美容師が疲れた・辞めたいと感じる理由や対処法は?私がアシスタントを辞めた話

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美容師に憧れて就職する人は多いですが、その分辞める人も多いです。私も昔、美容師のアシスタントして働いていた経験があります。結果的に3ヶ月で辞めることになったのですが、それらの経験を元に、「辛い、辞めたい!」と思う理由や対処法、おすすめの転職方法などをご紹介したいと思います。


 

私は美容師アシスタントを3ヶ月で辞めました

美容師は人気のある職業である反面、離職率が高く仕事を辞める方が非常に多いです。実際に私も高校を卒業してから、美容師のアシスタントとして働きましたが、3ヶ月で辞める事になりました。

まずは、それまでの「経緯」をお話します。

 

とにかくカッコいい仕事に就きたかった

私は高校時代、普通のスーツを着たサラリーマンになるのがとにかく嫌で、「カッコいい仕事」に就くのが夢でした。

そんな中、木村拓哉さん主演の「ビューティフルライフ」というドラマを見て、「美容師になりたい!」「美容師はカッコいい!」と感じたのを覚えています。

ミーハーな私はドラマを見て、美容師になる事をすぐに決意。まずは高校時代の夏休みを利用して、美容師のアルバイトから始めました。

 

高校卒業後、晴れて美容師アシスタントとして働くことに

 
夏休みに働いたバイト先は、私が高校を卒業する時には潰れていました。ですので別の美容院への面接を受けて、晴れて高校卒業後に就職する事となりました。

最初の数日間は、自分の好きな服を着て好きな髪形に出来るのが何より嬉しかったです。オシャレな美容室で働いているだけで気分は高揚し、モチベーションは高くなりました。

しかしそれは、最初の1ヶ月間だけでした・・・・

 

理想と現実のギャップ

私は高校時代に、「すぐにアシスタントを卒業して、1流スタイリストの仲間入りする!」と考えていました。もちろん数年はアシスタントとして修行しなければいけないのは分かっていたし、そのつもりでした。

しかし、いざアシスタントとして働き出すと、理想と現実のギャップに苦しむ事になりました。

まず友人たちは社会人になりお金を使って遊んでいるのに、自分だけはレッスンで全く遊べない。さらに休みも月曜固定だったので、誰とも合わず月曜はほとんど一人で過ごしていました。

他にも「安月給」「人間関係」「皮膚荒れ」などで悩み、仕事に対してモチベーションがすぐに落ちていきました。

 

そして辞める事に・・・

美容師のアシスタントとして3ヶ月が経過した頃、免許を取るために通信制で美容学校に通う話が出てきました。この時には既に「美容師」という職業に対して、「辞めたい、辛い」というネガティブな思いしかありませんでした。

以前は「オシャレでカッコいい」というイメージしか持っていませんでしたが、実際に働くことで美容師の大変さや辛さを身を持って知りました。

結果的に美容学校に通う前に、働いていた美容室を辞めて別の職業に転職する事になりました。

 

カッコいいだけでは続かない職業

私の最大の過ちは、「カッコいい」というだけで美容師に就職してしまった事。どんな職業も同じですが、楽な仕事なんて存在しません。

美容師のアシスタントは思っている以上に大変だし、プライベートも犠牲にしなくてはいけません。美容師だけではないですが、「技術職」は経験やレッスンを積むことで身につきます。

努力しなければ置いていかれるし、仕事で活躍する事は到底不可能でしょう。実際に私が働いていた美容室の売れっ子スタイリストは、スタイリストになってもずっとレッスンし続けていたし、常に雑誌などで勉強していました。

「カッコいい」だけでは続けられない世界だったんですね。

続いては美容師を辞めたいと感じる理由と、そう感じた場合の対処法についてご紹介していきます。

 

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辞めたい理由1,思っていた仕事と違った

美容師を始める人は、「オシャレ」「かっこいい」「華やか」などと、美容師に対してポジティブな考えを持っていることがほとんどです。私も全く同じでした。

確かに美容師にはオシャレな人が多いし、お店によっては来店される方も洗練された人がたくさん来ます。しかしそれはあくまで表面的なものであって、実際働いてみると現実を知ることになります。

毎日のシャンプーで手はボロボロになるし、朝から夜まで美容室に缶詰状態となります。華やかに見える美容師にはストレスが多く、
「こんなはずじゃなかった・・・」と感じる方も多いです。

髪を切れるようになるには何年も掛かるし、最初の頃はほとんど雑用かシャンプーがメインになります。これによって「美容師を辞めたい・・」と考えてしまいます。

 

対処法

このように感じた時の対処法は、もっと広い視点で向き合うことが大切。どれだけ華やかな仕事でも、裏では努力しないといけないし、最初から成功することは不可能です。

これは美容師に限った話ではありません。

モデルや芸能人の仕事が華やかに見えても、実際は人間関係が最悪だったりストレスで悩まされているひとはゴマンといます。華やかな職業は、毎日我慢して努力し続けた人だけが成功できる世界です。

「美容師とはそういうもの!」と割り切って働いていれば、少しずつ仕事にも慣れていくはずです。

 

辞めたい理由2,給料が安すぎる

美容師は労働時間が長い割に、給料がめちゃくちゃ安いです。働く場所で多少は違いがありますが、アシスタントであれば手取り10万ちょっとが相場ではないでしょうか?

