仕事でのクレーム対応って辛いですよね。上司からは責められて、お客さんからはクレームで激怒される・・・こんな状況では「仕事を辞めたい!」と考えてしまうのは無理もありません。今回はクレーム対応で疲れている方へ対処法や解決策などをご紹介します。
1,クレーム対応は辛い仕事
クレーム対応は精神的に追い込まれる仕事です。一度クレーム対応をしただけでも、1日分の仕事をこなしたようにドッと疲れるし、「もう二度とクレーム対応はやりたくない!」って思っちゃいますよね。
それでも仕事をしている以上クレームは少なからず出てしまので、容量よく対処することが大切です。
クレーム対応が向いていない人の特徴は?
オン・オフの切替が出来ない人
クレーム対応は、すぐに頭の中を切り替えられる人でないとやっていけません。クレーム対応中は誠意を持って誤り、終ったらすぐに切り替えて別の仕事に移る。これができないと、ずっと引きずってしまいます。
我慢が出来ない人
クレームには様々な内容があります。理不尽に怒られることもあるので、我慢強い人でなければ耐えることはできないでしょう。
演技が下手な人
クレーム対応中は「申し訳ない」という気持ちを全面に出すことが大切。それによってお客さんも納得してくれるので、多少なりともおおげさに演技すると効果的です。
気持ちが強くない人
クレーマーと化したお客さんは、苛立っているので強い口調でガンガン罵声を浴びせてきます。気が弱い人ですと、それだけで「仕事が辛い・・辞めたい・・」と感じてしまうでしょう。ある程度強い気持ちを持って、適切に対応できる強い心が必要です。
2,クレームの種類を知る
クレームにも種類があって、種類によっては対処法や対応が変わってきます。それらを上手く身に付けることで、クレーム対応を効率よくストレスを溜めずに行えるようになります。
一般的なクレーム
・会社の製品が不良品だった
・会社の対応が悪かった
・間違ったことを教えてしまった
・サービスの説明不足で食い違いが出た
上記のようなクレームですと、基本的に会社側に”非”があります。
1,まずは誠意を込めて謝罪をする
2,事実確認
3,お詫びや商品の交換などの対応をする
普通のクレームの場合は、気付いた時点でしっかり謝罪して対処すれば、お客さんも納得してくれることが多いです。ここで注意したいのは、「誠意を持って謝罪する」ということですね。
悪質クレーム
一般的なクレーとは別に悪質なクレームをつけてくるお客さんもいらっしゃいます。
「不良品が届いたから商品代金をタダにしろ」
「不愉快な思いをしたから慰謝料を払え」
このように金銭的に得をしようとするクレーマーは非常に多いです。
対処法としては、1番と2番は先ほどと同じですが、その後は「出来ないことは出来ない」とはっきり伝えるようにしましょう。
1,まずは誠意を込めて謝罪をする
2,事実確認
3,出来ることと出来ないことをはっきりさせる
「商品の交換はさせてもらいますが、賠償金を支払うことや別の高額商品を送る事はできません。」
クレーマーであれば「何故できないんだ!悪いのはそっちだろ!」などと罵声を浴びせてきますが、「出来ません。申し訳ありません」で押し切りましょう。
3,クレーム対応が辛い時の対処法
クレーム対応が辛いと感じているならば、対処法や解決策があるかまず考えてみましょう。
クレームの対応方法を学ぶ
入社間もない頃や、クレーム対応が初めての方であれば、そもそも「クレームの対処法が分からない」といった悩みが出てきます。この場合は経験や時間が解決してくれるので、そこまで悩む必要はありません。
先輩の対処法を教えてもらったり、ネットで検索をかけたりしてもいいですね。先ほど言いましたが、「一般的なクレーム」と「悪質クレーム」で、対応方法をマニュアル化してしまっても楽です。
こういった対応方法を学ぶと、一喜一憂しなくなり、たんたんとクレームを対処できるようになります。
自分は伝言役だと考える
クレームで厄介なのは、会社に対する不満を個人にぶつけてくることです。「お前の会社は対応が悪い!」「詐欺だ!」などと、まるで自分が悪いような錯覚に陥ってしまいます。
対処法としては、「自分はあくまで会社への伝言役に過ぎない」と考えること。「私が悪い」と考えてしまうと、それこそ色々と考えてしまうし、精神的ストレスに繋がります。
割り切って対応する
クレーム対応が辛いと感じてしまう原因は、自分自身が引きずってしまうことにあります。実際お客さんの相手をするのは長くても1時間程度でしょう。
しかしクレーム対応で疲れてしまうと、そのことについて考えさせられてしまい、仕事中はもちろん家に帰ってからも考え込んでしまいます。
クレーム対応が上手な人は、1時間の対応をキッチリ済ませ、その後はすぐに気持ちを切り替えてしまいます。
「悩んでも無駄」
「仕事をしていればクレームはある」
「年間を通してクレームの件数は数回程度」
このようにクレーム対応を割り切って考えてしまうのが大切。そうすれば1時間程度我慢すれば、すぐに気分が切り替わって仕事に打ち込めます。
