副業でも人気の高い「ネットショップ運営」。最近では会社員の方でも始める方が増えていますよね。
副業でネットショップを始める時に気になるのが、「実際に仕事を行いながら片手間で運営はできるのか?」「確定申告や開業届けはどうするべきなのか?」といった疑問です。
ネット上でもこのような疑問が検索されており、これからネットショップを始める方の大きな悩みとなっています。
私は実際に副業からネットショップを始めて、年商1億円までネットショップを成長させました。今回は私の経験を踏まえて、副業でのネットショップ運営についてお話します!
目次
1,副業でのネットショップ運営は可能?不可能?
2,オススメの出店先
3,働いている会社にはバレる?
4,開業届け&確定申告はどうするべき?
5,副業ネットショップの仕入れについて
6,副業ネットショップ運営での注意点
7,副業ネットショップの運営のまとめ
1,副業でのネットショップ運営は可能?不可能?
最近では副業を始める会社員が増えています。「ブログ」「不動産投資」「株式投資」「FX」など様々な副業がありますが、その中でも難易度が低く始めやすいのが「ネットショップ」です!
ネットショップは商品を仕入れて売るだけの単純な作業です。特別なスキルや経験がなくても誰にでもできるため、副業としても人気が高い仕事。
しかしネットショップは出荷作業や顧客対応などもあるため、副業として片手間で出来るのか不安ですよね・・・
結論から言いますと、副業でもネットショップを始める事は可能です。
ただし、やり方を考える必要があります。
副業ならモールより自社サイトの方が運営しやすい!
副業でネットショップを始める時は、最初に「モール出店」か「自社サイト出店」のどちらか決めなくてはいけません。
モール出店とは「楽天」「ヤフーショッピング」などのネット上のモールに出店する事です。自社サイト出店とは独自ドメインを取り、自分でネットショップを構築する事。
副業として始めるならば、「自社サイト」の方が運営しやすいです。何故かと言うと自社サイトであれば、「電話番号を載せる必要がない」「メールでの顧客対応が可能」「発送をまとめられる」といった理由があるからです。
モールに出店するとモール内の「ルール」があるので、それに従わなくてはいけません。例えば楽天市場であれば、固定電話番号を載せる必要があるし、日中の顧客対応も行わなければいけません。
自社サイトであれば自分でルールを決められるので、副業としても始めやすいという事になります。
とは言っても、あまり適当な運営をするとクレームになるので、「メールでの対応のみとなります」「少数運営なので出荷が遅れる事があります」など、あらかじめ表記しておき、クレームに繋がらないような努力が必要です。
顧客対応はメールor携帯電話で行う
副業でネットショップを運営する場合、固定電話での顧客対応はできなくなります。協力者がおり日中でも電話に出られるのであれば、固定電話の方が信頼されるので良いです。
しかし1人で行う場合は、日中仕事になるため、固定電話では対応できませんよね。
そんな時は「メールでの対応のみ」にするか「携帯の電話番号」を記載しておくこと。携帯では出られない場合、折り返す形になりますが、それでもOKです。
こうする事で、顧客対応を仕事中に行わなくて済みます。
出荷作業はまとめて行う
別で本業があるのであれば、ネットショップの出荷作業は毎日行うのではなく、何日分かまとめて発送した方が良いです。例えば「休日にまとめて出荷」「月、水、金のみ出荷」などですね。
これはネットショップの規模に応じて出荷作業を行いましょう。1日に数十件売れているのに1週間に1回出荷では、正直間に合わないしクレームに繋がりやすくなります。
お客さんもよっぽど急ぎでなければ、2~3日くらいは待ってくれます。これはケースバイケースで考えてください。
2,オススメの出店先
続いてはネットショップの出店先についてです。自社サイトとショッピングモールそれぞれご紹介するので、是非出店の際には参考にして下さい。
・スクエアオンラインストア(無料で使える自社サイト構築サービス。)
・【Shopify】で14日間の無料トライアル(海外販売に強い!)
ネットショップの売上を伸ばすためには出店先を増やす事が大切です。「楽天」「自社サイト」「その他のモール」などに多店舗展開を行い売上を伸ばしていきましょう。
ネットショップ出店なら楽天市場がおすすめ!
楽天市場は一番売上が作りやすく、安定するのでオススメのモールです。
私の知っているお店でも、ほとんどのショップが楽天市場が収益のメインとなっていることが多いです。他のモールは売上の補助程度に考えており、楽天をいかに伸ばすかを考えています。
楽天には様々な「プラン」が存在するので、興味があれば一度無料の資料請求を行い検討してみましょう。
自社サイト構築サービスなら「スクエアオンラインストア」がオススメ!
