「大企業に就職すれば将来は安泰!」このような考え方は遠い昔の物となりましたね。最近では大企業でもブラック企業が増えています!しっかり会社を見定めて、社員を大切にしてくれる職場を見つける事が大切です。
世の中にはいい会社もあれば、ダメな会社も存在します。ダメな会社に入社、転職してしまえば、将来性がなく先行きは不透明です。一生ストレスに悩まされる事になるので、非常に辛い思いをします・・・
せっかく務めるならばこんなダメな会社ではなく、社員の事を思いやってくれて、働き易い職場を選びたいですよね!
今回はダメな会社の特徴や、こういった会社に入社してしまった時の対処法についてご説明します。
1,ダメな会社・怪しい会社の特徴
世の中にはダメな会社、怪しい会社が存在します。そういった会社とは関わりを持たないのが一番です!とは言っても、こういった会社は表向きでは分からず、入社してから気付くケースがほとんどです。
一度入社してしまうと、中々仕事を辞め辛くなるので、できれば入社前に見極める事が大切。
まずは、ダメな会社・怪しい会社の特徴についてご紹介します!
すぐに人件費をカットする会社
会社であれば、業績が悪化すれば経費を削るのは当たり前の事です。しかし基本的に人件費は、よっぽど切羽詰まった状況でないと削減しません。
給料カットは社員の生活に影響します。普通の会社であれば、まずは無駄な経費や出費を見直すのが基本です。それだけでは経営が厳しくなってくると、最終手段として人件費をカットしていきます。
最初から人件費をカットする会社は、従業員の事を考えておらず、将来性のないダメな会社である可能性が高いです。一生懸命会社のために働いても、業績次第ですぐにクビになる可能性もあります・・・
社長にビジョンが無い会社
会社を引っ張るのは社長の仕事です。どのような経営戦略を立てて何を目指して会社を動かすのか?社長には明確なビジョンを持つ必要があります。
例えば跡取りで会社を継いだ2代目社長や、やる気がなくなってしまった社長というのは、明確なビジョンを持たずに経営をしている可能性が高いです。
このような会社は、会社としての成長性が低く、ダメになっていく確率が高いです。
会社の原動力は社長にあります。社長のやる気が社員にも伝染して、チャレンジして成功していくのです。その社長がビジョンを立てずに何となく仕事をしていたら、その会社は間違い無く下降していくことになります。
ブラック企業化しつつある
例えば「給与の未払い」「不当な残業」「当たり前の休日出勤」などのように、ブラック企業でありがちな事柄が増えている会社は要注意です。
トップがしっかりしていないと、このような法に触れるダメなことが蔓延化していきます。こうなると優秀な社員が離職していき、結果的に会社がダメになってしまいます。
たまにベンチャー企業で、忙しくブラック企業のようだけど将来性がある会社も存在します。しかしそういった将来のために頑張っている会社はごく一部で、ブラック企業になるほとんどの会社は、トップの惰性が原因となっています。
会社の雰囲気が悪い
仕事場の雰囲気って結構大切です。上司がいつもイラついて部下に当たってばかりいる会社ですと、社内全体がイライラした雰囲気でピリピリした職場になってしまいます。
こういった会社は非常に働き辛いです。何をしていてもストレスが溜まるし、会社としての業績も伸びづらい・・・
逆に社長や上司が前向きで明るく仕事をしていると、部下も前向きに仕事に励んで会社全体に活気が溢れます。社長次第でピラミッド形式にイライラは伝染していってしまうんですね・・
雰囲気の悪い会社であれば従業員も働き辛いし、離職率が高まります。
年功序列で給料や役職が決まっている会社
考え方の古い会社ですと、未だに年功序列で給与や役職を決めてしまっている会社が存在します。会社にもよるかもしれませんが、基本的に年功序列は民間企業ではよくないと言われています。
まず年功序列の会社では、どれだけ頑張っても給与や役職が変わらないので、従業員が頑張らなくなってしまいます。さらにそういった会社では優秀な従業員は力を発揮できないので離職していきます。
結果的に仕事ができなくて勢いのない年配世代ばかり残ってしまい、会社の業績は下降していくことになります。大企業であればある程度安泰かもしれませんが、中小企業であれば倒産する可能性が高いです。
社内でのイベントがない会社
会社の経営が怪しくなると、必要のない経費は削減されていきます。社内でのイベント、例えば「会社での飲み会」「食事会」「慰安旅行」などを削減している会社は先行き不透明なダメな会社と言えるでしょう。
社員同士の交流にバンバン費用を使っている会社は、逆に言えば「業績が良い、利益が出ている会社」という事になります。こういった所から会社の状態を見極める方法もあります。
このような経費削減しているのは、会社のお金が回らなくなっている可能性が高いです。
新規事業にバンバン手を出す
