ネットショップ開業時に悩むのが、「自社サイト」で運用するか「モール」に出店するかですよね。これには両者メリット・デメリットが存在します。今回はそのメリット・デメリットについて比較してまとめたいと思います。
目次
1,自社サイト運営のメリット
2,自社サイト運営のデメリット
3,モール運営のメリット
4,モール運営のデメリット
5,オススメのネットショップ運営方法は?
6,まとめ
1,自社サイト運営のメリット
コストが安い
自社サイト運用のメリットは、まずコストが安い所です。モールのように月額数万円、初期費用数十万円などと、大掛かりな費用が掛からないで済みます。
上手く無料の物を使えば、実質ほぼ0円でネットショップを持つ事だってできます。
無料で自社サイトを作るなら、「BASE」がオススメ。一部オプションを除いては、ほとんど無料で使えるので最近はBASEを使って副業などを始める人が増えています。
・BASE
カスタマイズが効く
自社サイトは文字通り自分のサイトなので、変な規制などもなく自由にショップをカスタマイズできます。モールであれば、他のサイトのURLは載せてはダメだとか、モールにあわせたページ作りが強制されます。
顧客管理が自由
意外と知らない人が多いですが、楽天やワウマでは顧客のアドレスを手に入れても、そのアドレスを自由にショップが使うことは禁止されています。
まず楽天に関して言うと、メールを送るごとに「一人に送ると0.7円」といった感じで費用が発生します。
他のモールであっても、ヤフーは自由ですが大抵はモール上でしかメールが送れないようになっています。
モールで手に入れた顧客のアドレスを、外部に持ち出すことは禁止されているのです。
ですが自社サイトであれば、手に入れたメールアドレスは基本的に自由に使えます。好きなときに販促を掛けられるし、メールを何通送ってもペナルティーにはなりません。
利益率がいい
自社サイトは利益率がいいと一般的には言われています。広告の掛け方や運営方法次第ではモールよりも利益率が悪くなる事もありますが、基本的には利益が取りやすい媒体です。
2,自社サイト運営のデメリット
集客が難しい
自社サイトでネットショップを運営する最大のデメリットは、「集客」にあります。
自社サイトはモールと違って誰もお客さんを集めてくれません。よく言われるのが、「自社サイトをオープンするのは砂漠のど真ん中に店を出すのと同じ」といった比喩です。
ちょっと大げさですが、確かに自社サイトをオープンさせて放ったらかしにしていても、ページを見てくれるお客さんは「0」に近いはずです。
何か集客力のある媒体を持っていれば別ですが、ネットショップ開業したてであれば誰も見にきてくれません。
いくつか集客方法はありますが、初期段階でおすすめなのは「リスティング広告」です。
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※関連記事
・自社ネットショップで重要な5つの集客方法
信用度がない
楽天やアマゾン、ヤフーなどのモールに入れば、そのモールの信用力をつけることができます。しかし自社サイトは完全な独立した自分のお店を持つことになり、お客さんからの信用はモール運営に比べ”低い”と言えます。
最近ではネットショップを利用して詐欺を働く人たちも増えており、消費者も少しずつネットショップに対して警戒するようになってきています。
「このお店は大丈夫だろうか?」
このように感じても誰も聞く人はいないし、ショップを見て判断するしかないのです。これだけでも大きな購入障壁になってしまいます。
1から作らなければいけない
最近では自社サイトを作るのも便利で簡単になりました。しかしそれでもモールに出店するのと比べれば、自分で設定しなければいけないことも多く、何かと面倒なことがあります。
カード決済などは別で契約しなければいけなかったり、アクセス解析を自分で設定する必要もあります。
大きな売上が作りづらい
モールと自社サイトを運営しているネットショップは、ほとんどがモールの売上に依存していることが多いです。自社サイトの売上の方が大きいというショップは少数となります。
やはりそれだけ自社サイトは伸ばしづらいし、難しいということなりなります。
3,モール運営のメリット
強い集客力
モールへのネットショップ出店で最大のメリットは、集客力の恩恵を受けられることです。楽天、ヤフー、アマゾンなど大手のモールであれば、たくさんのお客さんを抱えており、そのお客さんに効果的にアプローチをかけることができます。