・スクエアオンラインストア
「スクエアオンラインストア」はネットショップを始めて作る方にオススメのサービスです。無料で本格的なネットショップが作れるので初心者の強い味方となってくれます!
開設や運用に掛かる費用が全て無料となっており、固定費が一切掛からないのが魅力的。
スクエアオンラインストアで掛かる費用は、売上に応じた「決済手数料3.6%」のみ!
さらに作成からオープンまで簡単な作業で行えるため、ネットショップ初心者でも簡単にお店を開けます。
海外販売なら「Shopify」がオススメ!
国内での販売が厳しい場合は、海外に目を向けてみるのもオススメです。例えば「お茶」「アニメ」など日本特有の文化を持った商品は、海外で爆発的に売れる傾向があります。
こういった商品を仕入れて海外向けに販売してみるのも良いと思います。
海外販売の場合、個人的にオススメしたいのは、「Shopify」というサービスです。世界でもっとも利用者が多く、海外販売に非常に優れているのが特徴です。
価格もリーズナブルなのでオススメです。
ネットショップ出店なら楽天市場がおすすめ!
楽天市場は一番売上が作りやすく、安定するのでオススメのモールです。
私の知っているお店でも、ほとんどのショップが楽天市場が収益のメインとなっていることが多いです。他のモールは売上の補助程度に考えており、楽天をいかに伸ばすかを考えています。
楽天には様々な「プラン」が存在するので、興味があれば一度無料の資料請求を行い検討してみましょう。
3,働いている会社にはバレる?
ネットショップを副業で始める際に気になるのが、「会社にはバレる?バレない?」といった疑問です。職場によっては副業を禁止している場所もあるし、やはりバレずにコッソリ行うのが一番良いですよね。
こちらも結論を言いますと、ネットショップの副業は会社側にバレる可能性があります。ネットショップ副業が会社にバレるのは、以下のような原因が挙げられます。
【ネットショップ副業が会社にバレる原因】
・社内で副業をやっている事が話題になり上司の耳に入ってしまう
・住民税から副業がバレる
・ネットショップのサイトが見つかってバレる
一つずつ詳しく見ていきましょう。
会社にバレる原因1:社内で副業をやっている事が話題になり上司の耳に入ってしまう
社内で副業をやっている事を喋ってしまうと、それが噂になり上司の耳に入る可能性が高いです。会社は狭い空間なので、同僚1人に話すだけでも広まる恐れがあります。
副業で儲かり出すと、同僚に自慢したくなる気持ちは分かりますが絶対に止めておきましょう。
会社にバレる原因2:住民税から副業がバレる
収入が増えますと住民税の額が増えます。会社側は従業員の住民税を把握しているため、ここから副業がバレる場合があります。しかしこれは自分で確定申告を行い、住民税をあらかじめ納めておけば解決します。
会社にバレる原因3:ネットショップのサイトが見つかってバレる
ネットショップを運営する時は、管理者の「氏名」「電話番号」「住所」などをページに記載しなくてはいけません。実名をネット上で検索されれば、ページがヒットするので見つかります。
ただし最近ではバーチャルオフィスなどもあるので、架空の住所や電話番号を記載する事も可能です。
ネットショップ開業にはバーチャルオフィスを使おう!
・バーチャルオフィスならKarigo
ネットショップ開業で、自宅の住所や電話番号を使いたくない場合は、バーチャルオフィスを使いましょう。
バーチャルオフィスを使うなら、「Karigo」がオススメ。
Karigoには、バーチャルオフィスのレンタル以外にも、「荷物の受け取り」「FAX」「転送電話サービス」「電話代行」といった、様々なオプションが存在します。
ネットショップ運営に必要なサービスが一通り準備されているので、非常にオススメです。
価格帯も安いプランであれば、月額3,150円から使えます。ネットショップ以外でも様々な事業で使えますので、バーチャルオフィスの利用を考えているのであれば、検討してみましょう!
このように、上手くすれば会社側にバレずにネットショップを運営する事は可能です。しかしネット上に情報を開示する以上、確実にバレない保証はないという事を頭に入れておきましょう。
4,開業届け&確定申告はどうするべき?
ネットショップの運営で気になるのが、「開業届け」「確定申告」はどうするべきなのか?
