どうせ働くなら、安心して働ける「ホワイト企業」がいいですよね。しかし求人情報だけでは「ホワイト企業」か「ブラック企業」か見分けるのは難しいです・・・
1,ホワイト企業が多い業界・職種
2,この業界はNG!ブラック気質な職種とは?
3,ホワイト企業の条件とは?
4,ホワイト企業か調べるには転職エージェントを利用する
5,おすすめ転職エージェント2社
6,ホワイト企業が多い業界・職種のまとめ
ホワイト企業とは、ブラック企業の対義語として用いられています。具体的には「就業時間が短い」「良心的」「福利厚生が整っている」「残業代がつく」「休日が多い」などが特徴として挙げられます。
簡単に言ってしまえば、”従業員の事を想いやってくれる企業”です。
ブラック企業のように、自社の利益だけを考えて従業員を使い捨てのように扱うのでなく、ちゃんと働いている従業員の人格を大切にして、働き易い環境を提供してくれるのがホワイト企業です。
こういった会社に就職できると、従業員は心身ともに疲れが少なく、満足のいくライフワークが整います。
1,ホワイト企業が多い業界・職種
求人情報を見ても、「うちの会社はブラックです!」「うちの会社はホワイトです!」とはどの企業も書いていません。どの会社も求職者を集めるのに必死なので、悪い事は一切書きません。
ですので、求職者が求人情報だけで「ブラック企業」なのか「ホワイト企業」なのか、判断するのは正直難しいです。
あくまで1つの目安となりますが、「ブラック企業が多い業界」「ホワイト企業が多い業界」というのは存在します。
こういった情報を知っておくことだけでも、ホワイト企業を見つけやすくなります。
ホワイト企業が多い業界1:インフラ業界
インフラ業界は離職率の低さ、年間休日の多さ、給料、どれを取ってもホワイト企業と言えるでしょう。インフラ業界とは具体的に言いますと、「電気業」「ガス業」「水道業」「通信業」などです。
インフラを取り扱っている企業は、日本を代表するような優良企業ばかりです。大手だからこそ待遇が良く、働き易い環境が整えられています。
もちろん就職先としても非常に人気が高いので、競争率が高く就職するのは難しいです。ただし就職してしまえば、給料やボーナスが高く、有給や大型連休もたくさん取れます。
主な就職先としては、「NTT」「東京電力」「JR」「東京ガス」「東京ガス」などが挙げられます。地方にも、ガス会社や電力会社はありますね。
ホワイト企業が多い業界2:工場・製造業
「工場・製造業」の仕事は、職場によって代わりますが、年間休日が多く離職率も低めとなっています。職場の選び方としては、「交代制」や「夜勤」を行っていない職場選びが大切です。
交代制や夜勤を行っている職場だと、土日や大型連休も機械をフル稼働している事がほとんどです。ということは、従業員も常に出勤しなければいけないという事になります。
反対に「交代制」「夜勤」を行っていない工場ですと、土日祝日はもちろん、大型連休も機械をストップさせてしまいます。
従業員も機械に合わせて仕事を休むことになるので、自然と休日が増えるという訳です。
製造業の中でもよりホワイトなのは大企業です。「トヨタ」「パナソニック」「ソニー」など物づくりを行う大企業は、給料が高く年間休日が多いです。
ホワイト企業が多い業界3:航空・海運業界
「航空・海運業界」とは、「ANA」「JAL」など航空会社で働く人たちを指します。パイロットや乗務員をはじめ、空港もホワイトな職場と言われています。
最近出てきた「格安航空会社」などは分かりませんが、「ANA」「JAL」など大手であれば、給与が高く休日が多いです。
驚くべきは退職金です。
大卒ですと4,000万円近い退職金が出るそうです。普通の会社ではこれだけの退職金は貰えませんよね。
他にも福利厚生が整っていたり、有給の消化率が高い、などが挙げられます。
2,この業界はNG!ブラック気質な職種とは?
