デスクワークの代表的な仕事といえば「事務職」です。事務職は未経験者からでも始めやすく、男女問わず人気の職業です。
そんな事務職ですが、誰もが仕事を楽しめているかと言いますと、意外とそうでもありません。
「事務の仕事を辞めたい」「事務職が辛い・・」と感じている人は多く、事務職から別の仕事に転職を考えている人も大勢いらっしゃいます。
そこで今回は、事務職を辞めたい理由や、事務職からのオススメの転職先などについてご紹介します。
目次
1,事務職を辞めたい理由とは?
2,事務は体調不良による退職も考えられる
3,事務職で働くメリット・デメリット
4,理由別の事務職からのオススメの転職先
5,転職エージェントを利用しよう!
6,事務職が辛い、辞めたいのまとめ
1,事務職を辞めたい理由とは?
事務職を辞めたい理由には様々な物が考えられます。
辞めたい理由によってオススメする転職先や対処法が異なるので、まずは自分がどういった理由で辞めたいのかを明確に把握する必要があります。
それでは、一般的によく聞く事務職を辞めたい理由についてご紹介します。
事務職を辞めたい理由1:仕事が退屈すぎる
事務職といえば、デスクワークに座りパソコンを使っての作業が基本となります。細かな違いはあっても、基本的に行う作業は毎日同じです。
人間関係でも、外部の人と接する事が少なく、同じ事務職のメンバーとしか交流を持ちません。毎日同じ人間、同じ作業の繰り返しに、ほとんどの人は仕事が退屈に感じてしまうでしょう。
事務職でも「仕事ができる人」「仕事ができない人」はもちろん分かれますが、上から評価されにくいのも辛い部分です。
仕事にそこまで熱意がなくても続けられるので、メリットもありますが、人によっては「仕事が退屈すぎる・・」と感じてしまい、転職を考えてしまいます。
事務職を辞めたい理由2:給料が安い
よくある事務職の悩みは、「仕事は楽だが給料が安い。」といった話。事務職はパソコンさえ使えれば未経験者からでもスタートできますが、その分給料が低く設定されている事が多いです。
月に14万~18万円くらいが相場となり、給料面で不満を抱えている方も大勢いらっしゃいます。
事務職は昇進するのが難しく、給料を上げられないのもデメリットとなります。営業や販売職であれば、努力次第で給料を上乗せする事が可能です。
しかし事務職の場合は基本給が決められており、それにプラスアルファで給料アップさせる手段がありません。
事務職を辞めたい理由3:職場の人間関係
事務職はデスクワークなので、決まったデスクで1日作業を行います。もちろん周囲の人たちも決まったデスクについているわけですから、人間関係が非常に大切です。
近くに一人でも苦手な人がいたり、相性の合わない人がいると、それだけで仕事で大きなストレスを抱えます。
さらに事務職は女性が多い職場ですので、陰険な「イジメ」「無視」「派閥争い」など面倒な人間関係が起こりやすいです。
事務職では仕事内容自体には問題なくても、こういった周囲の人間関係が原因となり退職される方も多くいらっしゃいます。
事務職を辞めたい理由4:ジッとしていられない
人にはそれぞれ「仕事の向き不向き」が存在します。事務職の場合は座って黙々と作業を行わなければいけません。動くのが好きな人やジッとしていられない人は、基本的に事務職には向きません。
このような人は、もっとアクティブに活動できる仕事への転職がオススメです。
事務職を辞めたい理由5:人と会話したい、交流を持ちたい
事務職は毎日決まった人としか接する事がありません。接客業が好きな人からすれば、仕事中の人との交流の少なさに、仕事が嫌になるかもしれません。
事務職は基本的に内向的な人や、喋るのが好きじゃない人向けです。常に人と会話していたい、交流を持ちたい人は、他の仕事の方が楽しく感じるでしょう。
2,事務は体調不良による退職も考えられる
事務職は仕事内容や人間関係以外でも、「体調不良」による退職、転職も考えられます。
●腰痛
●肩こり
●頭痛
●目の疲れ
この中でも特に「腰痛」「肩こり」は事務職の人たちの大きな悩みです。症状が悪化すると、座って仕事をするのが困難になります。
こんな場合はデスクワーク自体から離れる必要があります。
3,事務職で働くメリット・デメリット
・誰でも働ける
・休みが安定している
・面倒な接客をしなくてもいい
・体力面で楽
・長い目で見て安定している
・見た目が割と自由
事務職のメリット1:誰でも働ける
事務職で働くメリットは、特別な資格がなくてもすぐに働ける所。特に主婦や失業者であれば、すぐに仕事が必要で「ゆっくり資格を取ってから仕事を探す」などと、悠長なことは言ってられません。
とにかくすぐに働けて、給料がもらえる仕事。そういった意味で事務職は人気が高いです。さらに基本的に座っているだけなので、体力的には非常に楽で年齢も気になりません。
ただし事務で働く以上、最低限のパソコンスキルは必要になってきます。「パソコンを触ったことがない」「ブラインドタッチって何?」といった人であれば、働くのは厳しくなります。
