転職活動を行うときは、「会社を辞めてから?それとも会社を辞めずに行うの?」このような疑問を持ちますよね?ズバリ言いますと、転職活動は会社を辞めずに行いましょう!会社を辞めてからの転職活動は、デメリットだらけなのでオススメしません。
1,仕事を辞めてからの転職活動はデメリットだらけ!
仕事を辞めてから転職活動を行う方がいらっしゃいますが、デメリットが多すぎるのでオススメしません。仕事を続けながら転職活動をしても法律に違反している訳ではないので、特別な理由が無い限りそちらの方がオススメです。
まずは、仕事を辞めてしまってから転職活動するデメリットやリスクについてご紹介します。
不安との戦いになる
仕事を一度辞めてしまうと、収入が途絶えることになり不安な時期が続きます。辞めてからすぐに就職先が見つかればいいですが、どうしても前職よりいい仕事を探すと多少時間を要すこととなります。
この段階で仕事を辞めていると、「早く次の仕事を見つけなきゃ・・・」と毎日が不安との戦いになります。家族にも心配をかけますし、精神的ストレスもかなり掛かってしまいます。
妥協してしまう
精神的に不安な状態が続くと、焦りが出て転職先に妥協してしまうことがあります。本来であれば見送るであろう求人にも、「早く就職しないとマズイし、とりあえずここで働こう。」このように妥協してしまいます。
前職より待遇が悪いところに転職してしまうと、再び転職活動を繰り返してしまいますよね。
無職の間でも精神的に余裕を持てる環境(例えば実家住まいなど)であればいいかもしれないですが、急いで就職しようとすると、妥協して再び転職活動することになります。
前職に戻れなくなる
「さっさと転職して別の会社に行きたい!」
こんな風に考えていても、いざ求人情報を見ると自分の会社が意外と悪くないことに気付く場合もあります。
「人間関係」や「仕事のストレス」などで追い込まれている人であれば別ですが、そこまで現在の会社に不満がないのであれば、いつでも元の会社に戻れる状態にしておきましょう。
仕事を辞めてしまったら、戻りたくても戻れなくなってしまいますからね。
無職の期間ができてしまう
会社を辞めてから転職活動をすると、その期間は「無職」となります。面接をする際に企業側は、その人の経歴をチェックします。
無職の期間が長いと転職活動をしていたとしても、「なぜ?いつからいつまで?」などと突っ込んで聞くことがあります。企業側も無職でフラフラしている人材は、できれば雇いたくないと考えますからね。
後々のことも考えて、できれば無職の期間は作らないほうがいいです。
自分で面倒な手続きが必要
一度仕事を辞めると、「健康保険」「年金」「社会保険関係」といった書類を自分で提出しなくてはなりません。しかし仕事を辞めてすぐに次の就職先が決まっていると、次の事業主に「雇用保険番号」「年金番号」「源泉徴収票」などを渡すだけでOKです。
面倒な書類の手続きをする必要が無く、無駄な時間を割かずに済みます。
私の会社でも過去に、「仕事を辞めずにそのまま別の企業に就職した人」「仕事を辞めてから就職先を探した人」両方いますが、やはり前者は退職後何も聞いてきません。
逆に後者の場合は、「手続きはどうすればいいか?」「どこで手続きをすればいいか?」など、何度か退職後も聞いてきましたね。
貯金が減り続ける
仕事を辞めてから転職活動を行うのであれば、1年分くらい無職でも生活できる貯金を貯めておかなければいけません。しかしこれってかなり大変です。
半年、1年と無職で転職活動をしていれば、毎月の出費も嵩みます。貯金を切り崩すことになるので、手持ちの資金はかなり減ることになるでしょう。
もしその貯金を使わずに済んだら、どれだけのお金が節約できるでしょうか?
仕事を辞めずに転職活動を行えば、無駄に貯金を切り崩す必要がなくなります。
2,意外と時間が掛かる転職活動
転職活動の期間って実は意外と長いです。転職活動を始めてすぐに会社が見つかり、転職できるのは稀なケース。
一般的には早い人で3ヶ月、遅いと半年以上転職するのに時間を要することも・・・
この期間無職になるのもキツイので、やはり仕事は辞めずに転職活動を行ったほうが賢いですね。
8割以上が仕事を辞めずに転職活動してる!
ちなみに転職活動をしている人たちの8割以上は、今の仕事を辞めずに転職活動を行っているそうです。仕事を辞めてから転職活動をすると、リスクやデメリットが多いからでしょう。
2割の仕事を辞めて転職活動をしている人は、予期せぬ自体で仕事を辞めてしまったり、辞めざる終えなかった人もいると思います。
ですので自分から仕事を辞めてから転職活動をする人は、本当にごく一部だということになりますね。
転職活動では何をする?
