LINEショッピング出店方法。費用、手数料、ネットショップの評判は?

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2017年6月16日にオープンした「LINEショッピング」。まだ1年も経過していませんが、現在の状況はどうなっているのでしょうか?LINEでは「LINEモール」が撤退・閉鎖したばかりなので、次のサービス「LINEショッピング」がどうなるかは気になるところです。


 

1,LINEショッピングとは?

勘違いされている方も多いのですが、LINEショッピングは、楽天やヤフーショッピングなどの「ECサイト」とは違います。「ECサイト」というよりは、「ポイントサイト」に近いイメージ。

LINEショッピングには、他のサイトの商品を掲載することができ、LINE経由で掲載されているECサイトの商品が購入されると、「LINEポイント」がユーザーに付与されます。

ECサイトとしての「カート機能」や「決済機能」は備わっておらず、他のサイトを紹介してユーザーにLINEポイントを付与する、プラットホーム的なサービスとなります。

 

LINEポイントの使い道は?

LINEポイントには様々な使い道があります。現金化することも可能ですし、「Amazonギフトカード」「JALマイレージ」などに交換する事も出来るし、「LINEスタンプ」「LINEゲーム」などに使うことも可能です。

6800万人以上が利用する「LINE」だからこそ、ポイントにも価値があり、ポイント付与のためにLINEユーザーが利用する可能性はありますね。

 

LINEポイントの利用価値が大切

LINEショッピングが成功するには、「LINEポイント」の利用価値が鍵を握ります。LINEポイントにユーザーが魅力を感じれば、LINEショッピングを通して商品を購入しますが、魅力を感じなければ、わざわざLINEを通して商品を買う必要性がありません。

いかにこのポイントに「魅力」を付けられるかが大切。

 

どんなショップが掲載されている?

現在LINEショッピングには、どのようなネットショップが掲載されいているのでしょうか?

・ABC-MART
・楽天市場
・FOREVER 21
・KOBELETTUCE
・PUMA
・SHIBUYA109公式通販
・UNITED ARROWS
・ZOZOTOWN
・高島屋オンラインストア
・ナイキ公式オンラインストア
・Yahoo!ショッピング

ざっと見た感じでも大手のECサイトばかりが目立ち、個人のネットショップなどは参入していない感じですね。サイトによってLINEポイントの付与率も違い、おそらくお店側で設定できるようになっているのでしょうか。スタート当初は「115社」だったようですが、現在はもっと増えているでしょうね。

 

過去にはLINEモールで撤退している

LINEがネットショップ事業に取り組むのは、これが初めてではありません。実は過去に「LINEモール」としてネットショップ事業を行っているんですね。

これは「メルカリ」のようなフリマアプリだったのですが、2016年5月いっぱいで撤退しました。LINEモールには強みなども何もなく、当時はメルカリに押されて認知度もほんとどありませんでしたね。

その失敗を乗り越えてのLINEショッピングなので、今回は意気込みも違うと思いますが。

 

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2,ネットショップの出店方法

現在は大手企業ばかりが掲載されているLINEショッピングですが、一般のネットショップ事業者でも出店することはできるのでしょうか?続いては出店方法についてまとめてみます。

 

まずはネットショップを持つこと

LINEショッピングでは、「カート機能」「決済機能」などECモールとしての機能は持ち合わせていません。ですので自分でネットショップを持ち、そのネットショップの商品を掲載させてもらうという流れになります。

自社サイトへの誘導を目的としているので、独自ドメインを持ったネットショップが対象となるようです。

無料で簡単に自社サイトを作りたいなら、「BASE」がオススメです。ショッピング機能が一通りついており、無料で出店できるのが最大の魅力です。

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申し込みを行う

LINEショッピングは誰でも出店できるわけではありません。最初に申し込みを行い審査をクリアする必要があります。

LINEショッピング出店申込

「パートナーシップの機会を希望する国」という項目は「日本」でOK。注意して欲しいのは次です。「パートナーシップカテゴリー」というのを選ぶのですが、ここでは「LINEポイント」を選ぶようにしましょう。

他に入力すのは「法人・個人の区分」「名前」「会社名」「ネットショップのURL」といった、基本的なことだけです。申込を行う上で特別難しいことはないように感じられます。

問題は「審査基準」ですね。LINEが大手しか掲載させないようであれば、私たちのような小さなネットショップでは到底出店は不可能です。逆にサービスの拡大を目指しており、審査が厳しくないのであれば参入できるチャンスはあります。

無事審査が通過すれば、LINEショッピングに商品が掲載されるようです。

 

3,LINEショッピングで掛かる費用・手数料

続いてはLINEショッピングでの「費用」や「手数料」などについてです。

 

