企業によっては管理職になる事で生じる「デメリット」が多く、管理職を嫌がる社員が増えています。
特に最近は仕事よりもプライベートを重視する若者が増えており、職場での出世意欲の低下が顕著に現れています。定時通りに帰れて責任の少ない仕事、こういった仕事が求められています。
そんな若者からすれば、仕事での責任が大きく労働時間の長い「管理職」は、できれば避けたいポジションでしょう。
もし上司から管理職への昇進を命じられた時、一般的に断ることは可能なのでしょうか?管理職を断る場合の「理由」は、どういったものが良いのでしょうか?
1,世の中には管理職を嫌がる若者が増えている
2,管理職になる事で生じるデメリットについて
3,上司に管理職を頼まれた場合の対処法
4,転職の準備をしておくべき
5,オススメ転職エージェント
6,管理職になりたくないのまとめ
1,世の中には管理職を嫌がる若者が増えている
一昔前であれば、日本人には出世意欲の強い人が多く、「管理職」は憧れの仕事でした。しかしここ最近、時代の変化と共に、若者たちの「仕事」に対する考え方が変わってきています。
以前は会社で昇進して、お金を稼ぐのが仕事の目的でした。しかし最近の傾向を見ていると、仕事はあくまでも生活のために行い、プライベートを優先する働き方を求めている人が増えています。
管理職のような、仕事での負担や労働時間が増えるポジションは嫌がられるようになり、それよりも定時で帰れる「一般職」のままを好む、「出世を望まない若者」が増えています。
2,管理職になる事で生じるデメリットについて
「管理職になりたくない!」このように感じてしまうのは、何故でしょうか?まずは管理職になる事で生じる「デメリット」を見ていきましょう。
管理職になるデメリット1:労働時間が長くなる
管理職になると、職場の様々な仕事を請け負うことになります。一般職のように与えられた仕事をこなすだけでは無くなるので、仕事量は必然的に増えます。
管理職はやる事が多いので、時間通りに帰るのが難しいです。
●部下のマネジメント
●上司との仕事の連携
●取引先とのやり取り
●仕事全体の進捗確認
●部下の評価
●目標の達成
どこの管理職も当たり前のように残業して、当たり前のように休日出勤をしています。
こういった背景があり、「管理職=労働時間が長い」というイメージがついています。
管理職になるデメリット2:大変な割に給料があまり変わらない、もしくは安くなる
職場によっては管理職になることで、給料が下がってしまう場合があります。
どんな時にこのような現状が起きるのかと言いますと、「基本給があまり変わらない&残業代がつかなくなる」といった場合ですね。
管理職は残業代が付かなくなる事が多く、その影響で一般職のときよりも給料が下がってしまう場合があります。仕事の責任や仕事量だけが増えてしまい、肝心の給料が下がってしまうという状況です。
もちろん職場によっては、基本給が大幅アップして、残業代が出なくても、手取りが上がることもあります。
管理職になるデメリット3:仕事での責任が増える
仕事での「責任」が増えると、それがプレッシャーになりストレスに繋がります。仕事での責任が多い「管理職」は、一般職に比べて、仕事で大きなストレスを抱え易いです。
仕事での責任は、働く上で大きなデメリットとなります。
管理職になるデメリット4:上司と部下の板ばさみにあう
職場で一番辛い思いをするのは、「中間管理職」です。中間管理賞や上司と部下の板ばさみにあうので、仕事でもストレスを受け易いです。
部下からの上に対する反発、上司から部下への指導など、伝えるのは全て「中間管理職」の仕事です。
管理職になるデメリット5:仕事量が増える
管理職になると一般職と比べ、仕事量が大幅に増える事がデメリットして挙げられます。一般職と違い自分の作業だけを行うわけではなく、部下や職場全体の状況を把握する必要があるので大変です。
3,上司に管理職を頼まれた場合の対処法
「管理職になりたくない!」このように感じる人はおそらく、上司から管理職のポジションを頼まれた人だと思います。
こういった人がどうしても管理職なりたくない場合は、どのような対応を取るべきなのでしょうか・・?
そもそも管理職を断ることは可能なのか?