独身の時であれば生活はできますが、家庭を持てば生活していけません。さらに言えば、「ハサミ」「マネキン」といったレッスンに欠かせないグッズも、自腹で購入しなくてはいけません。

給料の10万円から何万もするレッスングッズを購入するのですから、残るお金はスズメの涙程度です・・・

 

対処法

美容師は見習いの間はどうしても給料を増やすことは難しいです。自分でお店を持ち繁盛させることができれば、たくさん給与をもらえるようになります。

それまでは我慢して、「今は勉強させてもらっている」と考え、将来の独立に向けて頑張るしかないでしょう。技術職はどんな仕事も同じですが、「見習い期間」は給料を貰えるだけ良しとするべきです。

技術職では金銭だけではなく、技術を習得させてもらっている事も考慮しましょう。

将来自分でお店を持った時に、たくさん稼げば良いだけです!

 

辞めたい理由3,拘束時間が長い

私が美容師を辞める最大の理由になったのは、「働く時間の長さ」でした。20代であれば友達と遊んだり、彼女と出かけたりしたいものです。

美容師は基本的に土日は仕事だし、平日も通常業務の後に毎日2~3時間は練習しなければいけません。このような働き方をしていると、どこも出かけれなくなりますよね。

特に20代はお金を使えるようになるので、周囲は合コンに飲み会、デートなど遊びまわっています。そんな中仕事ばかりでは、仕事を辞めたくなるのも無理ないですよね。

 

対処法

友達と遊んでいても何も得る事はありませんが、美容師の仕事をしていれば「技術」を磨く事は可能です。「自分の将来のため」と割り切って今は頑張る事が大切です。

それと、美容師友達を作るのもオススメです。同じように月曜休みの美容師仲間がいれば、一緒に飲みに行けるし出かけられます。私の知り合いでは、美容師同士で付き合っているカップルもいましたよ。

 

辞めたい理由4,人間関係

どんな仕事でも退職理由として1番多いのが、「人間関係」によるものです。

円満な仕事場もあるかもしれませんが、私が昔勤めていた美容室では人間関係はあまりよくありませんでした。

上司はなぜか嫌味ばかり言ってくるし、常にイライラしており一緒にいるのが苦痛でした。

美容師っていい意味でも悪い意味でも、個性が強い人が多いんですよね。そういった人が集まると、雰囲気が悪くなる事も多いし、人によってはイジメみたいな行為をすることもあります。

こんな職場であれば「辞めたい・・」と感じてしまうのも普通ですね。

 

別の美容室を考える

美容師の仕事は好きで職場の人間関係が嫌になったのであれば、別の美容室への転職がオススメです。場所によっては人間関係が良好な所もありますからね。

仮に美容師⇒美容師への転職を考えているのなら、しっかりと下調べをしておくことが大切。また次の職場で、「ここも人間関係が最悪だ・・・」とならないためにも、あらかじめ次の仕事場の口コミなどを確認しておきましょう。

 

辞めたい理由5,やることがない、怒られる

見習いで美容師に入ると、自分にできる仕事が少なくずっと突っ立っていることも多いです。先輩の美容師は忙しそうにしており、そういう時はその場にいることさえ苦痛に感じることがあります。

しかし自分はまだ何も出来ないので、ジッとしているしかないですよね・・・そうすると追い討ちを掛けるように先輩に怒鳴られます。

「そんなとこ突っ立てたら邪魔!」「仕事もらいにいけよ!」自分だけ忙しいからイライラする気持ちは分かりますが、やることが見つからないアシスタントに怒ることないですよね。

忙しいのも大変ですが、やることがなく立っているのもストレスは大きいです。

 

対処法

このような時の対処法は、とにかく仕事をもらえるように先輩に声をかけるしかありません。

「掃除しておきましょうか?」
「何か手伝いますか?」
「何でも手伝うので声掛けてください!」

このように自発的に仕事に取り組めば、先輩も怒鳴る事はなくなります。声をかけずに突っ立てると、意思疎通ができず周囲もイライラしてしまいますからね。

仮にやることがなくても、声をかけてやる気をアピールしておきましょう。それだけでも周囲の態度が大きく変わってきます。

 

辞めたい理由6,シャンプーやパーマによる手荒れ

美容師は手荒れを起こしやすい職業です。特にアシスタントは毎日何十人もの髪を洗ったり、パーマ液を触ります。ですので乾燥肌の場合、ほぼ確実に手荒れを起こし肌トラブルに悩まされます。

私の場合、冬場にお湯で洗いものをするだけで、乾燥して手にヒビが入ります。そんな状態で毎日お湯を使いシャンプーをしていると、手が荒れ放題でした・・・

 

対処法

辞めたい、辛いと感じる理由は色々ありますが、こういった体の問題は実は一番きついかも知れないですね。対処法は手袋をして髪を洗ったり、保湿クリームなどで補う程度。

美容師を続ける以上、ずっと付き合っていく悩みとなります。

 

美容師を辞めるタイミングは?