事務職ではパソコンを使って入力作業がほとんどです。今の時代パソコンを使える人はいくらでもいます。会社側もパソコンが使えない人を雇わない可能性は高いです。
事務職のメリット2:休みが安定している
事務職では大抵が、「土日祝日は休み」となっていることがほとんどです。突然休日出勤をお願いされることもないし、忙しいからといってサービス残業をさせられる心配も少ないです。
プライベートを満喫したい方やお子さんがいる場合は、土日出勤になるのは何としても避けたいところですよね。
事務職のメリット3:面倒な接客をしなくてもいい
販売業や営業などはお客さんの接客が本当に大変です。接客をしていた人が事務職に転職すると、仕事のストレスがかなり軽減されます。
理不尽に怒られることもないし、自分のペースで仕事が出来る。クレームの電話に怯える必要もないので、大きなストレスがかかりません。
事務職のメリット4:体力面で楽
事務職は座っているだけなので、体力面はとっても楽です。特に女性や年配の方であれば、ハードな仕事にはついていけません。しかし事務職であれば、体への負担が少なく女性や年配の方でも安心して働くことができます。
立ち仕事でないので足がむくんだり、足が痛いといったこともないです。その代わりに腰痛や肩こりに悩まされる事はあります。
事務職のメリット5:長い目で見て安定している
大手企業の事務職であれば、長い目で見ても一生働き続ける事ができます。年がいっても体力面で心配はないし、会社の倒産なども大企業であればリスクは少ないです。
小さなアパレル会社などであれば、「会社の倒産」「体力の低下」「福利厚生」など、様々な不安要素が存在します。
事務職のメリット6:見た目が割と自由
若い方であれば髪を染めたり伸ばしたりと、見た目が自由に出来ることは重要ですよね。営業や接客と違い事務職は外部の人間と接する事がありません。ですので少しくらい派手な見た目でも、上司にウダウダ言われる心配は少ないです。
事務職のメリット7:仕事以外のことにも打ち込める
営業職や管理職であれば、時間通りに帰れない事がほとんどです。夜8時、9時まで仕事するのは当たり前だし、忙しい時であれば日をまたいでしまうことも・・・しかし事務職は基本的に定時で帰らせてもらえることが多いです。
事務職の勤務体制で一般的なのは、「夕方5時や6時まで」といった時間帯でしょうか。それからは自由な時間なので、友達とご飯を食べに行く事だって出来ます。
・給料が安い
・仕事が退屈
・人と喋れない
・学ぶ事が少ない
・ずっとオフィスに引きこもり
事務職のデメリット1:給料が安い
事務職は基本給で給料が決まっています。手取りで20万もらえる会社は少ないのではないでしょうか?大抵は14万~18万といった比較的休めに給料設定されている事が多いです。
これは同じ社内の職種と比べても、給料が安いのは一目瞭然。営業、整備、企画、総合職、管理職といろいろな職業がありますが、おそらく事務職の給料が一番安いです。
土曜出勤などで20万をクリアする方もいらっしゃいますが、「事務職で手取り30万」というのはあまり聞いた事がありません。
事務職のデメリット2:仕事が退屈
事務職は忙しい時とそうでない時の差が激しいです。仕事が忙しいと、朝から晩までパソコンでの入力作業に追われます。これはいいのですが、暇な時が意外としんどいです。
ずっと座ってなければいけないので、本当にする事がないです。5分経って時計を見て、また5分経って時計をチラ見する・・・
暇な時ほど時間が経つスピードは遅く、「早く終われ。」「まだ5分しか経ってないじゃないか・・」と小さなストレスを溜め続けることになります。
事務職のデメリット3:人と喋れない
事務職ではパソコンと対面して、7~8時間経過していきます。内向的な人であれば苦痛に感じないかもしれませんが、外交的な人、人と喋るのが好きな人にとっては、かなり辛いと感じるでしょう。
休憩や昼食であれば会話できますが、基本的にはずっとパソコンの入力をしているだけです。
事務職のデメリット4:学ぶ事が少ない
事務職では仕事内容がほとんど決まってしまっています。たんたんと毎日パソコンで作業を進めるだけなので、学ぶ事は少ないです。パソコン入力のスピードや、処理能力は早くなるかもしれませんが、仮に転職し場合に次の仕事場でも生かせるかといえばそうでもないです。
事務職のデメリット5:ずっとオフィスに引きこもり
人によっては、「仕事中オフィスに引きこもって仕事をするのが嫌だ」と考える方もいらっしゃいます。ずっと上司や同僚の目にさらされているので、気を使う場面も多いし小さなストレスは溜まります。
仕事中はジッとしていないとダメなので、体がなまるし体力の低下にも繋がります。
4,理由別の事務職からのオススメの転職先
事務職から転職を考える場合は、まずは自分が「なぜ事務職を辞めたいのか?」を考える必要があります。辞めたい理由が見つかれば、それに合った転職先を探す事ができるからです。
続いては、理由別の事務職からのオススメ転職先をご紹介します!
