ハンドメイド販売はネットショップでも人気のジャンルです。主婦が自宅で始めて、本格的にネットショップとして運営されるケースも多く見受けられます。
今回は、ハンドメイド製品をネットショップで販売する方法や開業方法などについてご紹介します。
ちなみに僕はネットショップを自宅で開業して、一時は年商1億円くらいまで伸ばしました。
簡単ではないですが、自宅からスタートしてこれくらいの規模にする事は充分可能です。
ハンドメイド製品はネットショップとの相性も良いのでオススメです!
1,ハンドメイド製品はネットショップとの相性が良い!
2,自宅でも開業する事は可能?
3,まずはネットショップの出店先を決めよう
4,ハンドメイド製品の仕入れ先
5,売れる商品を販売しよう
6,ネットショップのお店作りについて
7,開業届けについて
8,まとめ
1,ハンドメイド製品はネットショップとの相性が良い!
ハンドメイド製品作りは主婦から人気があり、趣味でやっている方も非常に多いです。
アクセサリーや小物、バッグなどを作るのが趣味で、「どこかで販売してみたい・・」このように考えている人も少なくないのではないでしょうか?
どうせハンドメイド製品を作るなら、趣味だけに留まらず少しでも稼ぐべきです。
特にハンドメイド製品はネットショップ販売との相性が良いので、商品として売り出そうと考えているのであれば是非オススメです。
ハンドメイドはライバルがいないからネットで売れる!
ネットショップはとにかくライバルの存在が非常に重要です。ライバルは多ければ多いほど売上の妨げになります。
同じ商品を扱っていればすぐに価格競争になるし、大手が大量仕入れを行い安く販売すれば、小さなネットショップでは太刀打ち出来ません。
その点ハンドメイド製品は、完全オリジナルとなり他社と製品が被ることがありません。
その商品に価値があれば、人を集められるし高い利益率も確保できます。
価格競争などで資金繰りが悪化することもなく、自分のペースでゆったりと商売することも可能です。
・利益率が高い
趣味の延長で始められる
ハンドメイド製品を販売する方の多くは、趣味の延長で行っています。
作るのが好きな人は、その製品を販売してみると良いです。
販売してお客さんに「気に入った!」「満足した!」という意見を貰えると、よりハンドメイド製品づくりが楽しくなります。
2,自宅でも開業する事は可能?
ネットショップを開業する場合、最初は自宅からスタートする事を強くオススメします。
事務所を借りると家賃や光熱費などの費用が発生すため、利益を出すのが難しいです。
僕は実際に自宅を使い、アパレル系のネットショップをスタートしました。
8畳の自分の部屋でネットショップを運営してましたが、売上が100~200万くらいまでは、全然自宅で間に合っていました。
・自宅なら経費がかからない
さらに自宅が仕事場だと、まず移動に割く時間がありません。
暇な時間を見つけてネットショップ運営ができるので非常に楽です。
主婦の方であれば、「子育て」や「家事」とネットショップを両立させる事も可能です。
僕が実際に自宅からネットショップをスタートさせた方法については、別の記事で紹介しているので興味があればチェックして下さい。
3,まずはネットショップの出店先を決めよう
ハンドメイド製品をネットショップで売る場合、最初に「ネットショップの出店先」を決める必要があります。ネットショップの出店先には、大きく分けて二つ存在します。
●自社サイトへの出店
●ショッピングモールへの出店
一つ目は独自ドメインを取り、自社サイトでネットショップを運営する方法。もう一つは「楽天」などのショッピングモールに出店する方法です。
どちらにもメリットデメリットがありますので、キチンと理解した上で、どちらに出店するか決める必要があります。
自社サイト出店について
自社サイト出店なら「スクエアオンラインストア」が一番オススメです。
スクエアオンラインストアは無料で本格的なネットショップが作れるサービス。
他のネットショップにはない機能やデザインが揃っており、ネットショップ初心者~上級者まで満足できるサービス内容となっています。
海外販売なども行いたいのであれば、「Shopify」が良いと思います。
自社サイトの場合は費用を抑えられますが、集客は全て自分で行う必要があります。
長期的に見るとハンドメイド製品は、自社サイトでの運営がオススメです。
SNSやブログを通じて、ファンを増やすことで売上をしっかり伸ばせます。
初期費用やラーニングコストもかなり安いので、趣味で始めるにしてもオススメできます。
・検索エンジンからの集客
・リスティング広告を利用して集客
・ブログでの集客
・SNSでの集客
ショッピングモールへの出店について
ショッピングモールの場合は、費用は掛かりますが最初から売上に繋げやすいです。ショッピングモールの中でオススメなのは、やはり楽天市場。
費用や具体的な内容を知りたい場合は、下記サイトから資料請求してみましょう。
資料請求は無料なので今後のために見ておくのも良いと思います。
楽天は集客力が強いので、何もしなくてもお客さんの流入が見込めます。
モール自体に集客力があるので、自社サイトのように自分で全て集客をする手間がありません。
・ショッピングモール内の検索エンジンからの集客
・ショッピングモール内での広告購入
4,ハンドメイド製品の仕入れ先
続いてはハンドメイド製品の仕入れ先についてご紹介します。
作るのは自分で作業すればいいのですが、ハンドメイド製品の元となる「生地」や「ボタン」などの「材料」は常に確保できる状態にしておきましょう。
特に売れる商品の場合は、定期的に注文が入ります。材料がなくなって商品が売れなくなると、せっかく売れ始めた商品ページも無駄になるしもったいないです。
近くの手芸屋さんなどで材料を購入する方も多いでしょうが、個人的にはネットの仕入れサイトがオススメです。
ネットの仕入れサイトであれば常に同じ材料を仕入れられるし、オーダーしてすぐに自宅や仕事場に届けてくれます。
仕入れサイトを利用すれば、材料だけでなく、ハンドメイド製品を仕入れる事も可能です。
・スーパーデリバリー
(無料で使えるようになった、国内最大級の人気仕入れサイト!)
