
現在日本で販売されている製品は、「韓国製」「中国製」のものが多いですね。韓国製品や中国製品は仕入れ価格が圧倒的に安いので、ネットショップでは利益を出しやすいです。今回は、韓国や中国の製品を仕入れる方法や、オススメの仕入れサイトについてご紹介します。
1,韓国・中国の仕入れサイトを使う
2,直接行って買い付ける
3,日本の仕入れサイトを使う
4,仕入れメーカーに買い付けをお願いする
5,現地のバイヤーに買い付けてもらう
6,仕入れでの注意点
7,まとめ
私はメンズアパレルのネットショップを経営していますが、取り扱っている商品は韓国と中国の商品ばかりです。私の知り合いのネットショップでも、利益を出しているほとんどのお店は、韓国製品や中国製品を取り扱っています。
やはり韓国製、中国製は、仕入れ単価が安いので、利幅が大きくなるんですよね。
さらに最近の海外の商品はクオリティーも高く、デザインも優れています。変に日本製の単価が高い商品を売るよりも、断然安価な海外製の商材を取り扱ったほうが、ネットショップでは売れます。
是非今回ご紹介する、韓国製品や中国製品の仕入れ方法を参考にして、ネットショップの利益率を最大限に高めてくださいね!
1,韓国・中国の仕入れサイトやECサイトを使う
まず最初にオススメしたい韓国・中国製品を仕入れる方法が、韓国や中国の仕入れサイト、ECサイトを利用して仕入れる方法。
韓国や中国のサイトは、日本からでも買い付けることが可能です。小売業者が使うような「仕入れサイト」もあれば、一般の人たちが使う「ECサイト」から商品を仕入れる事も可能。
どちらで購入しても、日本で買い付けるよりは断然安いです。それでは代表的で人気のある仕入れサイト、ECサイトをいくつか紹介いたします。
・BUYON(韓国アパレル仕入れサイト)
・アリババ(中国総合型仕入れサイト)
・タオバオ(中国総合型ECサイト)
・GMarket(韓国総合ECサイト)
・COUPANG(韓国総合型ECサイト)
・stylenanda(韓国コスメECサイト)
・AliExpress(中国総合仕入れサイト)
BUYON(韓国アパレル仕入れサイト)
「BUYON」は、主にアパレル品を取り扱う韓国のBtoB仕入れサイトです。
BUYONを使えば、韓国の東大門市場の問屋4000社以上、60万点以上の商品をネット上で仕入れることが可能になります。法人・個人どちらでも使えて、とにかくアパレル品が安い!
BUYONを利用して仕入れると、日本の卸市場に比べて30%以上安く仕入れられます。
流行の最先端アイテムや、個性的な商品など、幅広い商品ラインナップがあります。アジア最大級の問屋街、「東大門」の商品が集結しているので、韓国仕入れを行うなら登録必須なサイトです。
アリババ(中国総合型仕入れサイト)
「アリババ」は、中国でも最大規模を誇る仕入れサイトです。1点から購入できる場所もあり、商品数はかなり多いです。ただし中国のサイトなので「不良品」には注意しましょう。
一般的な購入方法としては、「仲介業者」を中国で雇うことですね。買い付け代行業者が間に入れば、不良品が出てもその場で弾いてくれます。
仲介業者がいないと、日本まで不良品がそのまま届いてしまうので面倒です。
タオバオ(中国総合型ECサイト)
「タオバオ」は中国の一般消費者が使うECサイト。仕入れサイトではなくECサイトですが、価格は日本の仕入れサイト以上に安く販売されています。
ECサイトを仕入れサイトとして使っている小売業者は、実は多く存在します。
GMarket(韓国総合ECサイト)
「Gmarket」は韓国で最大規模のECサイトです。ECサイトですが安い商品が揃っているので、仕入れとして使用する業者も多くいらっしゃいます。
Gmarketには、韓国で人気のファッション商品や美容関連商品が販売されています。他にも化粧品、玩具、趣味用品やスポーツ用品など、商品ラインナップは非常に多いので仕入れにも役立ちます。
COUPANG(韓国総合型ECサイト)
「COUPANG」は韓国のECサイトです。日本の企業「ソフトバンク」が出資したことでも有名ですね。
COUPANGでは生活用品全般が購入でき、出荷が早いことで有名です。日本で言う「アマゾン」のような位置づけですね。
商品も安く、一定金額以上購入すれば送料無料になるので、仕入れの際はまとめて買って送料無料にするべきです。
stylenanda(韓国コスメECサイト)
stylenandaは、コスメや小物が充実している韓国のサイトです。日本向けに作られているサイトなので、購入し易く仕入れのハードルも低いです。
定期的にセールなど行っていますので、そのタイミングで仕入れるのがオススメ。
AliExpress(中国総合仕入れサイト)