転職活動では上記のような事をやる必要があります。
在職中にこれらのことをやっとけば、後は面接して受かればすぐに転職できます。面接の時は仕事を休むことになりますが、ここは「有給」を上手く使って休みましょう。
面接で会社を休む場合の理由は、「私用」などと答えておけばOK。基本的に有給の理由を会社側に言う義務はありませんが、一応聞かれたときのために”理由”を考えておくといいかもしれないですね。
間違っても「面接」と正直に言わないでおきましょう。理解力のある上司であれば何も言いませんが、普通の上司であれば激怒するでしょう。
次は、具体的にどうやって仕事を辞めずに転職活動を行うのかご紹介します。
3,仕事を辞めずに転職活動する方法
ハローワークより転職エージェント
一般的に「転職活動」をするとなると、ハローワークを利用する人が多いです。職を失ってからの転職活動であれば、ハローワークも悪くないかもしれません。
しかし仕事を辞めずに転職活動を行おうと思うと、ハローワークではまず無理です。
ハローワークはどこも営業時間が短いです。朝8時~夕方5時くらいに閉まる所が多く、仕事が終ってから通うのはまず無理。土曜に相談できる場所もありますが、やってない週もあり土曜だけで転職活動をするのは厳しいです。
さらにハローワークは、基本的に就職先を紹介するだけのサービスです。国が運営しているので、民間企業のようにサービスを重要視することもありません。
転職エージェントを選ぶべき理由
仕事を辞めずに転職活動を行う場合は、必ず転職エージェントを使うべきです。というかどんな時の転職活動でも、転職エージェントを使った方がいいですね。
転職エージェントのメリットは挙げるとキリがないのですが、基本的に上記の部分が優れいてるポイントです。
転職エージェントには担当者がおり、転職に関することを何でも相談できます。「どの会社がいいか?」「面接で注意するポイントはどこか?」など、普段聞く事ができないような事も、プロの目線で教えてくれます。
他にも面接の際は転職エージェントが「企業」と「転職者」の間に入ってくれるので、日程などの調整もしてくれます。
転職エージェントによっては、「自分の強みが分かる診断」や「企業の口コミなどを知るサービス」なども無料で提供しているので、使えるものは何でも使いましょう。
転職活動は見つからないように行うべき
一部の上司や会社であれば、転職活動について何も言わない所もあります。しかし普通は自社を辞めて転職活動をしている社員を、優しく見守ることはあり得ませんよね。
ですので、転職先が確定するまでは絶対に会社側にバレないようにしたほうがいいです。会社によってはそれを理由に解雇する可能性もありますからね。
・社内では誰にも転職活動をしていることを漏らさない
・転職エージェント・転職サイトのみ使う
・転職エージェントでは履歴書の非公開を行う
・現在働いている会社と関係のある会社に応募しない
仲がいい同僚には転職活動を打ち明ける人がいらっしゃいますが、次の就職先がある程度確定するまでは言わないでおきましょう。そこからまたその同僚が仲のいい同僚に話して、結果的に広まってしまい上司の耳に入る可能性もあります。
それとハローワークも実は危険です。色々な人が出入りしているので、どこで見つかるか分かりませんからね。転職エージェントや転職サイトであれば、特定の企業に個人情報を非公開設定できるので安心です。自分が働いている会社には、個人情報を非公開設定しておきましょう。
後は自分が現在勤めている会社の、「取引先企業」「提携企業」などへの応募は避けましょう。関係のある会社で面接を行ってしまうと、情報が漏れる可能性があります。
エージェントには何でも話す
転職エージェントはこちら側の味方です。就職させるのが目的なので、転職で不利になる情報など何でも話してOKです。
例えば仕事を辞めたい理由が、「つまらない仕事だから」「昇給がない」など、企業側には説明できないような理由であっても、転職エージェントには素直に話しましょう。
そうすることで、次の転職先を紹介する時にそれらを考慮して会社を選んでくれます。
仕事が決めればすぐに退職の手続きを行う
転職エージェント担当者と協力して、晴れて転職先が決まったら現在の会社を退職する準備を進めましょう。
2,同僚に伝える
3,会社の規定通りの期間まで働く
4,退社
退職届を出しても、退職するまでには一定の期間を要します。会社にもよりますが、最低でも1ヶ月はかかると思っておきましょう。その間に仕事の引継ぎなどを行うことになります。
前もって仕事を辞めやすいように、後輩や同僚に自分の仕事を教えておいてもいいですね。
この退職手続きがスピーディーに行えれば、早く次の会社へ転職することができます。
4,在職中に使いたい転職サービス
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
おすすめ転職エージェント2:DODA(デューダ)
・dodaエージェントサービス
DODA(デューダ)は、業界でもシェア率が高い転職エージェント。こちらも全国展開しており、首都圏や地方の求人も豊富なので安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントと同等の求人数を誇っており、どのような職種にも強い転職エージェントです。
DODAは転職サポートにも定評があり、親切で親身に対応してくれるという口コミが多いです。丁寧なカウンセリングや転職者に合わせたサポート体制は、強い味方となり転職にも有利に働きます。
サポートが充実しているため、始めての転職エージェントの利用でもオススメできます。もちろん登録は無料で行えます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
5,まとめ
以上です。転職は仕事を辞めずに行うのが一般的です。ハローワークしかない時代であれば、仕事を辞めずに転職活動するのは難しかったですが、転職エージェントなどネット上でのサービスが使えるようになってからは、仕事を辞めずに転職活動する人が増えました。
辞めてからの転職と辞めずに転職するのでは、メリットやデメリットを考慮すればどちらが正しいか分かりますよね。