ホワイト企業が多い業界・職種が存在する一方で、ブラック気質な業界もまだまだあります。もちろん全てがブラック企業というわけではないですが、一般的に「長時間労働」「低賃金」「少ない休日」が横行している業界です。
ブラック気質な業界1:飲食業
飲食店は世の中にお店の数が非常に多く、薄利多売な仕事です。利益率が低いので、どうしても経営状況が悪く、従業員をたくさん雇うことが厳しくなります。
ですので一人ひとりの従業員の労働時間は必然的に長くなり、さらに給料も安いことがほとんど。さらにたくさんの仕事を任せられ、職場全体がピリピリして、人格を無視した働き方をさせられる事が多いです。
どれだけ忙しくても、給料が高ければ働く人は一定数いらっしゃいます。しかし飲食業界は激務な上に給料も安いので、非常に離職率が高い職業となります。
普段のハードな仕事に加えて、欠勤者が出れば休日出勤や残業までも行わなければいけません。
ブラック気質な業界2:IT関係
プログラマーやシステムエンジニアの仕事は、長時間労働を課せられることが多いです。一昔前のブラック企業といえば、「IT関連」の会社がほとんどでしたよね。
特に小さな会社ですと、ギリギリの経営をしている会社が多く、従業員一人ひとりに掛かる労働量は大きくなります。仕事が終らなければ終るまでやらなくてはいけないし、サービス残業となることも多いでしょう。
プログラマーには納期などもありますので、それに合わせて徹夜で仕事をすることもあります。
ただしこれは一部のIT企業だけです。最近では「働き方改革」を重要視しているIT企業が増えており、長時間労働を止めて、自宅勤務の時間を増やしたり、どこに居ても仕事ができる「リモートワーク」への取り組みを行っています。
ITはパソコンがあれば、社内に居なくても連携して働くことが可能です。私の知人の会社でも、少しずつリモートワークの制度を導入しており、従業員が会社に出てくる時間を減らしているそうです。
こういった取り組みを行っているIT企業に正社員として就職すれば、他の仕事よりもよりホワイトな職場で働けます!
ブラック気質な業界3:広告代理店
広告代理店は激務でブラック企業が多いです。ニュースでも度々見かける、「過労自殺」「過労死」などはブラック企業を強く印象づけますよね。
社員の事を全く考えず、十分な休暇も与えずに仕事をさせてしまうと、こういった悲しい事故が起きてしまいます。
忙しいのはしょうがないかもしれませんが、社員を人として扱わなかったり、激務を押し付けていればこのようになるのは目に見えています。
広告代理店は「営業」「資料作り」「企画」「マーケティング」と、仕事量も非常に多いです。給料は高く設定されている事が多いですが、それ以上に激務過ぎて精神的に疲れてしまう人も多いです・・
3,ホワイト企業の条件とは?
続いては、「ホワイト企業の条件」について触れてみます。労働時間は大切ですが、それ以外の「条件」を知っておくことで、転職時に失敗せずに済みます。
ホワイト企業の条件1:労働時間が短い
まず見るべき場所は、「労働時間」です!ブラック企業の一番の特徴として挙げられるのが、「労働時間の長さ」と言われています。さらに条件が悪い場所だと、長い労働時間に加えて残業代が出ない・・・。なんてこともあります。
労働時間が長いと、それだけプライベートが充実しないしストレスが溜まります。
「1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません」
厚生労働省では上記のように定められているので、これを違反している場合はブラック企業である可能性が高いです。
ホワイト企業の条件2:年間休日が多い
ホワイト企業は年間を通して休日が多いです。年間休日とは1週間の休みに加えて、「大型連休」「リフレッシュ休暇」なども含まれます。
「週休二日制」など一週間の休みの数を確認するのも大切ですが、必ず年間休日数も確認するようにして下さい。
ホワイト企業の条件3:有給が多く、有給を使いやすい環境が整っている!
