現在テレビCMの影響もあり話題を集めている「BASE」。無料でネットショッピングが開業できて、様々なサービスが揃っています。しかしネット上では「BASEは売れない」といった書き込みをよく見かけます。
今回はBASE(ベイス)で商品が売れない理由と、売れる方法についてご紹介します。
目次
1,売れないのはBASEのせいじゃない!
2,売れない理由は集客力の弱さ。売れるお店にするには流入をもっと増やすべき
3,商品を売るにはBASEのアプリから集客する
4,商品構成を見直すことも大切
5,売れるページ作りをする
6,BASEで売れないならモールに出店してみよう!
7,BASE(ベイス)で商品が売れない理由と売れる方法のまとめ
1,売れないのはbaseのせいじゃない!
BASE(ベイス)とは無料で自社のネットショップを作れるサービス。現在はBASEを使って、40万店舗以上が出店・開業しており、今後ますます期待されるサービスと言えます。
「30秒でネットショップをオープンできる」と言われており、PCに詳しくない方やネットショップ初心者であっても安心して出店・開業できるサービスとなっています。
売れない理由は他にある
「BASEは売れない」といったネット上の書き込みを見かけますが、これは言葉に誤りがあります。正しくは「BASEは売れない」のではなく、「自社ネットショップが売れない」の間違いです。
BASEは非常に優れたサービスです。BASEを使っているからと言って、売れる売れないは決まりません。本質は自社ネットショップにあります。
自社ネットショップとは独自ドメイン、つまり自分で1からサイトを作り上げることです。
楽天やヤフーなどに出店すれば、「rakuten.co.jp」のドメインが貰えます。ヤフーであれば、「yahoo.co.jp」ですね。これらのドメインであれば、大手ショッピングモールの集客やドメインパワーが期待できます。
しかしBASEを使い独自ドメインを取得して自社サイトを立ち上げると、ドメインパワーもない自分だけの貧弱なネットショップを育てることになります。
もちろんこの独自ドメインには、何の後ろ盾もないので最初は貧弱で誰も見に来ないショップです。
ようするにBASEだけに捉われず、自社ネットショップを開業する場合は、どのサービスを利用しようが最初は売れないのが当たり前なんです!
2,売れない理由は集客力の弱さ。売れるお店にするには流入をもっと増やすべき
それでは、何故独自ドメインのネットショップは商品が売れないのでしょうか?それは集客力の弱さにあります。
BASEで売れるネットショッピングを作りたければ、まずは集客方法を考えることに全力投球してください。人の集め方を知らなければ、どれだけ良い商品を販売しようが売れるわけがないのです。
BASEで商品を売りたいのならば、下記のような集客方法をとってください。
・グーグルからの検索流入
・キーワード対策
・リスティング広告
・SNS
・ブログ運営
注目するべきはグーグルからの検索流入
自社ネットショップを成功させるには、「google」や「YAHOO」から検索してくるお客さんを確保しなくてはいけません。
楽天やヤフーなどのモールの場合は、モール内で検索をかけるユーザーを確保します。これが自社サイトの場合は、「google」や「YAHOO」などの検索エンジンをターゲットにするだけですね。
しかし「google」や「YAHOO」の検索エンジンにヒットするページは、それこそ星の数ほど存在します。ショッピングサイトはもちろんですが、楽天などのショッピングモール、他にも企業のブログや個人のブログなどなど。
これらを差し置いて、特定の検索結果で上位表示させるのは正直かなり難しいです。
キーワード対策をしておく
BASEでネットショップを出店して、すぐにグーグルの検索結果で上位表示させるのは無理があります。上位表示は売上がある程度伸びて、ドメインパワーがついてからでも遅くはありません。
ドメインパワーが付いてきた時に、各キーワードでページごとにSEO対策がちゃんと出来ていると、自然と上位表示されていきます。
「商品ページ」「カテゴリーページ」「トップページ」は上位表示させやすいページです。これらのページに上位表示させたい「キーワード」や「文章」を適切に散りばめておきましょう。
そうすることでドメインパワーが付いてきた時に、少しずつ「google」と「YAHOO」の検索エンジンからお客さんが流れてくるようになります。
リスティング広告で集客しよう
検索で上位表示させるのは、ある程度売上ができてからです。その前にやるべきなのは、「リスティング広告」を使った集客です。
リスティング広告で費用対効果のよいキーワードを厳選して、そこを突き進めて行く。リスティング広告を赤字運用してしまうと続かないので、必ずリスティングのみの運用でも黒字化すること。
これを続けていれば広告費で利益は多少悪くなりますが、無理なく固定客を増やせて次第に売れる自社ECサイトへと成長していきます。
SNSも大切
SNSを使った集客は日に日に増えています。特に「インスタ」はネットショップとの相性が非常によく、集客ツールとしても度々利用されていますね。
