小企業を辞めようと考える人が増えています。
中小企業を辞めたい理由2:世間体が良くない
中小企業や零細企業は、やはり世間体はあまり良くありません。
日本を代表するような企業、例えば「トヨタ」「パナソニック」「日産」などで働いており役職でもつけば、「あそこの旦那は凄い」「○○さんのお家はお金持ち」といった目で見られます。
中小企業の場合は、やはりそこまで世間体が良くないですよね。
他にも大企業で働いていると女性ウケが良くなります。特に結婚を考える世代になると、女性は「大企業は安心」と強く感じているため、大企業で働いているだけでモテる傾向があります。
中小企業を辞めたい理由3:人間関係
そもそも中小企業は、働いている人の数が少ないです。少数で良い人ばかりに囲まれていれば問題ありませんが、苦手な人や嫌いな人がいると最悪です。
中小企業では、狭い空間で社員同士が毎日顔をあせます。苦手な人が1人いるだけでも、その人と毎日顔を合わせて挨拶するのが苦痛に感じてしまいます。
大企業であれば、苦手な人がいても顔を合わせない時もあるし、「部署異動」などもあるので、そこまで気になりません。
それと中小企業では「社長」の存在が大きいです。大企業では社長は会う事が滅多にありませんが、中小企業では毎日顔を合わせるし、直接会話をする事が多いです。
社長の好き嫌いで社員への扱いが変わったり、昇進・昇給などにも影響があるので面倒です。
中小企業を辞めたい理由4:労働時間が長い
これは職場環境にもよありますが、一般的に中小企業は大企業に比べると、人手が足りず労働時間が長い傾向があります。
特に最近では「働き方改革」の影響もあり、大企業では定時に帰れる会社が増えています。しかし中小企業の場合は、まだ「働き方改革」自体が浸透しておらず、夜まで残業を強いられる職場が多く存在します。
中小企業を辞めたい理由5:将来性がない
中小企業は大企業に比べて、当たり前ですが将来性に欠けます。大企業のような「安定」はないので、会社によっては不安を抱えたまま働くことになります。
もちろん今の時代、大企業でも「倒産」「リストラ」の可能性は0ではありません。しかしやはり大企業に比べると、中小企業では「倒産」「リストラ」にあう可能性は高くなります。
大企業では今でも定年まで働く方が多くいらっしゃいますが、中小企業だと定年までずっと働く人は割りと少なめです。中小企業の場合は、何度か転職を繰り返して定年を迎える人が大半です。
中小企業を辞めたい理由6:福利厚生の問題
賃金を含め中小企業では、「福利厚生」がまだまだ整っていない企業が多く存在します。
出産や子育てに対する「育児休暇の充実」や、「社宅や寮の整備」「福利厚生」などなど。大企業はどの会社も、福利厚生が充実しています。
中小企業を辞めたい理由7:年間休日数が少ない
大企業の年間休日数の平均 120日
中小企業の年間休日数の平均 96日
厚生労働省の調査によると、2018年の年間休日の平均値は上記のように算出されました。やはり中小企業は大企業に比べて、年間休日が少ない傾向があります。
これには「週の休み」はもちろんですが、「大型連休」や「有給」も大きく関係しています。
中小企業を辞めたい理由8:社会的信用が低い
中小企業は大企業に比べて、社会的信用に欠けます。例えば「住宅ローン」などが良い例ですね。
自宅を購入する際に「ローン」を組む際、中小企業と大企業では審査の通りやすさが全然違います。
大企業で年収が高いと、ローンで借りれる金額も大きくなります。中小企業の場合は借りれない事はないですが、やはり少額となります。
銀行によっても多少対応は違いますが、やはりいざという時「大企業の社会的信用」がありますと、何でも話を聞いてもらえるので有利です。
中小企業を辞めたい理由9:一人で何でも行なわなくてはいけない
中小企業では基本的に働く人員が少ないです。大企業のように豊富な人材が揃っていないので、一人一人がたくさんの仕事を補う必要があります。
そのため難しい仕事を一人で行わなければいけなかったり、突然仕事を上司から丸投げされるなんて事も・・・。
色々な仕事を経験できるのはメリットでもありますが、人によってはめんどくさく感じてしまうでしょう。
中小企業を辞めたい理由10:社風と合わない
中小企業や零細企業は小さい会社だからこそ、「社風」「会社の価値観」などが従業員にも強く影響を受けます。これは良い意味でも悪い意味でも言えます。
大企業でも「社風」は存在しますが、強要されることはないので気になりません。
しかし中小企業の場合は、社長や経営陣が近くで仕事をしているため、どうしても他の従業員に「社風」「会社の価値観」などが求められる事が多いです。
例えば「服装や見た目に厳しすぎる」「副業をさせてもらえない」「年功序列が大切にされており出世できない」などなど。
このように、社風と合わないせいで「仕事を辞めたい!」と感じる人は大勢いらっしゃいます。
2,中小企業には働くメリットも存在する
これまで中小企業の辞めたい理由をご紹介しましたが、中小企業で働く「メリット」も、もちろん存在します。続いては中小企業で働くことで得られる、メリットについて見ていきましょう!