しっかりとした経営戦略を練って、新しい新規事業に取り掛かることは必要なことです。しかし事業が傾くと、「別で稼げる事業を確立しなくては・・・」と安易な発想で新規事業に取り組む経営者もいらっしゃいます。
そういった方はしっかりした経営戦略がないので、ちょっと試して上手くいかなければ次々と新しいことにチャレンジしていきます。
結果的に中途半端になりどれも上手くいかず、本業すらも稼げなくなる可能性が高くなります。何の戦略もなしにバンバン新規事業に手を伸ばしている会社は、ダメな会社である可能性が高いです。
時代の流れに乗れない会社
会社は時代の流れに合わせて形を変えていく必要があります。
今までのやり方を変えるのは大変なことですが、社長がその決断をしなければ会社は必ずダメになります。時代の流れに合わせられない社長ですと、上手な経営ができなくて、会社がダメになる恐れがあります。
ホウレンソウができていない
仕事をする上で大切なのは、ホウレンソウ、つまり「報告」「連絡」「相談」です。これは仕事を円滑に進めるためには必要不可欠な項目です。
このホウレンソウが行われていない会社では、部下と上司とのコミュニケーションがなく仕事上の意思疎通がされていません。仕事でのミスも増えるし、上司と部下の関係性も悪くなります。
上手く仕事が回せていたとしても、働く環境としてはダメな職場になってしまいます。
事業が衰退している
毎年の売上が着実に減少している会社は多いです。何とか手持ちの資金でやりくりしているけど、実際の業績は赤字続き。このような状態ではどこかで倒産が待ち構えています。
会社に問題があるのなら、社長や従業員の頑張り次第で立て直す事も可能ですが、そもそも業界全体が衰退している事業であればどうする事も出来ません。
もっと将来性のある会社に転職するべきです。
2,ダメな会社・怪しい会社の見分け方
続いてはダメな会社の見分け方をご紹介します。これらを知っておくことで、入社前の面接時などに会社が健全かどうか調べる事ができます。
見分け方1:面接でしっかり確認を取ろう
気になる事があれば、何でも面接時に確認を取っておきましょう。
・勤務時間は求人情報どおりで間違いないか?
・「休日出勤あり」となっているが、具体的に月に何回くらいあるのか?
・見習い期間は何ヶ月なのか?
このように少しでも疑問に思うこと、確認しておきたい事は面接時に何でも聞いてください。しっかりしていない会社であれば、あやふやに答える可能性が高いです。
「実際に働いてみたら、労働時間が記載のものと全然違う」
ダメな会社に当たると、上記のような事もあります。
求人には閑散期の情報を載せておいて、働く時間や日数を少なく記載されている事があります。
しかし実際に働いてみると、ほとんどが「繁忙期」となっており、朝から晩まで働かされてしまう・・・
あらかじめ、「年間を通して9時~17時が労働時間なのですか?」「残業はどの程度ありますか?」などと、怪しければ細かい所まで確認を取っておきましょう。
ブラック企業であっても、面接官も後々面倒になるのは嫌だから完全に嘘をつく事はないと思います。
見分け方2:面接で会社の雰囲気を読み取る
求人を見て面接に行く時は、しっかりその会社の雰囲気を見極める事も大切。上司や面接官は面接に向けて支度しているので、見た目もちゃんとしています。
しかし働いている人は仮にブラック企業だった場合、疲れ切っていたり身だしなみが整っていないことがほとんど。
他にも社内の雰囲気なども大切ですね。社内の雰囲気が悪いと、部外者として見ても何となく空気管を感じ取れるものです。社員同士が楽しくなさそうであったり、やたらと疲れていたりと。
上司はそういった雰囲気を面接の時は隠そうとしますが、じっくり見ていると「何かおかしい・・」と感じるものです。こういった会社の雰囲気を見逃さないようにしましょう。
見分け方3:入社前に夜中に会社をチェックしに行く
入社前に夜遅くに会社をチェックしてみるのもオススメです。ブラック企業であれば夜中まで働いている事は日常茶飯事なので、深夜に会社を見に行ってみましょう。
深夜窓に電気がついていたら、その時間まで仕事をしているという事です。夜勤などがあれば別ですが、日勤のみの勤務なのに毎日深夜に灯りがついており、社員の車が残っていたら、ブラック企業である確率は非常に高いと言えます。
一時的に忙しい場合もあるので、参考までとなりますが。
見分け方4:会社の口コミや評判を確認する
個人的に一番オススメなのが、面接に行く前に「働いていた人の”口コミ”や”評判”」をチェックしておくことです。小さな会社ですと口コミがない場合がありますが、大手であれば載せられていることがほとんど。
特にブラック企業であれば、辞めた社員は怒りをもっており、腹いせにバンバン悪口を書き綴っています。
見分け方5:転職エージェントに相談する
転職エージェントとは、転職者を支援する無料のサービスです。ネット上で無料登録を行えば、担当者がつき転職活動を全面的にサポートしてくれます。
ちなみにこの「担当者」は、転職業界のプロです。企業の内部情報を知っているし、転職時であれば絶対に相談するべきです!