インスタで数万人のフォロワーを抱えれば、インスタだけでもかなりの集客を行えます。インスタは商品画像から直接ネットショップに飛ばせる実装なども行っているので、ますます今後が楽しみです。
もちろん、ツイッターやフェイスブック、LINE、YOUTUBEなども積極的に導入するべきです。
これからの時代、SNSを使って商品検索をする人が増えます。今のうちからSNSに取り組んでおき、しっかりと土台を作っておきましょう。
ブログ運営
ブログ運営もネットショップへの見込み客を集められるのでオススメ。ブログ運営をする時も、日記のような適当なブログではなく、商品とマッチした記事を書くように注意しましょう。
ファッション系であれば、「コーデ」「ブランド」などについて記事を書くと良いですね。販売する商品をさりげなく紹介すれば、そこから購入につなげられますよ。
ブログは通常のショッピングページに比べて、SEO対策が行ないやすいです。文字数を増やしたり需要のあるブログを書くだけで、特定のキーワードでグーグルの上位表示が可能になります。
自社サイトを運営するのであれば、BASEに限らず必ずブログ運営を行いましょう。
3,商品を売るにはBASEのアプリから集客する
ベイスでネットショップを開業すると、”ベイスのアプリ”からの集客も期待できます。ベイスアプリは約10万人がダウンロードしており、ベイスから出店した通販サイトのみがアプリに露出されています。
ここでライバル店となるのは、”ベイスで出店したお店のみ”です。
ですので、ライバル数が少なく顧客を確保しやすいです。ベイスアプリを使っているユーザーは、とにかく購買意欲が強いです!
「google」や「YAHOO」から検索を掛けてきたユーザーとは、”購買意欲の高さ”が違います。このユーザーのアクセスを上手く取れれば、売れるネットショップになることは間違いありません。
BASEアプリでアクセスを取る方法
ベイスアプリからユーザーのアクセスをゲットするには、BASEアプリへの露出を狙う必要があります。
・フォローショップの商品
・おすすめのショップ
・おすすめ商品
・BASE Mag
・特集
BASEのトップページは、上記のように設定されています。これらは基本的にお客さんの閲覧履歴や、好きなショップを元に構成されているので、ここに露出するのは難しいです。
しかしトップページの下位部分である、「BASE Mag」と「特集」であれば、意図的に露出する事が可能です。
「BASE Mag」では、ベイスで書いたブログが掲載されます。ベイスのブログを頻繁にアップして、有益な情報であれば「BASE Mag」に掲載され大きなアクセスを獲得できます。
ベイスのトップページ一番下には、特集ページが25個程掲載されています。この特集に自発的に載せることはできませんが、特集テーマにあった商品を取り扱っていれば、商品が掲載される可能性が高くなります。
旬の商品を取り入れたり、トレンドとなっているキーワードのブログを作成するだけでも、BASEのトップページに表示され易くなります。
インパクトのある写真やタイトルを使うだけでも、BASE側の目に付き掲載されるかもしれません。
4,商品構成を見直すことも大切
ネットショップ初心者の方にありがちなので、売れる商品構成を作れていないことです。
まずネットショップではどういった商品がが売れ易く、どういった商品が売れにくいのか知る必要があります。
・オリジナル商品
・ハンドメイド商品
・レアなアイテム
・ネットでしか購入できない商品
・型番商品
・どこででも購入できる商品
・独自性のない商品
これら以外にも、ショップに専門性がない場合も売れない傾向が強いです。例えば商品に一貫性がなく、アパレルに家具に雑貨など、何でも販売している専門性のないお店など。
「弁当箱の専門店」「レザーバッグ専門店」といったように、専門性の強いショップの方が今後は伸びやすいでしょう。
・TOPWHOLE(トップホール)(今後拡大が予想される仕入れサイト)
・【卸の達人】(「美容」「雑貨」「健康系」が強い仕入れサイト)
仕入れる商品が決まっていない場合は、ネッシーを利用するといいですよ。ネッシーでは幅広いジャンルの商品が仕入れる事ができます。さらに登録無料で使えるのが嬉しいですね。
5,売れるページ作りをする
売れるネットショップを作るには、まずは集客力を高めるのが一番大切です。しかし集めたお客さんを上手く購入へ繋げられなければ、売上が大幅にアップすることは難しいでしょう。
最低限の機材を使って見栄えの良い写真を作る
ネットショップの顔ともいえるのが商品画像です。やはり安っぽい素人丸出しの商品画像ですと、購入率は低くなります。
そこまで凝った画像に仕上げる必要はないですが、他のお店と比べて引けを取らないように最低限見栄えの良い商品画像を作ってください。
下記ページで、写真撮影の簡単な技術を解説しています。併せてチェックしてみて下さい。
ページやバナーについて
売れるネットショップを作るには、ページ作りにも力を入れる必要があります。