上司から管理職のポジションを任命された時、申し出を断ることは可能なのでしょうか?これについては、会社によって変わってきます。
ちなみに私の体験談になりますが、中小企業の工場で務めていた時に、管理職を上司から頼まれた事があります。しかし「労働時間が長くなる」「残業代がつかなくなる」などを理由に、私は断った事があります。
一旦この話は「保留」という形になりましたが、数ヶ月後、別の人が管理職に任命されていました。私の勤めていた会社では、断る事ができたという事になります。
会社側が強行してくれば断る事はできない
私が勤めていた会社では管理職を断る事ができましたが、会社側が強行してくる場合は断ることはできません。
「人事権」は基本的に会社側が持っています。社員の業務内容や働くポジションは、会社側が決めることなので、従わない場合は「業務命令違反」となってしまいます。
もちろん処罰の対象となりますので、会社側が強く管理職への昇進を望んでいる場合は、従うしかありません。
断る場合は理由を明確にしよう
管理職を断る時は、その「理由」が大切です。「大変そうなので辞めておきます。」「面倒くさいので嫌です。」こんな断り方では、会社側は納得しませんよね。
やはり会社側が納得できるような、理由を提示する必要があります。
●子供が小さいため仕事で迷惑をかける恐れがある
●他の人を推奨する(○○さんの方がマネジメント力に優れているなど)
●残業代がつかなくなると生活が厳しくなる
●現場での作業が好きだから、できればこのまま作業員を続けたい
上記のような理由であれば、会社側も納得してくれる可能性が高いです。
特にこの中でも、「残業代なしでは生活が苦しくなる」「子供が小さいので帰りが遅くなると支障がでる」など、生活面での負担を理由にするのがオススメです。
別の職場に転職してしまうのも一つの手段
管理職になるのが嫌な場合、転職して1から再スタートしてみるのも良いと思います。
仕事によっては、ずっと一般職のまま活躍できる職業もあるので、そういった仕事への転職がオススメです。
●営業職
●技術職
●クリエイター業
●美容業
上記のような仕事では、もちろん「管理職」として出世するコースも考えられますが、一般職のまま長く活躍する事が可能となります。
一部の職業では、プレーヤーとして一流になる事で、管理職以上に評価される事があります。
トップ営業マンや、パソコンの一流プログラマー、デザインや音楽などのクリエイティブ職、トップ美容師などは、管理職以上にプレーヤーが活躍できる職業ですね。
一生管理職になりたくないのであれば、こういった職業にチャレンジしてみるのもオススメです。
4,転職の準備をしておくべき
職場によっては管理職を断ることができず、管理職に止むを得ずなってしまう事があります。そうなってからでは遅いので、前もって「転職の準備」だけはしておく事をオススメします。
転職エージェントに無料登録さえ行っておけば、全国の求人情報のチェックや、転職アドバイザーへの相談ができるようになります。
あらかじめ転職の準備だけしておけば、いざという時すぐに動けるのでオススメです!
5,オススメ転職エージェント
続いては、私がオススメする転職エージェントをご紹介します。どのサービスも大手が運用しており、実績があるので安心して利用できます。
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
おすすめ転職エージェント2:DODA(デューダ)
・dodaエージェントサービス
DODA(デューダ)は、業界でもシェア率が高い転職エージェント。こちらも全国展開しており、首都圏や地方の求人も豊富なので安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントと同等の求人数を誇っており、どのような職種にも強い転職エージェントです。
DODAは転職サポートにも定評があり、親切で親身に対応してくれるという口コミが多いです。丁寧なカウンセリングや転職者に合わせたサポート体制は、強い味方となり転職にも有利に働きます。
サポートが充実しているため、始めての転職エージェントの利用でもオススメできます。もちろん登録は無料で行えます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
6,管理職になりたくないのまとめ
以上です。今回は、管理職になりたくない場合の対処法についてご紹介しました。職場によっては理由次第で、管理職を断る事が可能です。
ただし会社側が強行してくる場合は、従業員は断ることができません。このような場合は「諦めて管理職として頑張る」か「他の仕事に転職する」しか道はありません。
いざという時のために、「転職エージェント」への無料登録は済ませておきましょう。転職エージェントに無料登録を済ませて、担当者と交流を持っておけば、何かあった場合すぐに転職活動を行えます。