ブラック企業では有給はあってないようなものです。ブラック企業ですと有給は使えない事が多いです。仕事が急がしくて、有給を使うのがNGな雰囲気が出ています。
反対にホワイト企業は有給消化を推進しています。積極的に有給を使わせてくれるし、有給の日数も多めとなります。
ホワイト企業の条件4:離職率が低い
ホワイト企業は離職率が低いです。企業の離職率は、インターネットの口コミサイトや企業情報をチェックすれば確認する事ができます。
離職率が低いとは、それだけ仕事を辞める人が少ないという事に直結しますので、優良企業である可能性が高いです。
ホワイト企業の条件5:福利厚生が整っている
福利厚生が整っているかどうかも企業選びの大きなポイントとなります。
福利厚生とは具体的に、「育児休暇の有無」「児童手当」「介護保険」「子育て支援」「社員食堂の設置」などが挙げられます。
ホワイト企業の条件6:年収やボーナスが高い
毎月の給料はもちろんですが、ホワイト企業はボーナスが高い傾向があります。利益を社員に還元しているので、ボーナスをしっかり受け取れます。
ホワイト企業の条件7:職場でハラスメントが横行していない
「モラハラ」「パワハラ」「セクハラ」などは、ブラック企業でよくある特徴です。ホワイト企業ではハラスメントが横行しておらず、社員一人一人の人権が尊重されています。
4,ホワイト企業か調べるには転職エージェントを利用する
「ホワイト企業で働きたい!」って思うのは誰でも同じです。しかし実際には、自分が思うような職場で働けていない人たちが大勢いらっしゃいます・・・
これな何故なのでしょうか?原因としては、やはり求人情報だけでは「ブラック」「ホワイト」の見極めがつかない事が挙げられます。
「良さそうと思ったけど、いざ入社してみたら労働条件が全然違った。」
一人で転職活動を行っていると、こういった問題にしばしば直面します。これを交わすためには、第三者の強力が不可欠となります。第三者とはつまり、転職者と企業の間に入ってくれる転職サービスの事です。
転職エージェントは、転職のプロが転職活動を全面的にバックアップしてくれるサービス。転職者一人一人の悩みや希望を聞いてくれるので、強い助けになります。
転職エージェントの担当者に、「ホワイト企業で働きたい。」「長時間労働を避けたい」など条件を言っておけば、その条件に合わせた求人を見つけてくれます。
5,おすすめ転職エージェント2社
続いては、私がオススメする転職エージェント2社をご紹介します。今回ご紹介するのはどれも大手で、信頼と実績があるのでオススメです。無料登録を行えば、転職エージェントのサービスを全て使えるようになります!
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
おすすめ転職エージェント2:DODA(デューダ)
・dodaエージェントサービス
DODA(デューダ)は、業界でもシェア率が高い転職エージェント。こちらも全国展開しており、首都圏や地方の求人も豊富なので安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントと同等の求人数を誇っており、どのような職種にも強い転職エージェントです。
DODAは転職サポートにも定評があり、親切で親身に対応してくれるという口コミが多いです。丁寧なカウンセリングや転職者に合わせたサポート体制は、強い味方となり転職にも有利に働きます。
サポートが充実しているため、始めての転職エージェントの利用でもオススメできます。もちろん登録は無料で行えます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
6,ホワイト企業が多い業界・職種のまとめ
以上です。今回は「ホワイト企業が多い業界・職種」をご紹介しました。ホワイト企業に勤めると、「手厚い福利厚生」「年間休日が多い」「給料が高い」などメリットだらけです。
ホワイト企業は従業員の事を第一に考えてくれる会社なので、従業員が働き易く感じるのは当然と言えば当然ですよね。
このような会社に入社するためには、業種や業界選びも大切ですが、一番ポイントになるのは「第三者への相談」です。
転職エージェントに仕事選びを手伝ってもらえば、転職のプロが豊富な経験から、待遇の良いホワイト企業を紹介してくれます!
転職エージェントは、無料登録を行えばすぐに使えますので、是非試しに使ってみてくださいね。