開業届けとは、事業を行うことを税務署に申告する届出。確定申告は事業の決算情報を税務署に申告することです。
開業届けは出しておいたほうがいいです。開業届けがないと出店できないモールもありますし、いざ利益が出たときに節税が行えません。
確定申告は利益によって申告が必要か、不必要かが決まります。
ちなみに、年間の所得が20万円を超える場合は確定申告が必要となります。売上ではなく所得ですので、ネットショップで利益が出ていなければ確定申告をする必要はないと言う事になります。
【ポイント】
・開業届けはとりあえず税務署に出しておく(必要事項を記入して書類提出するだけなので、とっても簡単)
・確定申告は年間で20万円以上の利益が出れば申告する(日々の収入、支出をまとめるため少し面倒)
最初から税理士に確定申告をお願いすると、高額な費用が掛かってしまいます。確定申告をする場合は、会計ソフトを使って自分で行うのがオススメ。
5,副業ネットショップの仕入れについて
ネットショップを始める場合は、「商品の仕入れ先」を決める必要があります。仕入れ方法には様々なものがありますが、「仕入れサイト」を使うのがもっとも効率がよくオススメです。
仕入れサイトはネット上で簡単な登録を行えば利用できます。
開業届け前でも利用できるサイトが多いので、是非登録して使ってみましょう。この中では「TOPWHOLE」以外は全て無料で利用できます。
・TOPWHOLE(トップホール)(今後拡大が予想される仕入れサイト)
・【卸の達人】(「美容」「雑貨」「健康系」が強い仕入れサイト)
ネットショップの仕入れで利用するべきサイトは上記の4つです。ネッシーは日本でも最大級の仕入れサイトです。どんな商材でも揃っており、とにかく数量や規模が大きいので登録必須です。
トップホールはアパレルや雑貨に強い仕入れサイト。卸の達人は美容、雑貨、健康などグッズ系の仕入れに適しています。
6,副業ネットショップ運営での注意点
続いては、副業でネットショップを運営する場合の「注意点」をいくつかご紹介します。副業で注意するべきポイントは以下の4つとなります。
【ネットショップ副業運営での注意点】
・薄利多売を避けること
・広告費を使いすぎない
・キャパオーバーにならないよう気をつける
・作業の効率化を図る
ポイント1:薄利多売を避けること
ネットショップは価格競争が激しい世界です。売るために値下げする事が必要な場合もあります。
しかし値下げばかり繰り返していると、そういったお客さんからしか購入されなくなります。こうなると利益を取れなくなるし、お店自体が衰弱していくだけです。
薄利多売はできるだけ行わず、「ブランド価値」やその他の「付加価値」を付けて販売するべき。
ポイント2:広告費を使いすぎない
広告費の使いすぎは非常に危険です。ネットショップは広告さえ使えば売れるので、ガンガン広告に投資する人がいらっしゃいます。
しかし広告費で売上を上げても、利益を残す事はできません。できるだけ「SNS」「ブログ」など無料で使える媒体から集客を行うのが理想的です。
ポイント3:キャパオーバーにならないよう気をつける
本業とネットショップを行っていると、毎日がとっても忙しくなります。ここで気をつけたいのが「キャパオーバー」にならないようにする事です。
ネットショップでの売上が月に300万、500万と増えていくと、出荷作業や商品登録作業などが間に合わなくなっていきます。キャパオーバーで仕事を行うと、お客さんにも迷惑をかけるし、ネットショップに悪い評価がつくので注意。
忙しくなってきたら、ネットショップを本業にするなり、人を雇うなり対策が必要です。
ポイント4:作業の効率化を図る
ネットショップ運営において、作業の効率化はもっとも重要なポイント。出荷作業を行いやすくしたり、在庫管理システムを導入する、顧客情報をしっかり管理する、などですね。
こういった作業の効率化を図るだけでも、毎日の作業がスムーズで効率的に行えます。忙しくなってからでは難しいので、忙しくないうちに仕組みを整えることが大切。
7,副業ネットショップの運営のまとめ
以上です。今回は副業ネットショップの運営についてと、会社にはバレるバレない?確定申告や開業届けについてご紹介しました!
ネットショップは副業としても大人気。ただし「顧客対応」「出荷作業」などは、上手く行う必要があります。一番良いのは家族に協力者がいるパターンです。出荷作業や電話対応を任せられますからね。
これが難しい場合は、バーチャルオフィスを借りたり、メールだけの顧客対応、出荷作業はまとめて行うなど、運営で工夫することが必要になります。
自社サイト運営であれば、自分のルールで運営する事ができるので楽です。