・グッズステーション
(レアな輸入雑貨が仕入れられる)
・卸の達人
(テレビやネットで話題の雑貨)
・NETSEA
(定番の人気の総合型仕入れサイト)
・TOPWHOLE
(有料の韓国系アパレル仕入れサイト)
オススメ仕入れサイト1:スーパーデリバリー
・最近無料化が始まった!
・商品数は仕入れサイトの中でもトップクラスに多い
・総合型でオールジャンル仕入れられる
スーパーデリバリーは取扱商品数62万点、1,100社以上のメーカーから仕入れができる、国内最大級の卸サイトです。
取り扱い商品数や、仕入れられるジャンルが多いためオススメです。
もともとは有料会員制となっていましたが、最近になり完全無料で使えるようになりました。
かなり使える仕入れサイトなので、すぐにでも登録すべきです。
オススメ仕入れサイト2:グッズステーション
・完全無料、副業の方でも利用できる
・輸入雑貨商品に強い!
・アマゾンで商品登録を行ってくれる!
「グッズステーション」は、輸入雑貨の仕入れサイトです。
レアな商品が多く、雑貨から生活用品まで様々な商品が仕入れられます。
副業の方歓迎の仕入れサイトで、審査などが無く個人でも使えるのが嬉しい。
【関連記事】・グッズステーションの評判&口コミ。個人でも使えるのか解説!
オススメ仕入れサイト3:ネッシー
・年会費無料
・個人事業主、開業前でも使える!
・商品数が多く、ほとんどのジャンルのアイテムが仕入れられる
ネットショッピングを運営するなら、「ネッシー」での仕入れをオススメします。
業界最大手で、ジャンルを問わず様々な商品を仕入れることが可能です。
費用は一切掛からず、開業前でも使えるのが嬉しいですね。
無料会員登録すれば、商品の仕入れ価格が見れるようになります。
オススメ仕入れサイト4:卸の達人
・無料登録で使える
・美容、雑貨、健康系の商材が強い!
「卸の達人」とは、「美容」「雑貨」「健康系」の商材を取り扱う仕入れサイトです。
テレビやネットで話題の商品を始め、他の仕入れサイトでは手に入らない商品を仕入れる事が可能です。
話題性のある商材は、早く取り扱えば、ネット上で一気に売上を伸ばせます。
そういった「バカ売れ」する可能性を秘めた商品を、卸の達人では見つけられます!