職場に不満があるなら、別の「事務職」を探そう!
職場の「人間関係」による転職や、職場の待遇への不満などが転職理由であれば、別の事務職の仕事を探してください。
このように職場に不満を抱えているだけの場合は、もっと待遇や人間関係の良い職場に転職すれば、解決することがほとんどです。
今までに事務職としての経験があれば、同じ事務職への転職は採用されやすいです。
事務職という仕事に不満がなければ、そのまま同じ職業で別の就職先を探すのが、これまでのスキルを活かせるので一番良いです。
事務職がつまらないなら、「営業職」「販売職」「技術職」がオススメ!
事務職が退屈に感じている場合は、「営業職」「販売職」「技術職」などの職種がオススメです。
仕事で成果を出したり、上司から認められたいのであれば、「営業職」「販売職」など努力が数字として現れる仕事がオススメ。
仕事でのやりがいを求めるなら、「技術職」もオススメです。建築やデザイン、音楽関係や芸術関係などは、クリエイティブ業とも呼ばれており、非常に奥が深く「やりがい」を感じられる職種となります。」
体調不良による転職であれば「工場・製造業」への転職
事務職での「腰痛」「目の疲労」「頭痛」が原因で転職を考える場合は、同じデスクワークは避ける必要があります。個人的にオススメなのは「工場・製造業」など。
工場や製造業は機械を相手に作業を行うので、事務職と似ている部分があります。まず接客は行わなく良いし、毎日黙々作業を行う事が基本的なルーティーンとなります。
違いとしては工場の場合、「パソコンを使わず専用の機械を使う事」「座り仕事ではなく立ち仕事」といった部分。デスクワークで感じる体調不良から開放されるのでオススメです。
人と会話したいなら「コールセンター」
「もっと人と話したい!」と感じているなら、事務職からコールセンターへの転職がオススメ。コールセンターも基本的にはデスクワークなので、座って作業する事になります。
ただし事務職とは作業内容が異なり、ほとんどは電話対応を行うことになります。「デスクワークは好きだけど、もっと人と話したい!」と感じている人にオススメです。
体を動かしたいなら「配送業」「営業」がオススメ
事務職はデスクワークなので、主に座った作業となります。もし「もっと体を動かす仕事に転職したい!」と考えているならば、配送業や営業の仕事をオススメします。
どちらも体を動かす仕事なので、体力に自信がある人にオススメです。
5,転職エージェントを利用しよう!
事務職が辛い、事務職を辞めたいと感じているなら、「転職エージェント」を利用してみてください。転職エージェントとはネットを使って利用できる転職サービス。
転職エージェントへの無料登録を行うことで、全国の優良求人をチェックしたり、転職アドバイザーへの転職の相談ができるようになります。
すぐに転職を考えていなくても、いざという時のために無料登録しておく事をオススメします。
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
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・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
おすすめ転職エージェント2:DODA(デューダ)
・dodaエージェントサービス
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リクルートエージェントと同等の求人数を誇っており、どのような職種にも強い転職エージェントです。
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・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
6,事務職が辛い、辞めたいのまとめ
以上です。今回は事務職が辛い・辞めたい理由や、オススメの転職先についてご紹介しました。事務職は同じ作業をこなすだけなので、未経験者からスタートする事ができます。
体力面で楽だったり接客をしなくても良いなど、働くメリットが多いですが、実は働くデメリットもそれなりにあるので注意しましょう。
事務職からの転職を考える場合は、事務職が嫌になった理由をまずは考えてみてください。理由によって転職先も異なります。
是非今回の記事を事務職からの転職に役立ててくださいね。