ネットショップを始めるのであれば、「セキュリティ対策」は必須となります。個人での運営であれば、そこまで力を入れる必要はないですが、やはり最低限セキュリティソフトくらいは導入するべき。今回は、ネットショップで使うのにおすすめなセキュリティソフトをご紹介します。
1,ネットショップにセキュリティソフトは必要?
ネットショップを開業して間もない方や、これからネットショップを始めらる方からの質問で多いのが、「ネットショップ運営にセキュリティソフトって必要なんですか?」という質問。
最初に言っておきますが、セキュリティソフトは必ず必要です。
私が知っているネットショップで導入していない所はないし、事業として行っている以上、お客さんの情報を守らなければいけない義務があります。
個人事業主なら必要ないんじゃないの・・・?
開業したての個人事業主であれば、セキュリティソフトを導入したくない気持ちも分かります。実際に私も開業当時は同じような気持ちでした。
しかし周囲の経営者やコンサルタントに聞いても、全員が口をそろえて「ネットショップにセキュリティソフトは必須」と答えます。
個人だからとか法人だからとか、これってお店側の都合でしかありません。
お客さんからすればどのお店も一緒だし、そこから情報が漏れればやはり迷惑です。
2,セキュリティソフトがないリスクとは?
セキュリティソフトをパソコンにつけていないと、様々なリスクを抱えることとなります。ここでは具体的にどういったリスクが存在するのかをご紹介します。
個人情報が盗まれる
ネットショップを運営しているパソコンであれば、たくさんのお客さんの個人情報が詰まっています。パソコンにウイルスを仕込まれてしまい、楽天などの管理画面のパスワードを盗まれてしまえば、情報がすべて盗まれてしまいます。
そこからお客さんにもウイルスを送られたり、顧客情報が悪用されることだって考えられます。
ページを変更されたり、営業妨害にあってしまう
パソコンにウイルスを忍び込ませられれば、遠隔操作をされる可能性もあります。
恨みを持たれていればページをめちゃくちゃにされたりして、営業ができなくなる恐れもあります。
復旧するのに時間が掛かれば、その間は売上が無くなるのでキツイですね・・
金銭的な被害もありうる・・
「ウイルスのせいでネットバンクの暗証番号を知られてしまった」
「ウイルスで会社のクレジットカードの情報が漏れてしまった」
こういった事態を招いてしまうと、金銭的な被害を被ることとなります。
クレジットカードを限度額いっぱいで無断使用されたり、メイン口座の預金がすべて引き出されてしまえば、ネットショップ運営すら困難になりますよね・・・
ウイルス対策は万全にしておこう
ネットショップを運営するパソコンには様々な情報が入っています。
悪意のある人の手に渡ってしまえば、どんな被害を受けるのかわかりません。
個人情報を変なサイトに登録されたり、知らない業者から膨大な請求が来る事だってあります。
こういった事態に陥らないためにも、必ず安全性の高いウイルスソフトを導入する必要があります。
3,おすすめセキュリティソフト2選
それでは続いては、ネットショップで導入するのにおすすめのセキュリティソフトについてご案内します。
どちらも一般ユーザー向けとしても人気がありますので、セキュリティ面でも安心だし難しい事もなく簡単にお使い頂けます。料金も比較的リーズナブルなのでオススメです。
おすすめセキュリティソフト1:ノートン
セキュリティソフトで世界一使われているノートン。20年以上の実績を誇り、安全性にも定評があります。
セキュリティソフト評価機関の権威「Dennis Technology Labs」が行ったテストによれば、最高の「AAA」評価を受けました。
パソコン、スマホ、タブレットにも導入できて、30日の無料お試し版もご用意されています。セキュリティーについて迷ったなら、ノートンを選んでおけば間違いないです。
おすすめセキュリティソフト2:ウイルスバスタークラウド
ウイルスバスタークラウドは、家電販売店などでも販売されている日本で一番有名なセキュリティソフト。
有害サイトへのアクセスをブロックしたり、SNSに対するセキュリティ対策なども行えます。個人情報やプライバシーの漏洩を防いでくれる信頼と実績のあるセキュリティソフトです。
無料ソフトは基本的にNG
無料のセキュリティソフトもたくさん出回っていますが、基本的に商業用であれば無料ソフトはNGです。
有料のセキュリティソフトに比べて無料のものは、ウィルスの検出率が低かったり、新型のウイルスへの対策が脆弱だったりします。
もちろん”有料だから絶対大丈夫!”という訳ではないですが、有料の物の方がいざという時にもサポートしてもらえるし、セキュリティ対策も高度に設定されています。
ネットショップ運営においても”セキュリティ対策”は非常に重要な部分ですので、1年で1万円以下であれば十分に出す価値はあるでしょう。
それに万が一顧客情報が漏れてしまった時に、無料のセキュリティソフトを使っていたとなると何を言われるか分かりません・・・
4,その他にやるべきセキュリティ対策は?
パスワードを定期的に変える&複雑にする
ネットショップに関するもの以外でも、ネット上でのパスワード対策はしっかり行っておきましょう。
できるだけ複雑な文字を使い、定期的にパスワードを変更していれば、見破られる可能性も少なくなります。
簡単なパスワードを、「SNS」「ネットバンク」「ネットショップ」などで使い廻すのは止めましょう。1つのパスワードが見破られてしまうと、芋づる式にすべてにアクセスされてしまいます。
たくさんのパスワードを管理するのは面倒に感じますが、無料のフリーソフトを使えば簡単に管理できます。
私もフリーソフトを使ってパスワード管理をしていますが、とっても便利なのでオススメです。
従業員にも注意を呼びかける
ネットショップのオーナーであれば、危機管理ができているのでウイルスを仕込まれる心配は少ないです。
注意して頂きたいのは、雇われている”バイト”や”従業員”の行動です。雇い主と違い、雇われている側にはそこまで危機感が備わっていません。
・セキュリティソフトのない自宅のパソコンなどでネットショップの管理画面を開いてしまう
・どこから取ってきたかも分からないようなフリーソフトなどをインストールしてしまう
・メールの添付画像などを開いてしまう
こういった行動は、従業員ですと普通にやってしまいがちです。
私の会社では情報漏洩したことはありませんが、やはり私に比べて従業員は危機管理がかなり甘いです。
ネットショップで人を雇っているのであれば、従業員にもセキュリティ対策をしっかり叩き込む必要があります。
パソコン以外の情報漏えい
顧客の住所や名前、電話番号などが記載されている「書類」を捨てる時にも注意が必要です。「納品書」「顧客台帳」「請求書」などを、そのままゴミ箱に捨てていませんか?
ちゃんとシュレッダーにかけるなどして、第三者から読み取れないように対策しましょう。
ネットショップで使用したパソコンを捨てる時も、中身を完全消去してから捨てなければ、どこで悪用されるか分かりません。
5,まとめ
以上です。今回は、ネットショップにおすすめのセキュリティソフトや、セキュリティソフトの必要性についてご紹介しました。
ネットショップ運営者であれば、個人や法人関係なく有料のセキュリティソフトを導入するべきです。
ノートンやウイルスバスターなどセキュリティ対策で評価が高いものでも、年間利用料は1万円も掛かりません。
これだけでも大体のウイルス対策は行えるので、是非導入しましょう。
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