これからネットショップを始めて、大金を掴みたいと考えている方は多いはず。実際にネットショップを経営していると、どの程度お金が残るのでしょうか?私が実際に受け取った、”年収”や”月収”などについてご紹介します。
目次
1,ネットショップの年収について
2,私のネットショップでの年収や月収について
3,ネットショップ運営で年収や月収を上げるためには?
4,仕入れサイトで利益率のいい商材選びをする
5,無料で出店できるネットショップを使う
6,まとめ
1,ネットショップの年収について
ネットショップの経営者の年収は、正直な所そのお店によってピンキリです。売上が低くてもめちゃくちゃ儲かっているお店もあれば、10億、20億と売上は大きいのに利益がほとんど残らないショップも存在します。
様々な視点から見る事ができますが、やはり一番重要なのは「扱う商材の利益率」でしょう。
利益率が高い商材を扱っていれば、売上が年商5000万程度でも十分な給料を貰えます。逆に利益率が悪い商材ですと、売上10億あっても資金繰りがいっぱいっぱいだったりします。
2,私のネットショップでの年収や月収について
私はネットショップを7年以上は運営しています。これまでネットショップを運営してきて、実際に手にした年収や月収は下記になります。
実際には他にも収入源があるので少し異なりますが、単純に”ネットショップだけで手にした収入”を記載しておきます。
・売上年商5000万円の時 年収500万くらい
・売上年商1億の時 年収1000万くらい
ネットショップで手元に残せるお金は、大体売上の10%くらいです。
現在は広告費や人件費を限りなく削っているので、売上は落ちていますが利益は20%以上あります。
広告費や人件費をしっかり使っている時は、10%残すので精一杯でした。
私の場合は広告費や仕入れにお金を使いすぎていたので、普通にネットショップ運営をしていれば、もう少し数字がいいはずです。
私の知り合いの会社B
私の知り合いの会社では、経営者が優秀なこともあり、もっとお金を残せています。何度か売上や利益を教えてもらった事がありますが、売上の20%は利益として手元に残せていました。
売上規模も10億近い会社ですので、2億くらいは毎年残せているということになります。
この規模になると税金の都合上、利益を全部社長の給料にはしません。ですので「年収2億」という訳ではないですが、それくらい貰おうと思えば貰えるということになります。
同じアパレル会社でもこれだけ違う
私の会社も知り合いの会社Bも、共にアパレル関係のネットショップを運営しています。二つの会社を比較してみると、規模に関係なく収入(利益)には10%以上違いが出てしまっています。
ようするにやり方次第で、ネットショップで収入を大きく手にする事は可能ということになります。
3,ネットショップ運営で年収や月収を上げるためには?
利益率のいい商材を選ぶ
ネットショップを運営しており、社長の年収や月収がずば抜けていい会社は、利益率がいい商材を扱っている事が多いです。
仕入れ50% 広告費20% 人件費10% その他10% 手元に残るお金10%
こちらの表を見てください。この表は私の会社で掛かっている主な諸経費です。
売上の50%程度は毎月仕入れに回しています。私のお店は利益率が65%程度なので、毎月売上1000万売ってたとすると、実際消費している在庫額は450万くらい。
450万の在庫をさばいていれば、必然的に450万円以上の仕入れを毎月行わなければいけません。そうしなくては手元にある在庫額が減っていってしまいますからね。
ですので売上の50%を仕入れに使うという計算になります。仮にこれがもっといい利益率の商材でしたらどうでしょうか?