オススメ仕入れサイト5:TOPWHOLE(トップホール)
・月額3,300円
・アパレル系の仕入れサイト
・仕入先の差別化ができる
「トップホール」は、ファッション専門の仕入れサイト。
ワンピース、トップス、パンツ、アクセサリーや韓国ファッションなどのトレンドアイテムをはじめ、プチプラ系ファッションが多く揃えられています。
まだ新しいサイトですが、今後伸びる可能性が高いので個人的にチェックしています。
有料の仕入れサイトですが、使っている企業も少なく、仕入れの差別化ができます。
5,売れる商品を販売しよう
どんな製品でも同じですが、ネットショップは出品したから売れるというほど甘くはありません。
ここでは僕がネットショップを通じて学んだ、商品の販売方法についてご紹介します。
ネットショップは特にマーケティングが大事です。
売り方一つで大きく伸ばす事ができます。
逆にどれだけ良い商品であっても、売り方を間違えると全然売れないまま終わります。
需要のあるものを販売する
ハンドメイドは完全に趣味の世界ですが、売るためには需要のある商品を作る必要があります。
需要のある商品の見つけ方としては、ショッピングモールのランキングなどをチェックする方法がオススメです。
僕もよく行っているのですが、ランキングは旬の売れてる商品が揃っています。
それらをリサーチして、どういったデザインが売れやすいのかチェックしてみましょう。
ハンドメイドであれば、そういった人気のある商品に近づけて作ることで、需要のある商品を生み出せます。
6,ネットショップのお店作りについて
続いては、ネットショップのお店作りについてご紹介します。
数年前であればネットショップの開業は、ある程度まとまった資金が必要でした。
しかし最近では無料で使えるサービスも増えており、簡単にお店を作れるようになりました。
「デザイン」や「見た目」も大切ですが、最初からそこまでのクオリティーは必要ありません。
まずは最低限の情報だけ入れて、ネットショップをオープンすることから始めましょう。
写真、説明文は必須
ショップをオープンするにあたり、「商品写真」や「商品の説明文」は必須事項となります。
これは他のネットショップのページを見て、真似してページ作成すればOKです。
写真は技術が必要になってきますが、最初はデジカメを使って簡単な写真でも大丈夫です。バックをちょっとオシャレな場所にしたり、明るい場所で撮影しておけばある程度見栄えは良くなります。
室内で変にライティングを意識するよりは、太陽光で撮影するのがオススメです。
デジカメと太陽光で撮影すれば、ある程度綺麗に写真を撮れます。
ページ作成にはテンプレートを使う
HTMLなどプログラミング知識がなければ、テンプレートを使用してネットショップを構築してください。
自社サイトにはオシャレなテンプレートが準備されているので、最初から見栄えの良いショップを作れます。
どうしてもテンプレートが嫌な場合は、外注して作る事も可能ですが、費用が掛かるのでオススメしません。
ページはプロが作った見栄えの良いものがいいですが、商品数が少ないのであれば最初から見栄を張る必要はありません。
商品数が増えて売上が上がってきてから、ページ作りに専念しても遅くはないですからね。
広告費を使いすぎない
ネットショップは広告を掛ければ商品が売れます。しかし広告費の使いすぎは非常に危険です。
自社サイトであれば「SNS」「ブログ」などを使う、ショッピングモールであれば「自然検索」からユーザーを集めてください。
売上の数パーセントを広告費に回すのは良いと思いますが、広告費を掛けすぎると利益がなくなるので注意しましょう。
しかし広告費で売上を上げても、利益を残す事はできません。
できるだけ「SNS」「ブログ」など無料で使える媒体から集客を行うのが理想的です。
6,開業届けや確定申告について
ネットショップ開業で悩むのが、「開業届け」と「確定申告」についてですね。
開業届けとは、事業を行うことを税務署に申告する届出。確定申告は事業の決算情報を税務署に申告することです。
開業届けは出しておいたほうがいいです。開業届けがないと出店できないモールもありますし、いざ利益が出たときに節税が行えません。
確定申告は利益によって申告が必要か、不必要かが決まります。
ちなみに、年間の所得が20万円を超える場合は確定申告が必要となります。
売上ではなく所得ですので、ネットショップで利益が出ていなければ確定申告をする必要はないと言う事になります。
・開業届けはとりあえず税務署に出しておく(必要事項を記入して書類提出するだけなので、とっても簡単)
・確定申告は年間で20万円以上の利益が出れば申告する(日々の収入、支出をまとめるため少し面倒)
最初から税理士に確定申告をお願いすると、高額な費用が掛かってしまいます。確定申告をする場合は、会計ソフトを使って自分で行うのがオススメ。
「とにかくネットショップでハンドメイド製品を販売してみたい!」という段階であれば、開業届けも確定申告も行う必要はありません。売れるようになってからでも大丈夫です。
7,まとめ
以上です。今回はハンドメイド製品でネットショップの出店や、開業方法についてご紹介しました。
ハンドメイド製品とのネットショップは非常に相性が良いです。少しでも販売する事に興味があれば、是非チャレンジしてみる事をオススメします!
ネットショップの始め方としては、まず出店先を決める必要があります。
費用を抑えたいのであれば自社サイト、最初から売上を伸ばしたいのであれば楽天市場などのショッピングモールがオススメ。
販売方法やお店作り、仕入れ先なども大切ですが、まずは始めてみる事が大切です。
ネットショップの出店先を決めて、そこで商品を販売してみること。
一度でも商品が売れると本当に感動しますよ。もしかしたら自分が作っている製品が大ヒットして、思わぬ収入を生み出すかもしれません。
好きなことを本業にできたら、これ以上の幸せはないですよね!何事もチャレンジです。やってダメならまた趣味に戻せばいいだけですからね。