「○○という企業はブラックではないですか?」
知らない企業であっても、調べてくれたり意見を述べてくれますよ。転職エージェントに相談するだけでも、ダメな会社に当たる確率をグッと抑えられます。
3,ダメ会社に入社してしまったときの対処法は?
ダメな会社は入社前に見極められない事があります。
「入社してみたら、上司が豹変した・・・」
「求人に記載されていた情報と、勤務時間が全然違う。」
このような事は多々あります。他にも、入社してから少しずつダメな会社に変わっていくことだってあります。
会社選びは「運」の要素もあるので、確実に良い会社に入る方法というのはありません。もしダメな会社に入社してしまった場合でも、焦らずキチンと対処するようにしましょう。
入社してからダメな会社に気付いた時はどうする?
入社後にダメな会社と気付いた場合は、まずはダメなポイントが改善できるのかできないのかを見分ける必要があります。
●社長が典型的なダメ人間
まず社長に問題があって会社がダメになっている時は、従業員ではどうすることもできません。
●事業が傾いている
事業自体が傾いている場合も改善する事は難しいです。従業員1人の力で変えられるような問題ではありません。
このような会社では改善する事は難しいです。しかし「ホウレンソウができていない」「会社の空気が悪い」という事であれば、一人の従業員の力でも改善する事は可能です。
「改善できそうな場合は権限のある上司に相談する」
事業自体は好調だけど、会社の雰囲気、働く環境が悪い場合。こういった場合は従業員でも改善できる場合があります。まず何でも、提案してみることが大切。
例えば「週に1回社内で食事会を開く」などでもOK。ただし従業員が提案しても無視される可能性が高いので、会社の改善に耳を傾けてくれるような信頼できる上司に提案してみましょう。
力のある上司であれば、一緒に改善に取り組んでくれるはずです。
4,働きながら転職活動をする
ダメな会社に就職してしまった場合や、先行きが怪しい会社であれば、働きながら転職活動を進めておく事をオススメします。
状況が悪い会社であれば、いつリストラを行うかわかりません。突然仕事がなくなる前に働きながら転職の目処を立てておく事も大切。
転職エージェントを使う
ハローワークなどでの転職ですと、仕事を休んで本格的に転職活動をしなければいけません。しかし転職エージェントであれば、仕事を辞めずにネット上で転職活動を行うことができます。
転職活動といっても、無料登録して求人のオーファーを受けるだけなので時間や手間が掛かりません。会社が危うく感じた時や、転職に少しでも興味が湧いた場合は、まずは無料登録しておきましょう。
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
・リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
・業種全般取り扱いあり
・対応地域 全国
・種類 転職エージェント
5,まとめ
以上です。今回はダメな会社の特徴や見分け方、入社してしまった時の対処法についてご説明しました。
ダメな会社は入社前に見分けるのが一番ですが、もし入社後に気付いてしまった時は今後どうするのかしっかり考えておきましょう。
仕事場を改善したいのであれば、上司に相談して頑張ってみるのもありです。ただし社長のやる気がなかったり、衰退している事業であれば従業員1人の力ではどうにもならないことが多いです。
そのような場合は出来るだけ早い段階で、転職エージェントを使って求人を探しておきましょう。前もって転職の準備をしておくことで、突然無職にならずに済みます。