仕事でミスをしてしまい、上司から「もうお前なんていらない!仕事を辞めてしまえ!」などと、罵声を浴びせられたことはありませんか?ちなみに私はあります。そんな時って次の日から仕事に行けばいいのか悩みますよね。
今回は上司から「仕事を辞めろ!」と言われた場合の対処法や、今後どうするべきかについてご紹介します。
仕事を辞めろと言われて、次の日から辞める人はほとんどいません。では何も考えずに平然と仕事に行けば良いのか?
答えはNO。
もし上司に「仕事を辞めろ!」と言われて落ち込んでいるのであれば、今回の記事を参考にしてみて下さい。
1,私が上司に「仕事を辞めろ」と言われた過去
私も過去に一度だけ職場の上司から、「何考えてんだ?そんなんだったら、もう仕事辞めちまえ!」と罵声を浴びせられたことがあります。
気丈に振る舞っていましたが内心ガクガクしていました。
「え?クビってこと?明日から仕事どうすればいいの?」
普段そこまで怒らない上司だったので激怒されたことにもビックリだったし、仕事をクビなのかも分からなく頭の中は真っ白状態でした。
まずはそのときの私が取った「対応」や「対処法」についてご紹介します。
上司に反抗する性格だった
私が若い頃は、「仕事ができる人間が一番偉い!」と考えており、そこそこ仕事にも慣れてきた頃、上司にも平気で仕事に関して歯向かうようになっていました。
「こうした方が仕事が早くて捗りますよね?」
「そのやり方だとミスも増えるし後から大変ですよ!」
こんな感じで平気で上司につっかかってましたね。今考えると、ただの生意気な若造です・・・
こんなこともあり上司からはおそらくかなり嫌われていました。
「扱い辛い部下」「危なっかしい部下」
このように思われていたと思います。私が今昔の自分を部下につけたとしても、同じように感じるはずです。
ある日仕事で重大なミスをしてしまった
いつものように仕事をしていると、私はある時大きなミスをしてしまいました。私が働いていたのは建設系の仕事場だったのですが、ロープをつけ間違えており、一歩間違えれば人身事故にも繋がっていたかもしれません。
上司「ちゃんとロープつけとけって言ったよな?」
私「いや後から付けようと思ってたんですよ・・」
上司「何考えてんだ?そんなんだったら、もう仕事辞めちまえ!」
省略してますが、このようなやり取りがありました。上司は激怒してしまい私の胸倉を掴んでくるし大変でしたね。私はどうすれば良いのか分からず、「すいませんでした。」とボソボソ謝る程度。
その後どうしたのか?
その日はそのまま仕事を終えて、今後どうすればいいのか悩みました。そこで取った対処法は、まだ仕事を辞めたくなかったし、夜自宅に帰ってから上司に電話をすることにしました。
私「今日は本当にすいませんでした。これからはもっと気をつけて仕事します。」
上司「事故に繋がるからな!明日から気をつけろよ。」
結果的に上司からは、「仕事を辞めて欲しい」といった意思は全く感じられませんでした。どちらかというと腹が立ったので、その場で出た言葉といった感じです。
仮に私が次の日から会社に行かなければ、そのままクビになっていたかもしれません。上司から「仕事を辞めろ」と言われたからといって、自分で勝手に判断して仕事に行かなくなるのは危険ですね。
怒っている時は何を言ってもダメなので、少し落ち着いてから直接でもいいし電話でもいいので、”相手の意思”を確かめるべきです。
2,「辞めろ」と誰に言われたのか
意外と重要なのが、誰に仕事を「辞めちまえ!」と言われたのかです。
「仕事を辞めろ!」
「もう会社に来なくていい!」
こういった解雇とも取れる言葉は、誰に言われたかによって効力が全く違います。
上司
私の場合は役職のない直属の上司から言われただけでしたので、特別な効力はなかったと思います。
仮に本気で辞めさせようと思っても、こちら側が正社員である以上、普通の上司が独断で部下を辞めさせる事はできないはずです。
課長・部長
このような人たちも基本的に、正社員を解雇にする権限は与えられていません。「辞めろ!」と口先では言うかもしれませんが、本気で会社を辞めさせるつもりは無く、「脅し」や「怒った勢い」で言っていることがほとんどです。
一緒に仕事をしていて揉めてしまい、直属の上司から「仕事を辞めろ!」と言われた場合はそこまで気にする必要はないと思います。
課長・部長・直属の上司も普通の正社員と同じで、労働者に含まれます。「社長」や「役員」とは違いますし、”雇われている側”に属しているので特別な力はありません。
社長・役員クラス
社長や役員クラスから「仕事を辞めろ」と言われたなら、規則に則っており条件が整っているのであれば、会社側は解雇することが可能です。
社長や役員クラスであれば、本当に解雇させるために告げている可能性も考えられます。
とは言いましても、ほとんどの場合は「脅し」や「怒った勢い」で言っているだけだと思います!