さらに大手モールは積極的に広告なども打っており、常に別媒体からお客さんを引っ張ってくれています。モールに出店する変わりに集客はモールがしてくれているといった構造ですね。
コンサルタントの存在
モールでのネットショップ運営であれば、コンサルタントの存在も大きなメリットになります。分からないことがあればすぐに聞けるし、集客方法や販促についてもいつでも相談することが可能です。
自社サイトでは誰も聞く人がいないので、誰かにコンサルしてもらうか同業者に聞くしか方法はありません。
モールの信用力が使える
モールに出店するということは、そのモールのブランド力(信用)を借りれるということです。
「楽天市場の○○○店」
このように楽天市場とつくだけで、「楽天に入っているお店であれば安心」とユーザーは勝手に解釈します。そのおかげでお店の信用は高くなり、購入率などにも大きく影響が出てきます。
実際モールと自社サイトを運営して比較してみると分かるのですが、圧倒的にモール、特に楽天は購入率が高いです。逆に自社サイトは怪しむ人もいるのか、購入率が低くなる傾向があります。
4,モール運営のデメリット
費用が高い
最近でこそ安くなりましたが、数年前まではどのモールも月額数万円は当たり前でした。現在はヤフーであれば無料出店できるし、アマゾンも月額数千円で運用できます。
楽天だけが固定費や初期費用が変わらずに高いですが、その分集客力はあるので出店するお店も多いです。
共倒れする恐れもある
モールに出店するということは、モールの集客力次第で売上が左右されます。これもデメリットとなり、いい時はいいのですが、モールの集客力が落ちてくると一緒にショップの売上も落ちてしまいます。
ほとんど考えられませんが、最悪「モール閉鎖」となれば、そこで積み重ねてきたものはすべてが無駄になってしまいます。
価格競争に巻き込まれる
ネットショップは簡単に価格の比較ができてしまいます。楽天内であればほとんどのユーザーは、同じ商品でもっと安いものはないか調べます。
ですので100円程度の価格差だけでも、安い商品にユーザーが流れてしまい、売上に大きく差が出てしまいます。結果的にどのお店も他店より1円でも安くしようとして、利益を削り無駄な争いが繰り広げられていきます。
5,オススメのネットショップ運営方法は?
ネットショップを開業するのであれば、「モール運営」か「自社サイト運営」かを決めなくてはいけません。販売方法や商品構成によってもどちらがオススメかは変わってきます。
まずは少しずつ成功体験を積もう
最初に運営するサイトは、自社サイト、モールどちらでも結構です。それぞれの特徴を知って自分がやっていきたい方を選ぶようにしましょう。
・モール 売上が上がるまでが早い。売上の波も激しく安定的に売り続けるのが難しい
・自社サイト 少しずつ売上を伸ばしていくイメージ。安定してくると利益も取りやすい
自社サイトで売上を上げられるのが一番ですが、売上を上げるまでに時間がかかるので挫折する可能性も高いです。
一気に成果を出したい人はモールを使う
とりあえずすぐに成果を出したいのであれば、楽天などに出店してランキング入りを狙いましょう。これが一番手っ取り早くネットショップを大きくする方法です。
ヤフー、アマゾンなどは費用は安いですが、楽天に比べると売上が伸ばしづらいです。
モールの規模でいけばやはり楽天が一番でしょう。売る商品にもよりますが、資金があってすぐに結果を出したいなら楽天がおすすめ。
資料請求は無料で出来るので、一度料金などをチェックしてみましょう。
副業としてとりあえず始めるならBASE
副業であったり、「とりあえずネットショップを試してみたい」という方であれば、自社サイトのBASEがおすすめ。
BASEは自社サイトがすぐに持てるし、費用もほとんど0円なので誰でも気軽にネットショップを始められます。
6,まとめ
以上です。今回は「自社サイト」と「モール」のメリット・デメリットについてご紹介しました。
どちらにもいい面と悪い面があり、「どっちがいい!」と決めるのは難しいです。
自分の状況やどのようにネットショップを運営したいかによっても変わってくるので、比較していいと思ったほうを選んでください。
ネットショップ出店なら楽天がオススメ!
楽天はECモールの中でも最大級の規模です。ネットショップを出店するなら、楽天は一番オススメです。資料請求は無料なので、一度料金や体制を確認してみましょう。
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