美容師を心から「辛い、辞めたい」と感じるのであれば、無理して続ける必要はありません。私も割りと早い段階で辞めましたが、後悔していないし、今では辞めてよかったとさています。

 

辞めるタイミングは早い方がいい

美容師は国家資格を取ったり、道具を買わされたりと出費が激しいです。さらに美容師の仕事をしている時は、ほとんどの時間を美容師という仕事に捧げることになります。

ですので時間やお金がもったいないないので、辞める意思が固まったなら早めに切り出したほうがいいです。

私はハサミなどを買わされた後に辞めたので、8万程度無駄に支払ってしまいました。

 

分からない時は一度辞めてみるのもあり

私が勤めていた美容室では、私と同じくらいの時期に辞めた人がいました。その人は辞めるまでずっと悩んでいましたが、「とりあえず辞めてみる」といったスタンスで最後は辞めました。

その後別の美容室で復帰したそうですが、あの時辞めてみて正解だったと思います。仕事を辞める事は、美容師という職業を辞めることにはなりません。

一度辞めることで、もう一度美容師に戻りたいか自分の思いを知ることができるし、客観的に判断が下せるようになります。

辞めてから、「戻りたい!」と感じるなら美容師が好きだということだし、辞めてから「もう戻りたくない!」と感じるならそれまでだったという事です。

「辛くて辞めたいけど、どうすればいいか分からない」このように感じている人であれば、一度美容師から離れてみるのも悪くありません。

 

辞めるなら働きながら転職活動をする

仕事が嫌になり突発的に辞めるのはオススメしません。仕事を辞めてから「ハローワーク」で転職活動をすると、収入がなく不安な時期が続くのでNG。

一番賢い転職方法は、今の勤務先に勤めながら、転職エージェントを使って転職活動を行うこと。

この転職方法であれば、今の仕事をしながら次の仕事を探せるので、気持ちに余裕を持って転職活動が行えます。次の仕事が決まってから仕事を辞めれば良いので、ノーリスクで転職できます。

 

おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント


【公式サイト】
リクルートエージェント

リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。

転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。

リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。

20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。

【リクルートエージェントの詳細】
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント

 

おすすめ転職エージェント2:DODA(デューダ)

転職サイトはdoda

【公式サイト】
dodaエージェントサービス

DODA(デューダ)は、業界でもシェア率が高い転職エージェント。こちらも全国展開しており、首都圏や地方の求人も豊富なので安心して転職活動が行えます。

リクルートエージェントと同等の求人数を誇っており、どのような職種にも強い転職エージェントです。

DODAは転職サポートにも定評があり、親切で親身に対応してくれるという口コミが多いです。丁寧なカウンセリングや転職者に合わせたサポート体制は、強い味方となり転職にも有利に働きます。

サポートが充実しているため、始めての転職エージェントの利用でもオススメできます。もちろん登録は無料で行えます。

【DODAの詳細】
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント

 

美容師を辞めた後の職種選び

美容師のスキルを生かすなら接客業

お客さんを接客する仕事が好きであれば、美容師以外の接客業に就いてみるのもオススメ。美容師よりも休みが多く、自由な時間が多い仕事はたくさんあります。

接客自体が嫌になっていなければ、美容室での経験を生かして別の接客業に就いてみましょう。


【オススメの仕事】
・アパレル・ファッション系
・オシャレな雑貨屋さん
・携帯ショップ

 

たくさん稼ぎたいなら営業職

営業職は給料を多く貰いたい方におすすめな職業。営業職では仕事の達成に応じて給与が変動する、歩合制を採用している企業が多いです。

営業でたくさん契約を取ることができれば、大企業の役員クラスの給料を貰えることもあります。接客が好きで営業力がある方であれば、おすすめの職種です。


【オススメの仕事】
・保険の営業
・自動車の営業

【関連記事】・営業に不向きな人は営業をするな!向いていない人の特徴、性格は?

 

人付き合いに疲れたなら、事務職、製造業

美容師をやっていて、「接客業に疲れた」という人も中には大勢いらっしゃいます。そういった方であれば、「事務」や「製造業」などがおすすめ。

お客さんと触れ合う機会が少なく、接客でストレスが溜まることはほとんどないです。


【オススメの仕事】
・経理、会計
・工場の製造業

 

まとめ

以上です。今回は「美容師を辞めたい!」と感じる理由や対処法、おすすめの転職方法などをご紹介しました。

美容師は華やかに見えますが実は過酷で仕事を辞めてしまう人も大勢いらっしゃいます。

「すぐに辞めるのはかっこ悪い」「根性なしだと思われる」

仕事を辞める時には、こういった小さなプライドは捨ててください。大切なのは自分がどう感じるかです。

辞めて幸せになれるのであれば、すぐに辞めるべきです。仕事は辞める事で見えてくる物がありますからね。もし美容師を辞めて再び戻りたくなったら、また戻れば良いだけです!

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