AliExpress(アリエクスプレス)は、中国の総合型仕入れサイト。日本語に翻訳されているので、個人でも安心して仕入れられます。
商品数が多いので、手に入れたいアイテムが見つかるはずです。
2,直接行って買い付ける
次にオススメの仕入れ方法は、直接自分で現地に行き購入するやり方。私が知っているアパレル業者では、直接買い付けている人も意外と多かったです。
ただし「値段交渉」をしたり、「商品の説明」を聞く必要があるので、言葉が分からなければ「仲介業者」は必須です。
直接買い付けは、仕入れサイトを使うよりハードルが高くなります。
・南大門市場(雑貨、食材)
・東大門市場(アパレル)
・深圳(電化製品)
・広州(アパレル)
・義烏(どんな商品でも)
場所によっては扱っている商品ジャンルも違うので、行くならあらかじめ調べておきましょう。中国の義烏の「福田市場」という場所は、世界でも一番大きな卸売市場です。ジャンルに関係なくどんな商品でもありますので、社会勉強にもなります。
ぼったくられることも
日本人は商売が下手でお金を持っていると思われやすいので、ぼったくられることも多々あります。高い単価を提示されたり、ロット数をあげて話を進められます。
中国や韓国では、「高い」と感じたらひるまずにガンガン値段交渉をする姿勢が大切です。
バイヤーらしい服装で
直接仕入れに出向く時は、バイヤーらしいファッションで行くのがいいでしょう。変にオシャレしすぎていると、「観光客」に見られ相手にしてもらえません。
それよりも、”大きなバッグ”を持ったり、スニーカーなどの動きやすいファッションで立ち振る舞った方が、バイヤーらしさが出ます。
仲介業者の探し方
中国・韓国で仕入れを行うのであれば、現地の「購入代行会社」との契約が必須です。少し日常会話が喋れるくらいでは、ビジネスでは役に立ちません。
これは英語でも同じですが、ビジネス会話は日常会話とは難しさが全然違います。言葉に余裕がないなら、ビジネスに集中するためにも必ず現地の「購入代行会社」を雇いましょう。
下記のような日本語のサイトでも業者を探す事ができます。
・トレードチャイナ
現地での仕入れは上級者向き
現地に行って直接買い付けるのは、今回紹介する仕入れ方法の中でも難易度が高いです。
「飛行機代」「代行料金」「荷物を日本に送る料金」など、海外の買い付けでは費用がたくさん発生します。それらを加味して利益を出すには、それなりの「数量」を仕入れて裁かなければいけません。下手すれば赤字&在庫が残るなんて最悪のパターンもあり得ます。
特にネットショップや事業を始めたばかりですと、海外に買い付けに行きたくなる気持ちは分かります。しかしこれは止めておいた方が無難です。海外買い付けに行くならば、ある程度お店が成長してからにしましょう。
3,日本の仕入れサイトを使う
日本での仕入れサイトを使って、中国・韓国製品を仕入れるのはとっても簡単です。日本の仕入れサイトには海外の事業者が直接販売していたり、海外性の商品を取り扱う日本企業がたくさんあります。
個人的には日本の仕入れサイトを使うのが1番安全でオススメ。どのサイトも無料で登録できる所が多く、「仕入れサイト」を通して購入するので、不良品の「返品」や「交換」にもすぐに対応してくれます。
私も年商1億くらいは売上がありましたが、国内の仕入れサイトだけで十分間に合っていました。
オススメ仕入れサイト1:ネッシー
ネットショッピングを運営するなら、「ネッシー」での仕入れをオススメします。業界最大手で、ジャンルを問わず様々な商品を仕入れることが可能です。
費用は一切掛からず、開業前でも使えるのが嬉しいですね。無料会員登録すれば、商品の仕入れ価格が見れるようになります。
オススメ仕入れサイト2:TOPWHOLE(トップホール)
「トップホール」は、ファッション専門の仕入れサイト。韓国系ファッションやアクセサリなど、トレンド品を安く仕入れる事が可能です。どんどん仕入れられる商品数も増えているので登録必須です。
4,仕入れメーカーに買い付けをお願いする
こちらも私がアパレルで使っていた仕入れ方なのですが、仕入れサイトのメーカーと直接仲良くなり、メーカー側に買い付けを依頼することもできます。
買い付け依頼を希望であれば、先ほどご紹介した、「ネッシー」に出店しているメーカーに電話してお願いしてみましょう。
「メンズの迷彩柄のニットを韓国で探して欲しい」
「1,000円以下で仕入れられる、レザー素材の手袋を中国で探して欲しい」
実際ネッシーでは、ほとんどのメーカーが韓国でアパレルの仕入れを行っているため、私も何度も商品を探してもらいました。ただしメーカー側も暇でないので、ちゃんと購入してくれるお客さんでないと、探してくれないかもしれませんね。
私の場合はすでに別注商品を作ってもらっていたので、それなりに付き合いもあり信用されていました。何度か仕入れを重ねて、電話で担当者と仲良くなれれば、買い付け依頼を「OK」してもらえるかもしれません。