3,対応や対処法について
怒った勢いとはいえ、「仕事を辞めろ!」と直接言われたらビックリするし焦りますよね・・・
続いては「仕事を辞めろ!」と言われた時の、対処法や対応についてご紹介します。
・とりあえず出勤する
・謝りに行く
・詰められた場合は他の上司に相談する
・外部の相談窓口を使う
上司に辞めろと言われた時の対処法1:とりあえず出勤する
「辞めろと言われたけど出社してもいいの?」
上司から辞めろといわれた場合、このような疑問が残りますよね。これについては、出社するべきだと言えます。
労働者には雇用契約がありますので、仕事に行かないと「無断欠席」扱いとなり余計に立場が悪くなります。「辞めろといわれたので仕事に行きませんでした。」このような理屈は会社側には通用しません。
上司と揉めて無断欠勤すれば、社長や会社側からも「従業員に問題がある」と勘違いされてしまうので、出勤はするべきです。
上司に辞めろと言われた時の対処法2:謝りに行く
仕事を続けたいのであれば、まずはしっかり謝りに行くこと。
自分に非があるのであれば、とにかく謝ることでほとんどの場合解決します。「辞めろ」と言われたすぐ後に謝りに行くのは、上司も怒りが収まっていないのでオススメしません。
数時間、または翌日に「本当に申し訳ありませんでした。もっと気をつけて仕事に取り組みます。」などと、反省の意を伝えましょう。
私もそうでしたが時間が経ってから謝りに行くと、上司の機嫌は直っていることがほとんどですよ。
ビクビクしてこちらからアクションを起こさないと、上司との関係性も悪くなるので、とりあえず誠意を込めて謝罪するべきです。
上司に辞めろと言われた時の対処法3:詰められた場合は他の上司に相談する
普通の上司であれば、時間が経って謝れば解決します。しかし頑固な上司や怖い上司ですと、一筋縄に行かない事も。
「辞めろって言ったよな?なんで会社来たんだ?」
謝罪しても、このように強く突き放される可能性もあります。
これは立派なモラハラ・パワハラに該当します。謝っても改善しないような上司の場合は、さらに上の上司「社長」「部長」などに相談してみましょう。
会社側は従業員を簡単に解雇できません。よっぽど従業員側に落ち度がなければ、怒っている上司側に会社からしっかり注意をしてくれるはずです。
正当な理由なしに「辞めろ」と言われたのであれば、それを理由にして”部署異動”などを申し出てもいいですね。
上司に辞めろと言われた時の対処法4:社長・役員クラスからであれば辞めた方が楽
社長や役員クラスから「辞めろ」と言われたのであれば、個人的には辞めちゃったほうが楽だと思います。納得できない解雇理由であれば、弁護士を雇って抗議することは可能です。
しかし無駄に時間とお金が掛かるだけだし、その後会社に戻れても居心地の悪さしか感じません。社長や役員に解雇を告げられたなら、謝ってもダメでしたら新しい転職先を探しましょう。
辞める場合にしても、「辞めろ」と言われた翌日から休むのはNGです。これは会社側の都合の良いように処理される恐れがあります。
必ず翌日に出社して「解雇通知書」の交付を求めるべきです。
上司に辞めろと言われた時の対処法5:外部の相談窓口を使う
「弁護士」「厚生労働省」「NPO法人」「法テラス」「法務省」「全国職業相談センター」「労働基準監督署」といった、会社外の人に相談する方法もあります。
外部の相談窓口を使うと、具体的な解決策を考えたり、法的な処置を取る事も可能です。
会社側と対立する可能性もありますので、慎重に考えて行動する必要があります。それなりに長期戦になるし、精神的にも疲弊することは頭に入れておきましょう。
上司に辞めろと言われた時の対処法6:退職代行サービスを使う
会社にも行きたくない、上司に合うのも辛い。こんな状態であれば、退職代行サービスを利用しましょう。
会話側と代わりに話をつけてくれるので精神的にも楽です。
オススメの退職代行サービス1:汐留パートナーズ法律事務所
汐留パートナーズ法律事務所は、弁護士が直接対応する「退職代行サービス」なので法律面でも安心です。民間の代行サービスに任せると、後々問題になるケースがあります。
会社側が納得してくれなかったり、最悪の場合は「訴訟」を引き起こされるケースも。
汐留パートナーズ法律事務所では最初から最後まで弁護士が対応してくれるので、トラブルに巻き込まれる心配がありません。相談は無料で、代行サービスの価格は54,000円です。
オススメの退職代行サービス2:退職代行Jobs
退職代行Jobsを使えば、会社への出社や連絡が一切不要で退職を行ってくれます。退職代行に掛かる費用は、29,800円。
正社員・契約社員・パート・アルバイトなど全て同じ料金で請け負ってくれます。退職代行利用者への無料カウンセリングを実施しており、専門家から話を聞くことが可能です。
価格は安いですが弁護士が対応するわけではないので、訴訟を起こされた場合手助けはしてもらえません。
4,転職先を探してみる
現在の職場を続けたいのであれば、上司から「会社を辞めろ!仕事に来るな!」と言われたくらいで辞めるのは間違っています。しかし、現在の会社に魅力を感じられず、「いい仕事が見つかったら転職したい・・」このように感じてるなら、転職先を探してみてもいいかも。
転職エージェントを使えば、現在の仕事を続けながらリスクなしで転職活動が行えます。仕事の後や休みの日にサイトをチェックするだけでも、いい転職先が見つけられますよ。
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
5,まとめ
以上です。今回は会社で上司に、「仕事を辞めろ!もう来るな!」と言われてしまった時の、対応や対処法についてご紹介しました。
基本的に「社長・役員」以外から、「仕事を辞めろ」と言われた場合は、相手も怒った勢いで口にしてしまっていることがほとんどです。
本気で辞めさせる気はないので、しっかりお詫びをして次の日から普通に出勤するのがベストです。時間が経過すれば上司も怒りを忘れており、ちゃんと謝ることで解決することができます。
しかし社長や役員クラスから「辞めろ」と言われた場合は、本気で会社を辞めさせようとしているので、裁判で訴えようと思わない限りは辞めてしまったほうが楽です。
仕事の退職を考えるなら、早い段階で転職エージェントを使い次の職場を探しておきましょう。転職エージェントは無料登録を行えばすぐに使えるので、仕事を早く見つける事が可能です。
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