初期費用・月額費用

まずLINEショッピングでは、「初期費用」「月額費用」はどちらも無料となっています。費用が掛からないのであれば、是非とも掲載したいですよね。

6800万人以上の利用者がいるLINEであれば、そこから相当の集客が期待できます。

 

手数料について

LINEショッピングでは、売上に応じて「売上手数料」が発生します。売れた分に対しての「手数料」を支払う形になるので、敷居は高くないですね。最悪売れなければ、費用は0円で済みますから。

「LINE ショッピングを通じた掲載商品の売上金額に、一定割合を乗じた金額を弊社にお支払いいただきます。」

気になる売り上げ手数料ですが、LINE上では上記のように記載されていました。売上手数料のパーセンテージは開示されておらず、出店者しか分からないようですね。

”費用は売上手数料のみ”という状況を見ると、10%~20%程度の売上手数料が発生するかもしれないですね。アマゾンを見ていると分かるのですが、月額手数料や初期費用がない代わりに、売上手数料が15%と割高に設定されています。

LINEも出店者から費用を回収しなくては赤字になるので、売上手数料がある程度高いことは想定されます。

 

4,運営は大変?攻略法は?

まずLINEでの運営は非常に”楽”です。すでに保有しているECサイトを掲載するだけですので、特別作業が必要な事もなく、パートナーの審査に合格すればすぐに掲載が可能です。

ちなみに運営において、LINEポイントについてのお客さんからの問い合わせについては、LINE側が対応してくれます。

「出荷」や「商品」などの問い合わせについては、お店側で対応する必要があります。

 

SEOにも強いLINEショッピング

LINEショッピングはPCのサイトも準備してあるので、グーグルからの検索結果にも力を入れる可能性が高いです。LINEが検索対策をしてくれれば、掲載してあるだけで自社サイトへの流入が見込めます。

 

JANコード登録を推奨している

LINEでは「JANコード」の登録を推奨しています。LANコードが登録されている商品については、検索でも上位表示させるようですので、LINEショッピングを攻略するには大切なポイントになりますね。

 

リアルショップとの連携

LINEショッピングでは、「リアルショップ」との連携も視野に入れています。例えば、リアルショップの在庫数をLINE上に掲載したり、リアルショップで購入した場合でもLINEポイントを付与したり。他にもLINEからリアルショップへの集客なども考えているようです。

まだ現実となってはいませんが、最終的には「ネットショップ」だけでなく「リアルショップ」との連携も強めていく方針です。確かにLINEはリアルタイムでユーザーとの連携が取れるので、実店舗との連携に成功すれば、これまでにない新しいサービスが立ち上がりそうです。

 

5,出店するべき?しないべき?

LINEモールに出店すべきかしないべきか。これは自社サイトを既に持っているのであれば、申請してみる価値はあると思います。仮に審査を通過すれば、6800万人のユーザーにアプローチが掛けられます。

現段階で審査を通過するのは難しいかもしれないですが、応募も簡単なので試す価値はあります。

近々自社サイトを持ちたいと考えている人も、これをきっかけに自社サイトをオープンしておいてもいいですね。逆にLINEモールのためだけに自社サイトを作ろうと考える人は、まだ時期尚早な気がします。

LINEモールで売れるか売れないかも今の段階では分からないので、LINEだけのために自社サイトを作りこむのは馬鹿げています。

 

6,その他出店すべきモールは?

ある程度ネットショップを構築したお店であれば、自社サイトや「LINEショッピング」のような新しい販売チャネルにチャレンジすべきです。

しかしまだ開業して間もないお店や、売上規模が小さいネットショップであれば、まずはショッピングモールに多店舗出店して売上の基盤を固める事が大切。

今後、ネットショップを運営するにおいてオススメのショッピングモール”2社”をご紹介します。

 

費用面で余裕があるなら楽天市場がおすすめ!

楽天市場は一番売上が作りやすく、安定するのでオススメです。ただしネックとなるのは費用面ですね・・

私の知っているお店でも、ほとんどのショップが楽天市場が収益のメインとなっていることが多いです。他のショップは売上の補助程度に考えており、楽天をいかに伸ばすかを考えています。

楽天には様々な「プラン」が存在するので、興味があれば一度無料の資料請求を行い検討してみましょう。

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7,まとめ

以上です。今回はLINEショッピング出店方法についてご紹介しました。費用、手数料、ネットショップの評判などは、はっきり開示されていませんが、LINEのユーザー数を見れば今後拡大していく可能性は高いですね。

自社サイトを持っているのであれば、試しに出店審査を行ってみましょう。

まだネットショップ開業して間もないのであれば、まずはショッピングモールに多店舗展開して足元を固めるのが得策です。

【関連記事】・ネットショップ出店・開業!おすすめのモールは?楽天,yahoo,ワウマ,比較

 

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