この場合も日本のメーカーが間に入り、「不良品の交換」にはきちんと応じてくれるので安心です。
5,現地のバイヤー(知り合い)に買い付けてもらう
現地のバイヤーに買い付けの仕事を任せる方法もあります。ただしこれは相手との信頼関係がなければ難しいです。
プライベートで交流のある「中国人」や「韓国人」にお願いしてもいいし、知り合いの知り合いなどからバイヤーを探すのもいいですね。
他にも方法としては「SNS」で直接見つける事もできますが、どんな人か分からないので、いざという時に逃げられたり対応してもらえない可能性があります。
「不良品が出て現地のバイヤーに連絡を取った所、音信普通になった・・・」
韓国や中国ではこういったことは普通に起きます。信頼している人かちゃんとした企業を通して、バイヤーを探すのが得策でしょう。
6,仕入れでの注意点
最小限の仕入れを心がける
中国や韓国の仕入れは、「仕入れる数量」が多ければ多いほど、価格が安くなる傾向があります。1点では単価1500円のものが、100点仕入れることで単価1000円になったりします。
ネットショップの初心者は、「単価を安くしなければ!」と考えて、とにかくたくさん仕入れようとする方がいらっしゃいます。
これは絶対NG。私も過去に何度も同じような失敗をしています。卸業者はとにかく数を積ませようと、価格や数量の交渉をしてきますが、これには乗らないようにして下さい。
まずは確実に裁ける数量を、仕入れるようにしましょう。売れる商品を見つけてから、数量を増やすのが正しい仕入れ方です。
費用はかけずに仕入れる
小売事業は利益を出すのが非常に難しい商売です。「5,000円で仕入れた商品を10,000円で売ったから5,000円の利益だ!」なんて甘い世界ではありません。
規模が小さいうちはいいですが、大きくなってくると「人件費」「モール費用」「配送費」と様々な”経費”が飛んでいきます。
海外で無理な仕入れを行えば、すぐに資金繰りは悪化して回らなくなりますよ。無料の仕入れサイトでも十分使えるので、まずはそういった”費用のかからない方法”を選択しましょう。
不良品は思っている以上に多い
日本での感覚ですと、「商品」は不良品がないのが当たり前ですよね?1つでも不良品が見つかれば、卸会社に苦情の電話を入れるし、すぐに返金・交換の対応をするのは当たり前です。
しかし中国や韓国では、日本で当たり前と感じている事が通用しません。
「中国から300点仕入れたけど、すべて不良品で連絡したけど返信がない」
中国や韓国から直接仕入れていると、こういった事例も実際に起きます。しかし、日本のメーカーが間に入っていれば、「不良品が返品できない」という事態はまずないので、安心して仕入れられます。
検品はしっかりする
海外仕入れで気をつけてほしいのは、しばらく経ってから不良品に気付くことです。
見た目が普通ですと、安心してしまいそのまま販売します。そこでお客さんからクレームがきて初めて不良品に気付く。
私も以前メンズのコートを50点程仕入れ、その後に不良品が発覚しました。
これは仕入れサイトを通して購入していたので、すぐに返品に対応してもらえましたが危なかったです。
仕入れサイト上には「返品期間30日以内」など記載されているので、これが過ぎると返品してもらえません。海外の商品が到着したら、必ず検品をして下さい。
7,まとめ
以上です。今回は韓国・中国の商品の仕入れ方法、オススメの仕入れサイトをご紹介しました。ネットショップの仕入れは、「韓国製」や「中国製」でないと利益を出すのが難しい状況です。
日本製やヨーロッパ製、アメリカ製などはどうしても単価が高く、ネットで売るのは難しいです。上手く韓国や中国の仕入れルートを見つけることで、安く販売できネットショップでも成功を収められます。
しかし安いアジアの商品は「不良品」など危険も多く、仕入れは慎重に行わなければいけません。個人的には日本の仕入れサイトを利用するのが一番だと思います。
そうすれば日本の会社が間に入ってくれるので、仮に不良品が出ても返品や交換を無料で行ってくれます。
ネットショップ出店なら楽天がオススメ!
メルカリやオークションを使っての転売は、副業としては大人気です。しかしそれよりもさらに稼ごうと思うなら、ネットショップを運営するのが一番効率的です。
私はネットショップを多いときで5店舗以上複数運営しており、月に1000万円程稼いでいました。その中でも楽天市場は売上規模が大きいのでオススメです。
ネットショップで成功するためには、楽天市場への出店は必須です。資料請求は無料で行えるので、一度料金や体制を確認してみましょう。
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