バナーのクオリティーなども非常に大切なので、オシャレに作りこむようにしましょう。
上記のファッションサイトのトップページを見てみると、オシャレなバナー画像が使われておりページが華やかに見えますよね。
バナー画像のクオリティーが高いと、クリックされやすくなるし、サイト全体が華やかでオシャレな印象になります。
反対に素人っぽいバナー画像ばかり使っていると、安っぽく個人ネットショップ丸出しのサイトに仕上がってしまいます。
最初からオシャレなバナーを作れと言われても不可能なので、”バナー作成ソフト”を使ってみるといいですよ♪
月々1,000円程度で利用できるのでリーズナブルです。
おすすめのバナー作成ソフト:バナープラス
バナープラスを使えば、初心者でも簡単にバナーが作れます。ネットショップを運営する場合は、商品画像以外でもトップページなどに貼り付ける「バナー」を作成しなくてはいけません。
初心者だとバナー作成は意外と難しく、「バナーを貼ってみたら安っぽいページに見えてしまう・・」なんてことは多々あります。
バナーは商品画像と違って、文字もたくさん使うし画像のサイズもバラバラなので、バランスやデザインが非常に難しいんですよね。
バナープラスがあればプロが作ったようなページ作りが可能になります。
※2年目からは9,800円
それと商品ページも大切です。特に商品画像は購入率に大きく関わるポイントです。綺麗で魅力的な画像を作るように心がけてください。商品説明やサイズ表記なども、できるだけ詳しく記載してください。
6,BASEで売れないならモールに出店してみよう!
BASEで商品が売れるようになるには、それなりの”努力”が必要です。やはり独自ドメインを使い1からサイトを育てるので、難易度が高いです・・
独自ドメインでのショップ運営は、諦めずに努力し続ければ、少しずつ成果が現れてきます。しかしネットショップ初心者の場合、先が見えず途中で諦めてしまうんですよね・・・
そういった場合は、まず楽天などのショッピングモールからの出店をオススメします。
私も最初は「楽天」「ワウマ」などのショッピングモールから出店をはじめ、後に自社サイトを立ち上げました。
ショッピングモールから始めてある程度基礎ができれば、自社サイトでの集客にも力を入れられるし、ドッシリ構えて店舗運営ができますからね。
早くネットショップで成功したいのであれば、まずはショッピングモールから責めて行きましょう!
ネットショップ出店なら楽天市場がおすすめ!
楽天市場は一番売上が作りやすく、安定するのでオススメのモールです。
私の知っているお店でも、ほとんどのショップが楽天市場が収益のメインとなっていることが多いです。他のモールは売上の補助程度に考えており、楽天をいかに伸ばすかを考えています。
楽天には様々な「プラン」が存在するので、興味があれば一度無料の資料請求を行い検討してみましょう。
自社サイト構築サービスなら「スクエアオンラインストア」もオススメ!
・スクエアオンラインストア
BASE以外の自社サイト構築サービスであれば、「スクエアオンラインストア」というサービスもオススメです。スクエアオンラインストアは無料で本格的なネットショップを作れるサービスです。
BASEにはない機能やデザインが揃っており、ネットショップ初心者~上級者まで満足できるサービス内容となっています。規模やジャンルを問わないデザインや機能で、多くのネットショップに支持されています。
利用者も年々増えており、非常に使いやすいサービスなので、是非アカウントを作って試しに使ってみてください。
海外販売なら「Shopify」がオススメ!
国内での販売が厳しい場合は、海外に目を向けてみるのもオススメです。例えば「お茶」「アニメ」など日本特有の文化を持った商品は、海外で爆発的に売れる傾向があります。
こういった商品を仕入れて海外向けに販売してみるのも良いと思います。
海外販売の場合、個人的にオススメしたいのは、「Shopify」というサービスです。世界でもっとも利用者が多く、海外販売に非常に優れているのが特徴です。
価格もリーズナブルなのでオススメです。
7,BASE(ベイス)で商品が売れない理由と売れる方法のまとめ
以上です。今回はBASE(ベイス)で商品が売れない理由と、売れる方法についてご紹介しました。ベイスは非常に優れたサービスで利用者も大勢いらっしゃいます。
BASE(ベイス)で商品が売れないのであれば、どのサイトで自社サイトを作っても売れないと思います。自社サイトはそれだけ難易度が高いです。
ベイスに限らず自社サイトを成功させるためには、短期間での成功を考えず、ドッシリ構えて集客・店舗運営を行っていく必要があります。
サイトを1から育てる訳ですから、そんなすぐに売れるようにはなりません。
すぐに売れるネットショップを作りたいのであれば、ショッピングモールへの出店をオススメします。「楽天」は日本最大級のモールで売上を伸ばしやすいので、是非検討してくださいね。
・TOPWHOLE(トップホール)(今後拡大が予想される仕入れサイト)
・【卸の達人】(「美容」「雑貨」「健康系」が強い仕入れサイト)