●人付き合いが少なくて済む
●転勤がない、少ない
●働きやすい
●職場によってはスピード出世できる
中小企業で働くメリット1:人付き合いが少なくて済む
中小企業では「人間関係」にメリット・デメリット両方存在します。
良い点としては人付き合いが比較的少なくて済む所。中小企業で人付き合いをするといっても、数人の同僚や上司、部下くらいでしょう。
しかし大企業ともなると、同じ部署の社員以外でも、他の部署の社員、取引先の担当者、自社の関連企業の人たちと、多くの人と人間関係を構築していかなければいけません。
さらに大企業で異動や転勤になれば、新しい人たちと、また1から人間関係を築かなければいけません。中小企業であれば、そういった面倒な人間関係はありません。
中小企業で働くメリット2:転勤がない、少ない
国内外に支社を構える大企業に比べて、中小企業は1社で運営している事が多く、基本的に転勤という概念がありません。
転勤はとても面倒です。
独身であれば良いかもしれませんが、家族がいれば家族にも大きな負担を掛ける事になります。家族で引っ越すのであれば、子供の転校や奥さんの転職なども考える必要があります。
単身赴任という形で1人で転勤する場合は、身軽ですがとても寂しいです・・・。転勤がないのは大きな魅力だと思います。
中小企業で働くメリット3:働きやすい
大企業はたくさんの人で構成されており、何をするにしても時間が掛かります。例えば仕事での良い改善案が見つかったとしても、それを上司に告げても「却下」される可能性が高いです。
上からの承認を得て、テストしてと、何かと面倒なことばかり。
しかし中小企業では、良い改善案が提案されれば、スピーディーにすぐに実行してもらえます。小さい会社は仕事がしやすく、自分の力を発揮しやすい環境が整っています。
中小企業で働くメリット4:職場によってはスピード出世できる
中小企業は会社の方針次第では、「スピード出世」できる場合があります。
良い意味でも悪い意味でも、中小企業では様々な仕事を任せられます。経営陣に理解力があれば、やる気を認められ若くして「役職」を貰える事もあります。
これは大企業では中々考えられません。大企業では年齢と共に、一歩ずつ昇給していく事がほとんど。若くして役職を突然もらえたり、スピード出世することはまず無いです。
3,大企業への転職を考えるなら転職エージェントを利用するべき
「中小企業を辞めたい。」
「大企業に転職したい。」
このように感じているならば、大企業への転職にチャレンジしてみても良いと思います。ただし言っておきますが、大企業への就職は、中小企業への就職に比べて、倍率やハードルが非常に高いです。
1度や2度の転職活動では、採用されると思わない方が良いです。
大企業への転職をスムーズに進めるためには「転職エージェント」の利用が必須です。転職エージェントとは、ネットを使って利用できる転職サービス。
転職エージェントに登録すると、求人を見るだけではなく、転職のプロがサポートしてくれるので転職率が高まります。
さらに大手の転職エージェントになると、大企業の求人数が格段に多いので、非常にオススメです。
ハローワークや地元の求人には、基本的に大企業の求人は掲載されていませんが、転職エージェントにはたくさんの大企業の求人が掲載されています。
4,おすすめ転職エージェント
「今の仕事は自分には正直あっていないと思う・・・」
「すぐにでもマイペースに働ける仕事を探したい!」
このように感じたならば、まずは無料で使える転職エージェントを使って、どういった求人があるのかチェックしてみましょう!
転職エージェントを利用すれば、現在の仕事を続けながら転職活動が行えます。次の仕事が見つかってから、現在の仕事を辞めれば良いので、リスクがなくオススメ。
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
おすすめ転職エージェント2:DODA(デューダ)
・dodaエージェントサービス
DODA(デューダ)は、業界でもシェア率が高い転職エージェント。こちらも全国展開しており、首都圏や地方の求人も豊富なので安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントと同等の求人数を誇っており、どのような職種にも強い転職エージェントです。
DODAは転職サポートにも定評があり、親切で親身に対応してくれるという口コミが多いです。丁寧なカウンセリングや転職者に合わせたサポート体制は、強い味方となり転職にも有利に働きます。
サポートが充実しているため、始めての転職エージェントの利用でもオススメできます。もちろん登録は無料で行えます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
5,中小企業を辞めたい理由のまとめ
以上です。今回は、中小企業を辞めたい理由や、中小企業で働くメリット・デメリット、中小企業からの転職方法についてご紹介しました。
中小企業は大企業に比べて、働く上で「劣る部分」が数多く存在します。
もしこれから大企業への転職を考えるのであれば、「転職エージェント」を利用する事をオススメします。転職エージェントには大企業の求人が多く紹介されているので、転職するチャンスがありますよ。
ただし大企業で働くには、それなりの「学歴」「経歴」「スキル」が必要となります。転職エージェントでは、これらの状況を踏まえた上で「大企業への転職は実現可能か?不可能か?」を相談できます。
興味があれば、一度転職エージェントへの無料登録を行ってみてください。