【利益率90%の商材の場合】
利益率が90%以上ある商材ですと、1000万の売り上げがある場合、使う在庫消費額は10%の100万円となります。毎月100万しか在庫が減っていかないのですから、仕入れる在庫も100万以上あればいいという計算になります。
先ほどの表をもう一度見てください、仕入れ50%⇒10%ということになれば、40%が利益に上乗せできます。いかに利益率の高い商材を選ぶ事が、お金を増やすのに大切か分かりますよね。
広告費は抑えるべき
私の会社と先ほどご紹介した知り合いの会社Bでは、扱っている商材の利益率にはそこまで違いはありません。
ではなぜ残るお金に開きが出ているかといいますと、「広告費」に問題があります。私の会社では広告費を20%かけていますが、知り合いの会社Bでは10%程度。
ネットショップでは売上を上げようとギリギリまで広告費を上げる会社が多いですが、それでは一時的な売上になるし利益を圧迫します。
それよりもSNSを使ったり、リピーターを増やして売上を上げ、広告費を抑えるのが大切です。広告費を10%落とすだけでも、その分社長の収入に上乗せできますからね。
人件費やその他経費はしょうがない
人件費やその他経費は削る必要はありますが、正直どうしようもない部分です。必要以上に高くなければ、ネットショップ運営ではそこまで気にする必要はないでしょう。
それよりも下記の2点が大切です。
・利益率のいい商品を選んで毎月の仕入額を抑える
・広告費は掛けすぎない
これらに気をつければ、自然と利益がよくなり社長の年収を上げる事ができます。
4,仕入れサイトで利益率のいい商材選びをする
これからネットショップ開業を考えている方であれば、利益率のいい商材を選んでください。そのためには無料で使える仕入れサイトに登録して、どんな商材が安く売れそうか市場調査を行うべきです。
適当に思いついた商品でネットショップをスタートさせてしまうと、思いもよらない激戦区で価格競争に陥る可能性が高いです。
仕入れサイトの商品の価格と、楽天などネットショップで販売されている価格をチェックして、利益がしっかり出そうな商品を選ぶようにしましょう。
【仕入れサイトならネッシーがオススメ!】
仕入れサイト業界最大手、「ネッシー」への登録はネットショップ運営するなら必須です。
ネッシーでは、ジャンルを問わず様々な商品を仕入れることが可能です。
費用は一切掛からず、開業前でも使えるのが嬉しいですね。無料会員登録すれば、商品の仕入れ価格が見れるようになります。
5,無料で出店できるネットショップを使う
最近では、ネットショップ出店を無料で行えるショップも増えています。無料で出店できれば、その分経費は抑えられるので利益を高める事ができます。
ベイス(BASE)
「BASE」は自社のショッピングサイトを作れるサービス。こちらも無料で開業ができて、さらにHTMLの知識は必要ありません。
ただし自社サイトなので、自分で集客する必要がありますので、ネットショップ初心者であれば難易度は少し高め。
費用面で余裕があるなら楽天市場がおすすめ!
楽天市場は一番売上が作りやすく、安定するのでオススメです。ただしネックとなるのは費用面ですね・・
私の知っているお店でも、ほとんどのショップが楽天市場が収益のメインとなっていることが多いです。他のモールは売上の補助程度に考えており、楽天をいかに伸ばすかを考えています。
楽天には様々な「プラン」が存在するので、興味があれば一度無料の資料請求を行い検討してみましょう。
6,まとめ
以上です。今回はネットショップ運営での、「年収」や「月収」など、気になる社長の収入についてご紹介しました。
私のお店では社長がネットショップ運営で手に出来る収入は、売上の10%程度。
利益率の高い商材を選べたり、広告費などの経費を抑えた運営ができれば、もっと年収を上げる事は可能です。
是非これからネットショップ開業をお考えであれば、今回の記事を参考にして下さい。せっかく売上が1億、10億と伸びても、年収が上がらないようでは何をしているか分かりませんからね・・・
どうせならネットショップを伸ばしながら億万長者を目指しましょう!そっちの方が夢がありますよね。
ネットショップ開業にはバーチャルオフィスを使おう!
バーチャルオフィスとは、架空の住所や電話番号を貸し出しするレンタルサービス。
月々数千円からレンタルできますので、事務所がない場合は契約すべきです。
・住所貸し
・電話番号貸し
・郵便物転送
・固定電話転送
・ネットFAX
・貸し会議室
・電話受付代行etc..
ネットショップを運営する場合、特定商取引法によって、「住所」と「電話番号」はホームページ上に必ず記載しなくてはいけません。
しかし、個人でネットショップを始める場合、ほとんどの方が自宅の住所や電話番号を記載します。
そのせいで、プライバシーが守られなくなり、夜中にお客さんから電話があったり、訪問される可能性だって有り得る訳です。
これをなくすためには、バーチャルオフィスをレンタルする必要があります。