昇給して仕事内容を変えてもらう
クレーム対応をするのって、基本的に新入社員などの平社員です。仕事で成果をあげて昇給してしまえば、管理職などに就くことが可能です。管理職になればクレーム対応なんて仕事はやらされません。
上司に「もっと別の仕事もやってみたい」ということを告げて、今はがむしゃらに働きましょう。
部署の変更を申し出る
クレーム対応をする仕事は大体職種で決まっています。「営業」「電話対応」「販売員」こういった仕事は、お客さんとの窓口になり、クレームがあれば対応をする必要があります。
難しいかもしれませんが、お客さんの窓口とならないような部署に、異動を申し出てみるのも解決に繋がります。
転職する
クレーム対応で疲れてしまって、転職をする人はたくさんいらっしゃいます。心から辛いと感じるのであれば、転職したほうが将来的に見て楽です。
転職にはそれなりにリスクはありますが、精神的に病んで体に支障をきたすくらいでしたら、すぐに転職するべきです。
4,精神的に限界であれば転職を考える
クレーム対応は非常に神経を使う仕事です。年に数回程度であれば、一時的に辛くてもしばらく経てば収まります。しかし週に何度もあったり頻繁にクレーム対応に追われると、精神的に病んでしまったりうつ病を発祥してしまう方もいらっしゃいます。
こんな時は、病院の診断書を見せてクレーム対応の仕事を変わってもらうか、無理な場合は新しい転職先を見つけるべきです。
精神的に病んでいる状態で続けるのは、どんな仕事であってもオススメできません。
転職エージェントを使う
転職活動をする場合は、できれば今の仕事を続けながら「転職エージェント」を活用するのがベストです。転職エージェントを使えば、仕事を続けながら転職先を探せるので、無職になってしまう期間を取り除くことができます。
仕事が見つかってから退職すれば、精神的プレッシャーもかからないし、お金の面でも安心です。
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
おすすめ転職エージェント2:DODA(デューダ)
・dodaエージェントサービス
DODA(デューダ)は、業界でもシェア率が高い転職エージェント。こちらも全国展開しており、首都圏や地方の求人も豊富なので安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントと同等の求人数を誇っており、どのような職種にも強い転職エージェントです。
DODAは転職サポートにも定評があり、親切で親身に対応してくれるという口コミが多いです。丁寧なカウンセリングや転職者に合わせたサポート体制は、強い味方となり転職にも有利に働きます。
サポートが充実しているため、始めての転職エージェントの利用でもオススメできます。もちろん登録は無料で行えます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
本当に辛ければ転職先が見つかる前に辞めてもOK
理想は転職先を見つけてから仕事を辞めることです。しかし今の仕事でストレスがひどく、精神的に病んでおり続けるのが難しい場合は、仕事が見つかる前に辞めてしまってもOKです。体が一番大切なので、本当に辛い場合は辞める事を最優先に考えましょう。
5,転職先はどうする?
クレーム対応が嫌になって仕事を辞める時は、次に働く職種についても考えなければいけません。
ちなみに、仕事によってクレームが起こる頻度って違います。
例えば、「コールセンター」「携帯ショップ」こういった仕事は、クレームが比較的多い職種になります。1週間に何度もクレーム対応に追われる事だってあるので、ちょっと特殊ですね。
普通の接客業であれば、クレームは数ヶ月に一度程度しか起こりません。もし毎日のようにクレームを受けているのであれば、他の接客業やサービス業に移るだけでも、解決に繋がるでしょう。
クレームはおろか、接客すら嫌になった場合は?
このような場合は、「事務」がオススメ。接客業から事務職に移る人は意外と多いです。お客さんと接することに疲れてしまったりすると、こういった人付き合いが少ない職種を選ぶ傾向がありますね。
事務でも小さな会社ですと、電話対応などを兼業している場合があり、お客の対応窓口になってしまうので注意しましょう。
【関連記事】・事務職に向いていない人の特徴。向いている人の性格とは?
6,まとめ
以上です。今回は、クレーム対応の仕事を「辞めたい!」と感じた場合に取る対処法や解決策についてご説明しました。
クレーム対応は仕事の中でも精神的に辛い仕事です。上手く立ち振る舞うことができなければ、精神的ストレスから心が病んでしまいます。
適切な対応方法を学ぶことや、上手く気持ちの切替をすることで改善されます。
もし解決策や対処法が見つからないのであれば、クレーム対応のないような仕事に転職することを考えましょう。